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2005年8月12日(金) 〇日目 <博多の夜>
<予定は未定>
宮崎県小林市にあるあおかつ君の実家に遊びにいくことになりました。博多で働いているソネ君も休みだから遊びに行くっていうし、この間京都であおかつにお世話になったばかりだけど、まあちょうどいい機会です。13日の土曜日早朝に行って、14日の夜行で帰る予定にしていました。
小林までは高速バスを利用するのが一番安くて便利だということは聞いていたので、実家に帰ってからバスの予約をしようとしていたのだけど、実家でネットができないという予想外の事態。結局高速バスの予約をすることもなく、内心心配しながらも出発の前日までだらだらしていました。
で、12日の朝。ソネ君から「いつ行くか決めた?」とメール。ついでに携帯でも予約できるサイトを教えてもらい、ようやく「何時何分のバスがある」ということがわかりました。で、よく見てみると、小林行きの高速バスは日中だと博多が始発になっている。対して夜行だと小倉駅前からも出ている。働いているソネ君の都合も考えると、金曜の夜行で行って土曜の早朝着けば、向こうでのんびりする時間も増える。よし、それじゃ夜行がいいな、ということで急遽その日の夜行で行くことに決定しました。この時点で午後3時。
ところが、携帯のサイトで夜行のチケットを申し込もうとするも、混雑しすぎていてなかなか繋がらない。電話をかけてみても回線が混雑していて全く繋がらない。やっぱりお盆だからな・・・。先に夜行のチケットを予約したソネ君によると、電話を何度もかければいつか繋がるから、ということだったので根気を出して何度もかけてみるけど、やっぱり繋がらない。。
夜行バスの小倉駅前発は9時14分です。あんまりゆっくりしすぎるとまずいし、小倉駅の窓口に行けばスムーズに買えるかもしれないと思い、7時前に下関の実家を出発しました。そして小倉駅に7時半に到着。ところが、駅の窓口は既に閉まっている!!やっぱり電話をかけないといけないみたいです。しょうがないので一生懸命電話をかけました。何度も何度も電話をかけて、10分後にこの日初めて電話が繋がりました。
すぱくり:「あ、もしもし、今夜の小倉発宮崎行きの夜行高速バスを予約したいんですが」
電話ののお姉さん:「今夜のですか?どちらまで行かれますか?」
すぱくり:「小林ICまでなんですけど」
お姉さん:「ちょっとお待ちくださいね」
・・・・・・・・・・
お姉さん:「申し訳ございませんお客様、本日の宮崎行きは全て満席となっております」
が〜ん!です。一生懸命電話をかけて、ようやく繋がったと思ったらこの有様・・・。どうしようもないので一旦ソネ君に連絡し、ソネ君には先に行ってもらうことにしました。僕はもしかしたらJRの夜行特急で宮崎までは行けるかもしれない、と思ってみどりの窓口に行ってみたものの、JRの夜行特急も満席。もう八方塞がりです。うわ〜ん、どうしよう。。
考えられる手段は三つです。
1、とりあえず博多まで行き、どっかに泊まって明日の朝一番の高速バスに乗る
2、とりあえず下関に帰って、明日の朝また出直す
3、宮崎に行くこと事態をやめる
三つの考えがパッと浮かんだのですが、やっぱり3は寂しい。2でもいいけど、それだと明日のいつ小林に着くかわからない。やっぱり1しかない。問題は1だと博多の何処に泊まるのか。ホテルは高いし、公園で寝るのも寂しいし・・・。というときに頼るのは友達であります。博多にいるyneさん。彼に連絡をとって泊めてもらうことにしました。電話をかけると、これまた博多在住のDKさんとカラオケをしていたようで、突然の申し出にも快く「よかよ〜」と言ってくれました。ありがとね。
ということで、これでとりあえず決まり。今日中に博多に行ってyneさんちに泊まり、明日の早朝の便で小林に向かう。ようやく小林に辿りつける目処がつきました。いや〜よかったよかった。
