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東京見聞録  
2007年11月29日() 一日目   <大原(三千院・寂光院)、比叡山延暦寺、日吉大社、東福寺、南禅寺>


京都へ>

 いろいろとあった11月がようやく終わったので、リフレッシュと一区切りつける意味を込めて、紅葉を求めて久々の京都へ。去年は京都に行けなかったので、ちょうど2年ぶりの京都です。行くことを決断したのが出発日の昼という突発的な旅行になりましたが、夜行バスが空いていたので、何とか出発することができました。

 9時に駒場の我が家を出発して東京駅へ。今回利用するのは、近鉄バスが運行する「フライングスニーカー号京都行き」という格安バスで、片道4600円です。格安なのでもちろん4列シートのぎゅうぎゅう詰めバスですが、トイレが付いているし値段も安いので文句は言えません。格安バスと言えば2年前の秋の悲劇を思い出してしまいますが(詳しくは当時の旅行記を見てね)、まあ今回は大丈夫だろうと格安バスで行くことにしました。喉元過ぎれば熱さ忘れる、みたいな感じではありますが。

 9時40分、フライングスニーカー京都行きが出発。バスの乗客は何と7人でした。広い車内に男ばかりたった7人。運転手さんも「今日は人数が少ないので、お好きな席にお座っておくつろぎください」と言っていたので、ありがたく二席を占領させていただきました。格安バスなのにありがたいことです。ということで、当日までの疲れもあったので、バスが出発してからは優雅に横になって寝ることにしました。

 ・・・ところが午前2時頃。どうも腹が痛いような感じがして目が覚めました。最初は多分何とかなるだろうと思って横になり続けましたが、次第に痛みは強くなってくる模様です。恒例の腹痛がまたしても顔を出てしまいました。原因は多分アレだろうけど、何でよりによってこんな時に腹が痛くなるのか・・・。我慢できなくなった僕は車内のトイレへ。トイレが付いているバスで助かった。しかしバスのトイレは狭く、しかもトイレットペーパーが残り少ないので、これからのことを考えると戦々恐々でした。一旦トイレを出て席に戻っても、また痛くなって何度も座席とトイレを往復する始末。今日は乗客が少なくて本当に助かった。よかったよかった。

 こうして腹痛と格闘すること1時間半、ようやく腹は何とか治まりつつあるかな、というときに、今度は鼻炎が。車内には7人しかおらず、空調も低めなので鼻がおかしくなってしまったようです。ここに来て腹痛+鼻炎という持病のダブルパンチか。僕は疲れてしまって東京に戻りたくなってしまいましたが、ここはぐっと我慢して鼻炎の薬を飲みました。京都到着までは2時間しかなく、副作用の猛烈な眠気が心配でしたが、それよりもこの鼻水垂れ流し状態を何とかしないといけません。鼻炎の薬を飲むと、15分で猛烈な眠気に襲われてそのまま眠りの世界へ。気が付けば京都到着の10分前。すごく眠い。

 こうして何とか6時に京都駅に到着しました。しかし格安夜行バスとの相性はつくづく悪い。

<大原 三千院と寂光院>

 京都駅に降り立つと、どうやら小雨ながらも雨が降っているようです。困ったな、傘持ってないや・・・と思いながら、まあ天気予報では曇りって言ってるし大丈夫だろうと思い、あまり気にせず地下鉄の京都駅へ。京都駅から地下鉄烏丸線に乗って北上して20分、終点の国際会館駅へ。今日はここから始発のバスに乗って、さらに北に位置する大原に行きます。始発のバスは7時で、まだ30分ほど時間があったので、その間は国際会館駅前をぶらぶら。木々はちょっと色付いているようにも見えますが、まだ暗いのでよくわかりません。 


<国際会館駅前>

<国際会館駅前2>

 7時のバスに乗って大原へ。なぜこんな早いバスに乗って行くかというと、紅葉シーズンの京都は平日でもめちゃくちゃ混むらしく、のんびりと散策したいなら早朝しかないそうです。せっかく大原に行くのだから、紅葉はじっくりとみたいもの。そんなわけで早いバスに乗りました。バスには僕以外に観光客と思われる人が3人、その他数名の地元の人。バスはうねうねと山道を登り、20分ほどで大原に到着しました。

