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京都で紅葉狩り2008 2  
2008年11月29日() 二日目   <京都府農林水産フェスティバル、南禅寺、永観堂>


京都農林水産フェスティバル>

 前夜は夜行バスで一睡も出来ず、日中歩きまわって酒も飲んだので今日はよく眠れるだろうと思いましたが、朝4時過ぎに目が覚めてしまいました。予定では9時まで寝るつもりだったんだけど・・・。最近はどうも睡眠が浅くていけません。もう寝られないので、家主あおかつのパソコンを拝借してミクシィを更新したり京都の観光案内を見たりして時間を潰していたらいつの間にか朝に。京都に来たのに時間を無駄にしているような気がします。

 午前中はあおかつくんの提案で、京都府総合見本市会館、通称パルスプラザで開催される「京都府農林水産フェスティバル2008」へ行こうと、そういうことになっていました。京都府が主催するこのフェスティバル、京都府のイベントとしては一番人が入るイベントだそうで、あおかつくんの同期も駆り出されているそうです。土曜日なのにご苦労様なことです。あおかつくんは部署が違うようで、今日は休み。ということで、9時半にあおかつカーに乗って出発しました。今日は昨日のどんよりした天気とは一変、一面青空のいい天気です。京都郊外の道は広くて快適。


<今日はいい天気>
 
<宇治から京都へ>

 まずはあおかつ社宅のある宇治伊勢田から西へ進んで大山崎へ。サントリーのウイスキーで有名な、あの山崎です。青空の下、東京事変なんかを聞きながら快適なドライブを堪能していると、途中であおかつくんに「この地名読める?」と言われました。それは「一口」という地名。どうやら難解地名らしく、全く見当がつきませんでしたが、何とこれで「いもあらい」と読むそうです。後で調べたら東京にも「一口坂」があるということですが、「一口」と書いて「いもあらい」と読ませることに驚きました。標識には「東一口口」とあって、これは「ひがしいもあらいぐち」と。もう何が何だか。

 山崎の駅であおかつのご友人さんを拾い、一路京都市内へ。会場に近づくと駐車場は満杯のようで、さすがにかなりの人気があるイベントだと感心しましたが、満杯なので順番待ちでかなり時間をロスしました。結局このまま待っても駐車場は空きそうにないということで、少し離れたコインパーキングに停めてから会場へ。会場に入ると至る所に京都特産品をアピールするブースが出ていて、人もわんさかいて、かなりの活気があります。まずは入り口付近にあった牛乳のブースで並んで、ココア牛乳と抹茶牛乳の試飲。そして次は宇治茶の試飲。宇治茶はおいしいねぇ。


<入り口>
 
<ブースが並ぶ>

<京野菜>

<鑑賞用の茄子>

 時間は11時を過ぎた頃だったので、昼食ブースが混む前に食事を済ませてしまおうということに。みんなで手分けしていろいろなブースをあさった結果、3人にしては豪華な昼食になってしまいました。以下購入したものを並べると、京野菜入りうどん×3、豚汁×2、ネギ焼き×2、おこわ、間人(たいざ)の貝の炊き込みご飯である「モヤ飯」。間人は「間人蟹」の高級ブランドで有名な間人です。間人港のブースにはブランドのカニが売っていましたが、一杯18000円というかなりのお値段。。いやいや、手が出ない。

 3人分としてはかなり多く、しかも炭水化物ばかりで食べきれるか心配しましたが、おいしかったので意外と食べることができました。モヤ飯がおいしかったかな。 


<食べ物いろいろ>
 
<ココア牛乳と抹茶牛乳>

 昼食を食べた後はいろいろなブースをうろうろすることに。途中府知事が視察に来ているのを発見したので盗撮気味にあおかつと府知事のツーショットを撮ったり、おいしい醤油を味見したり、働いているあおかつの同期の方に会ったり、展示されている花を見たりと、結構楽しませてもらいました。京都府知事は意外とふっくらされた方なのですね。

<南禅寺と永観堂>

 午後はあおかつ達と別れて、一人紅葉狩りの続きをすることしました。本当は今日中に東京に戻る予定でしたが、こんなにいい天気だったら紅葉を見ないわけにはいかないじゃないかと、あおかつ君にお願いしてもう一泊させてもらうことにした訳です。ありがとうございます。会場のパルスプラザは京都市街の南端にあり、そこから歩いて地下鉄の竹田駅までが20分。竹田駅から地下鉄に乗って蹴上まで行き、まずは去年も行った南禅寺に行くことにしました。南禅寺は紅葉の名所の一つ。去年は夕方近かった上に曇り空だったので、今年は青空の下で紅葉狩りするのを楽しみに出かけました。

 ところが蹴上駅を出てみると、さっきまでの青空は何処へ行ってしまったのか、空一面がどんよりした雲に覆われています。今日の天気予報は晴れ時々曇りだったはずなのに、これじゃあ晴れ後曇りじゃないか・・・。しかも今にも雨が降りそうな感じで、完全に予想を裏切られました。