8時40分の高速バスに乗って、小倉から博多へ。小倉博多間の高速バスは予約なしで乗れる上、便数も多く、なにより1000円と格安です。JR使ったら大体同じ時間で1600円くらいしますからね。福岡の夜景を横目に、バスは高速をひた走っていきました。
<博多の夜>
博多の天神についたのが10時10分。バス停まで迎えに来てくれたyneさんとDKさんとともに、天神の高速バス予約センターへ。九州はJRの便が悪く私鉄も多くないので、高速バスが幅を利かせています。九州の中心である博多の天神には、高速バスのセンターがあったりして、これが夜だというのに人が多い。そして小倉と違って10時過ぎにも関わらず窓口が開いていました。yneさんの家からバスセンターまでの時間も考えて、始発の次の7時10分発のバスを無事予約。これで正真正銘小林に行けることになり、ほっと一息。
ほっと一息ついたあとは、せっかく博多に来たので・・・ということでyneさんの提案でちょっとばかり飲むことに。僕のたっての希望で、「寛永通宝」という居酒屋にいくことになりました。
実はこの寛永通宝という居酒屋、昔から名前だけは知っていたけど実際はどんなところか全く知りません。じゃあ何で知っていたかというと、DKさんのHPで日記に頻繁に登場してくるのです。何を隠そう僕はDKさんの日記マニアで、今でも過去ログとかをたまに読んだりしてます。だから日記に登場する名前だけはよく知ってるわけ。寛永通宝のほかにも、定食屋の「パイン」だったり、寿司屋系の「いろは」だったり、カレー屋の「フェンネル」だったり。どんなところだろうな〜?と妄想を膨らましながら、いつも日記を読んでいたのです。ストーカーみたいでごめんよ。
寛永通宝に行くまでにも、「ここが日記によく出るロッテリアだよ」とか説明してもらって、感動したものです。僕はもうDKさんとこの日記の仮想住人ですわ。
そしてついに訪れた寛永通宝。仮想が現実になった瞬間であります。例えるならば、それまではテレビや新聞でしか知らなかった東京に、初めて足を踏み入れたような感じ。その時に匹敵するくらいの感動です。寛永通宝って本当に存在していたんだなっていう、何かそんな気分。僕の想像する寛永通宝と現実の寛永通宝がついに結ばれた瞬間です。
<寛永通宝にやってきた> | <適当に飲んで食べる> |
思ったより小洒落たというか、いい雰囲気の居酒屋でした。yneさんやDKさんは「安い居酒屋だよ」とか言ってたけど、いやいや、僕の想像上の産物よりはかなりいい。
2時間飲み放題にして、まずはビールで乾杯。yneさんはこの前東京で会ったけど、DKさんは結構久しぶり。高校時代や予備校時代、ネットの話なんかを肴に結構がんがん飲みました。。そしたらいつの間にか飲み放題の2時間が終わってしまった。物足りないので飲み放題をさらに2時間設定して再スタート。途中僕が「yneさんはワハハ本舗のガッポリ建設っていうお笑い芸人に似てる」って言ったら、yneさん本当に凹んじゃった。ごめんね、そういう意味ではないんだよ、おいしいって意味で似てるんだよ。しっかしyneさんのボケはテンション高いね〜。テンションの高さをウザがるDKさんとyneさんの掛け合いも面白かった。ガッポリガッポリ。
結局閉店時間である早朝5時まで居座ってしまいました。もうどうでもいいっす。こうなるんだったら始発のバスを予約しておくんだったかな・・・とも思ったけど、本当にどうでもいいっす。
バスの出発時刻までは中州を散策して、腹ごしらえに一蘭のラーメン。二人が早朝から開いているラーメン屋をいろいろと探してくれたけど、結局どこも開いてなくて一蘭になったわけです。今度はゆっくりラーメン食べよう。
<朝の中洲> | <一蘭のラーメン> |
ラーメンを食べ終え、バスターミナルへ。ここで二人に別れを告げ、小林行きのバスに乗り込みます。急な申し出にも関わらず、本当にお世話になりました。>yne、DK
バスは小林まで約3時間。バスが出発した瞬間、深い眠りに落ちました。こうして長い12日は終わったのでした。
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