 大原と言えばやっぱり「きょうとぉ〜おおはらさんぜんいん♪」が思い出されます。大原到着前にバスの中でもメロディーが流れるましたが、それくらい大原の代名詞になっているみたいです。この曲が流行ってから、大原への女性の一人旅が増えたというのだから、その影響力は測りしれません。僕は恋に疲れたわけではなく院生生活に疲れたということで。

 バス停から三千院までは歩いて15分。道沿いには早速紅葉が!綺麗です。この旅最初に見た紅葉なので、テンション上がりまくりでした。

 三千院に着いたものの、三千院の拝観時間は8時半から。時刻はまだ8時前なので、時間を潰すべくその先にある「音無の滝」まで行ってきました。三千院からちょっとした山道を歩いて15分。白糸のような繊細で美しい滝です。朝早いので他に誰もおらず、紅葉に囲まれた中で見る滝は別格ですね。


<音無の滝>

<滝周辺の紅葉>

 やがて8時半になったので三千院へ。まずは客殿に入って庭園である聚碧園を眺めました。緑と赤と黄のコントラストが素晴らしいです。まだ拝観が始まったばかりでしたが、みるみるうちに人が増えていき、皆一様にカメラ片手に庭園を眺めています。これが女性を引き付けて止まないという三千院か。


<三千院門>

<聚碧園>

<客室から聚碧園>

<聚碧園を別の角度で>

 そして重要文化財の極楽往生院へ。三千院と言えば「苔むした庭に立つ極楽往生院」のイメージが強いですが、この季節は紅葉の赤も加わってより鮮やかな色彩を成しています。他にも境内の庭園は紅葉真っ盛りで、どこを歩いても赤・黄のオンパレード。きれいきれい。


<往生極楽院>

<寝殿から往生極楽院を>

<庭園>

<庭園2>

 ということで三千院のひっそりとした趣と紅葉を堪能して、9時半前に三千院をあとにしました。僕が三千院を出るころには修学旅行生、団体ツアー客のおばちゃん達が大量に押し寄せてきて、さっきまでの静寂は何処へやらの状態になっていました。やっぱり静かに紅葉を愛でるなら早朝が一番みたいです。その三千院へ向かう行列を見つつ、早めに来ておいてよかったと思いながら次の目的地、寂光院へ。

 寂光院へは三千院から一旦バス停に戻り、そこから反対方向に20分ほど歩くということで、最初は面倒だし行くのをやめようかと思いましたが、行ってみて「やっぱり来てよかった」と思いました。三千院に比べると狭く、ほんの数分で見終わってしまいますが、紅葉は見事。三千院では見られなかった「真っ赤な紅葉」を見ることができました。参道を覆う黄葉が風情あります。

 こうして朝の大原散策は終了。バス停に戻ると、来るバス来るバス満員で、ものすごい人が吐き出されてきます。曇り空の平日朝だというのに。。ほんと、早めに来ておいてよかった。9時50分のバスに乗って来た道を戻り、途中の八瀬駅前で下車。八瀬駅前紅葉もこれまたきれいです。

<比叡山延暦寺>

 八瀬駅で降りて次に向かうのは比叡山延暦寺。今回で(多分)8回目の京都になりますが、ずっと行きたいと思っていて行けなかったのが比叡山延暦寺でした。日本仏教の総本山とも言えるこの寺には是非とも行ってみたかったので、ようやく念願が叶います。

 比叡山へはこの八瀬からケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、そこからバスで5分または歩いて30分程度、ということでしたが、ケーブルカー+ロープウェイの料金は850円。対してケーブルカーのみだとそこから歩いて40分かかるけど540円。ということで貧乏症な僕はケーブルカーだけに乗り、そこからはハイキングと称して歩くことにしました。わずか300円なのにセコイよな、と我ながら思います。

 ケーブルカーは一気に500m以上登るらしく、高低差としては日本一を誇るそうです。ゆっくりしたスピードで山を登り、ケーブルカーの終点で他の乗客は皆ロープウェイに乗り換えました。一人残された僕は寂しく登山道へ。登山道から京都市内が見えたからいいさ。曇ってよく見えなかったけど。。