 土曜日の南禅寺は本当に人が多くて、蹴上駅を出てから南禅寺までの道がかなり渋滞しています。紅葉最盛期の京都の混雑は酷いと聞いていたので、去年は休日を外しました。というわけで、紅葉最盛期の休日は初体験ですが、これは凄い・・・。まあ、人が多くてもさすがに南禅寺の紅葉は綺麗でした。三門に上るのには長蛇の列が出来ていましたが、去年上ったので今年はパス。


<南禅寺三門と紅葉>
 
<三門と紅葉その2>

 三門周辺の紅葉を見て、本堂にお参りしようかという頃、急に大雨が降りだしました。雨降るなんて聞いてないから傘持ってないし。仕方なく本堂で雨宿り。雨宿りをしながらじっくり見ると、雨が降る南禅寺もなかなか風情があっていいです。雨は10分ぐらいでやみ、その後は太陽が覗いたり覗かなかったり小雨が降ったり降らなかったりという微妙な天気。ただ、そんな不安定な天気のお陰で水路閣周辺の紅葉は煌びやかに見えました。


<突然雨が降り出した>
 
<雨上がり>

<水路閣>

<水路閣の上>

 続いて隣にある永観堂へ。この永観堂は、京都の中でも屈指の紅葉スポットと呼ばれています。何しろ「もみじの永観堂」と名乗るくらいだから。ただ僕は自ら「もみじの永観堂」と名乗っているのがどうにもいけ好かなくて、しかもこの時期の拝観料が1000円と、他の寺社仏閣に比べても倍近い値段をふっかけてきます。これは完全に図に乗っておる!と思い、去年は来ませんでした。まあでも、今年は近くまで来たからみてやろうかと。自分から「もみじの」と名乗るんだから、さぞ自信があるのだろうと。

 結論から言うと、「もみじの永観堂」と名乗るだけあって凄かったです。これなら並んで1000円出しても仕方ないという感じ。境内の至る所に様々な紅葉が入り乱れていて、紅葉酔いしそうでした。東福寺にも引けを取らないほどの乱れっぷりで、恐れ入りました。永観堂を見物しているときはずっと曇りでしたが、曇りでも鮮やかな赤をした紅葉が多いのが、もみじの寺と呼ばれる所以なのかもしれません。これでもネットの紅葉情報では「散り始め」ということだったのだから、もし一番いい時期だったら一体どうなっているのだろう。

 
 

 永観堂には小高い場所に宝塔があって、そこからの眺めもまたよいです。


<永観堂境内の紅葉>

<夕暮れの京都>

 結局永観堂には2時間近く居てしまい、気が付くと4時半。今日は南禅寺と永観堂だけで終わってしまいました。

<晩御飯>

 夕食はあおかつ邸で食べることになっていたので、帰りに錦市場でいくつか買い物をして帰ることに。午前中のフェスでおいしい日本酒を買ったので、それに合う漬物や生麩などを買いました。あとは自分用の弁当も。あおかつくんにあまり迷惑をかけないためにも、自分のものは自分で賄うつもりで、京都のおばんざいを売っている店の弁当を買いました。野菜が多くヘルシーです。まあしかし、土曜夕方の錦市場は人が多くてたまりません。歩くだけで一苦労。


<錦市場の漬物>
 
<日野菜の漬物>

 地下鉄と近鉄を乗り継いであおかつ邸に戻ると、あおかつが夕食の準備をしているところでした。今夜のメインは豚しゃぶで、おかずにブリ大根とリブロースの煮物と。ちょうどブリ大根を作っていたところで、いい匂いが漂ってきました。ブリ大根を作るなんて純粋に感心します。あおかつくんが料理を作っている間、ビールがないということで僕は近くのセブンイレブンまで買い出し。宿代も含めて、エビス500mlを6缶ほど買うことにしました。鍋物にはエビスが合います。

 そして準備が出来たところで夕食。錦市場で買ってきた漬物類も並べ、かなり豪華な夕食になりました。どうもありがとう。まさかあおかつ邸で手作りのブリ大根を食べられるとはね。大根によく味が染みていておいしいです。フェスティバルで買った「げっしょう」という日本酒は本来限定品で手に入らないらしいレアもの。水菜の糠漬けによく合います。夜にはフェスティバルでお会いしたあおかつくんの同僚さんも来て、いろいろと話をしながらへしこや日本酒をいただきました。〆は雑炊で、雑炊にこれまたフェスティバルで買ったにんにく醤油をかけて食べると味が引きしまっておいしくなります。


<リブロース>
 
<ブリ大根>

<水菜の糠漬け>

<茄子の糠漬け>

<日野菜の糠漬け>

<へしこ>

<生麩揚げ>

<しめの雑炊>

 12時前に同僚さんが帰り、その後少し「太鼓の鉄人」をして風呂に入らせてもらい、1時頃就寝。


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モドル

                                         

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