<叡山ケーブルカー>

<登山道から見えた京都市内>

 登山道を登り始めて、僕は後悔しました。結構きつい。今回の旅行は心と体を癒しに来たはずなのに、何であえて苦しい道を選んでいるのかと。たかだか300円の節約のためにこんなきつい思いをするなんて・・・と、歩き始めてからすぐ後悔です。でも歩き始めてしまったものは仕方ありません。何とか1時間近く歩き切り、比叡山延暦寺の東塔に辿りつきました。疲れた。

 延暦寺は東塔と呼ばれる地区の他に、西塔、横川という二つの地区がありますが、東塔地区からは結構歩かないといけません。特に横川地区は4km以上離れていて、歩けば1時間ほどかかるそうです。僕はここまで歩いて非常に疲れたので、さすがにこれ以上歩くのは勘弁ということで、今回は東塔地区だけを見物することにしました。まあ、延暦寺の中心的な施設は東塔地区にあるっていうし。

 東塔地区のなかでも一番由緒ある場所が国宝の根本中堂。延暦寺一山の本堂に当たる神聖な場所で、法然・親鸞・栄西・道元・日蓮といったその後の仏教界を担うことになるスター達も、若かりし頃はここで修行したそうです。つまり浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗といった現在日本の多くの仏教の原点となった場所でもあると。そう考えるとすごく神聖な場所であるような気がして来ないでもありません。根本中堂の中は撮影禁止でしたが、確かに神聖さ漂う場所のような気がしました。


<東塔地区>

<根本中堂>

<文殊楼>

<文殊楼から根本中堂を>

 ただ今回は紅葉を見たいというのが大きな目的だったので、そういう点では比叡山はちょっと期待はずれだったかと。そこそこ紅葉はしているんだけど、標高が高いからかそもそもそういう木が少ないからなのか、あまり綺麗ではありませんでした。まあ比叡山延暦寺に行きたかったという以前からの目的は達成されたのでいいか。

 帰りは滋賀県側の坂本に抜けようと、ケーブル延暦寺駅へ。延暦寺へは京都側・滋賀側のどちらからでも行けますが、門前町として栄えたのは滋賀側の坂本ということで、今回は敬意を表して坂本に降りようかと思います。11時発のケーブルカーに乗って麓の坂本へ向かいましたが、ケーブルカーの中では「このケーブルカーの長さは2025mで日本一で・・・」というようなことを言っています。さっきの京都方面のケーブルカーも日本一って言ってたような・・・。あ、あっちは高低差でこっちは長さかと気が付きましたが、何か日本一がいっぱいあってややこしいなぁと思いました。


<ケーブル延暦寺駅(有形文化財)>

<滋賀県側 大津市街と琵琶湖>

<帰りのケーブルカー>

<ケーブルカー内>

<日吉大社の紅葉>

 ケーブルカーを降りて、近くにある日吉大社へ。全国にある日吉神社・日枝神社・山王神社の総本山だそうです。ここに関しては特に情報を持ってなかったので、まあとりあえず行ってみるか、という感じで入ってみましたが、入ってみて驚きました。紅葉がものすごい。右から左から、真っ赤な紅葉が咲き乱れています。紅葉に「咲き乱れている」という表現はおかしいですが、本当に咲き乱れているようです。百花繚乱という言葉がふさわしい。僕自身これほどの紅葉は今まで見たことがありません。思わず見とれてしまいました。京都に比べれば人も少ないし、本当に素晴らしい。

 もちろん日吉大社の社殿なんかは国宝に指定されているほど凄いものだったりしますが、紅葉が圧倒的に凄すぎて建物は余り覚えてなかったりします。神社に申し訳ないですが。。


<西本宮本殿(国宝)>

<東本宮本殿(国宝)>

 ということで、思いがけず素晴らしい紅葉を堪能することができたので非常に満足しました。紅葉で世界が赤く見えるという経験は初めてだったので、いい体験をさせてもらいました。

<東福寺と南禅寺>

 午後1時、坂本から京阪石山坂本線に乗って京都市内へ。噂には聞いていましたが、京都と大津がこんなにも近いというのは驚きです。隣り合う都道府県の県庁所在地同士が隣接しているのは京都と大津以外に二ヶ所しかなく、その中でも中心市街地が10kmしか離れていないのは京都と大津だけだそうです。

 2時前に京都の中心地である四条駅に到着。昼食は駅近く、南座の隣にある蕎麦屋の 「松葉」 へ。京都の郷土食となっているにしんそばの発祥の店ということで、にしんそばを食べてきました。僕はこういった「元祖」とか「発祥の地」とかいった言葉に弱いです。権力志向的で自分でも何か嫌ですが。

 注文したのはにしんそばと鮭ご飯がセットになったもので1300円。ちょっと高いですが、まあ旅先なのでお金は落としておこうかと。出てきたときはにしんがそばの下に隠れていましたが、出してみると結構ボリュームがあります。そしておいしい。適度な歯ごたえとほろほろ感と甘みがあって、そばによく合います。よくこういう蕎麦を考えたもんだ。鮭ご飯の方は、まあ普通でした。


<にしんそばと鮭ご飯>

<にしんを出してみた>

 にしんそばを食べて、次に向かうのは「京都市内の紅葉の名所」として名高い東福寺。2年前の12月に行ってますが、そのときは紅葉シーズンもとっくに終わっており、遅めの紅葉がわずかに残っている程度でした。でもそのとき思ったのが、もしこの枯れた木全てが紅葉だったらそりゃ素晴らしいだろうということで、今回再び訪れてみることにしました。

 東福寺駅を降りた瞬間から、東福寺に向かうものすごい人・人・人。平日の午後だというのにものすごい人出です。ようやく東福寺に到着して臥雲橋から見る通天橋と紅葉の凄いこと!2年前の冬に見た姿とは全く違います。紅葉の海というのはこういうことを言うんだろうなぁと思いつつしばし眺めていました。そして大混雑の中通天橋に辿りつき、そこから眺める景色のこれまた凄いこと。そして実際に庭に下りてその中に身を置いてみるとこれまた凄いこと。あまりの人の多さにはうんざりしましたが、この紅葉は見事です。紅葉酔いしてしまいました。

 建物に関しては2年前の旅行記を見てもらうととして、前回見忘れた重要文化財の東司の写真を。ずばりトイレです。仏教では用を足すのも修行のうちということらしいですが、風呂も食事もそうだったらどこで息を抜けばいいのやら。


<本堂>

<重要文化財の東司(トイレ)>

 続いてこれまた紅葉の名所であるという南禅寺へ。京都五山之上(つまりトップ)に位置する格式ある寺院です。時間も結構遅くなってしまいましたが、東福寺から京阪と地下鉄を乗り継いで蹴上に行き、そこから南禅寺へと向かいました。南禅寺は初訪問。本当はもっと早く行っておきたかったんだけれども。

 南禅寺で有名なのは三門で、石川五右衛門が登って「絶景かな絶景かな」と叫んだところとして有名です。が、これは歌舞伎の世界での創作で、実際に石川五右衛門は登ったことがないらしいです。まあでもせっかくなので登ってきました。登る階段がかなり急で、僕の前を行くおばあさんがものすごくゆっくりしたスピードで上がっていくのではらはらしましたが、息を切らしながら無事に上に到着したようで。やっぱり歳取るとそういうのってきついのね。

 三門からの景色は絶景かと言われるとそうでもない気がしますが、そこそこきれいでした。それよりも人がものすごく多くて、帰りの階段を下りるのに行列ができていたのが納得いきません。何で階段を下りる如きで10分も待たないといけないのか。


<南禅寺三門>

<絶景・・・かな?>

 南禅寺で有名なのは水路閣。明治時代に造られた、琵琶湖疏水を運ぶ建造物です。なかなか味のある建造物で、今も使われているというのだから驚き。帰りはこの水路閣にのぼり、疎水沿いに散歩をして抜けることにしました。だいぶ日も落ちてきたけど、なかなかいい散歩コースです。


<水路閣>

<琵琶湖疏水が続く>

<宇治へ>

 疎水沿いを歩き、船を運んだインクライン跡を歩いて蹴上駅に戻り、再び市内の三条駅へ。とその途中、今日の夜三条辺りで飲もうと言っていたあおかつ君からメールが入りました。「実は昨日から大風邪を引いてしまい、今日はついに仕事を休んでしまった」と。そりゃ大変だと思いましたが、ここから後の文章がどうもおかしくて、「だから家飲みならできるから、うちに泊まりに来たら?」と。ん?仕事休んでるのに??と若干不思議な気がしましたが、一日中歩き回って疲れていたこともあって、ありがたくお世話になることにしました。ちなみに2年前は市役所近くに住んでいたあおかつ君ですが、今は寮がある宇治市に住んでいます。ということで予定変更。三条に向わずにそのまま京都駅へ行き、そこで買い物をして宇治に向うことに。

 京都駅に着いたのが5時。風邪を引いたあおかつが待っているのと、飲み代と宿代が浮いたのとで、せっかくだから弁当やお土産その他諸々を買って行こうと思いました。僕はなんて優しいのでしょうか。とりあえず京都伊勢丹の地下に行き、まずは弁当を物色。ひそかに「はつだの和牛弁当」という人気弁当を狙っていたのですが、この日は既に売り切れということで非常に残念です。まあはつだの和牛弁当は1個1650円もするので、2つ買ったらそれこそ結構な値段になってしまいます。だから残念なようなほっとしたような・・・。ということで、おこわやで無難におこわ弁当を購入。あとは酒のつまみとして大阪名物のネギ焼きを4枚ほど。それとビール6本。風邪引いてるあおかつが飲めるかどうかは未知数だけれども。

 ちなみに伊勢丹地下には様々な弁当・惣菜屋が並んでいますが、一番行列が出来ていたのは豚カツの和幸でした。何だかねぇ・・・。東京に住んでいる人間としては不思議な感じがします。

 ということで買い物を終え、近鉄に乗って最寄り駅である伊勢田駅まで。6時過ぎに伊勢田駅に着きました。しかしそこからの道がかなり厄介。あおかつ君から家までの詳しい経路をメールで送ってもらいましたが、道のりはかなり複雑そうです。というか、あおかつの説明が初っ端から間違ってる!!おかしいなぁおかしいなぁと何回も道を迷いながら、普通なら15分で着くところを1時間もかかってようやく辿り着きました。疲れた。

 1年ぶりに会うあおかつ君。マスクしてすごい咳をしています。まあでも思ったほど酷い風邪というわけではなく、そこそこ元気なようです。家も社宅の割にはすごく豪華。いいなぁこういう福利厚生がしっかりしているのは。役所だからなのか?

 7時を過ぎていたので、早速夕食にしました。夕食はさっき買ってきたおこわ弁当と、あおかつの実家から送られてきたという宮崎地鶏をさっと炒めたのも。この地鶏は偽装じゃないよな・・・?多分大丈夫だろうけれど。でも久しぶりに飲むビールのつまみが地鶏の炒め物というのは贅沢です。おいしい。おこわ弁当もおいしい。


<おこわ弁当>

<宮崎地鶏の炒め物>

 さて、久々のあおかつ家ですが、社会人になったからなのか周りにある小物がちょっと豪華になってます。Wiiだの空気清浄機だのソファーだの。挙句の果てには車まで。いいなぁ社会人。とかいう話をしながら、ビールを飲みつつまったりと過ごしました。やっぱりいいなぁこの感じ。だらだら感。久しぶりに学部時代を思い出しました。最近は誰も京都に遊びにきてくれなくて寂しいということだったので、あおかつを知っている皆さんどんどん遊びに行ってあげてください。

 僕は最近めっきり酒に弱くなったこともあり、ビール2本飲んだ時点でほろ酔いになってしまいました。その後はあおかつ君お薦めの「宇治十帖」という日本酒を飲みつつ、ドラマの医龍を見て突っ込みを入れながらだらだらと。医龍って僕は初めて見たけど、結構面白いですね。僕は全くドラマを見ない人間なので、こういう機会でもないとその良さがわかりません。

 あおかつ君は風邪なのにビールを飲んで大丈夫かと思いましたが、どうやら大丈夫のようです。それどころか、ビールを飲んだ後に薬を飲んでいて、おいおいそれはちょっと待てと。酒と薬を一緒に飲んじゃいけないということを知らなかったらしいですが、結局飲んでしまいました。夜中に救急車で運ばれなければいいけど。

 昔なら夜通し酒を飲むところですが、さすがにあおかつ君は社会人。明日はさすがに仕事にいくということなので、適度に切り上げて日付が変わる前に寝ることにしました。風呂にも入らせてもらって気持ちよく寝ることができます。マンガ喫茶に泊まることにならなくてよかった。横になって寝られるのは素晴らしい。


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