このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京見聞録
2005年12月9日() 一日目 <京都到着>


またまた京都へ行く>

 夏・秋に続いて、またしても京都へ行くことになりました。

 宿泊場所はいつものように京都在住のあおかつ家。今回は福岡で働いている幸君も来るというので、「じゃあ行ってみようか」となりました。前回(10月下旬)は往復に夜行バスを使いましたが、泣きたくなるようなスメルで大変な目に遭ったので(前回の旅行記参照)、今回は新幹線です。夜行バスだと往復9500円で済みますが、新幹線を使うと学割使っても往復25000円近くかかるので非常に痛い出費です。でも臭いには変えられない価値があるので今回は新幹線。今回の目的は、取りこぼしている洛中の観光地を制覇するし、ちょっと足を延ばした観光地へも出かけてみることです。何回も京都へ行くうちに段々と京都マニアみたいになりだして、細かいところまで見ないと気が済まなくなってきています。ここらへんA型気質がよく現れてます。。

 そういうわけで、駒場で4限のゼミ発表を終えたあと、5時36分発の新幹線へ乗るべく急いで東京駅へ。東京駅で、ぽてとさんがおいしいと言っていた「おやき」を購入し、遅めの昼食用にカツサンドも買って新幹線へ。定刻、新幹線は東京駅を出発。新幹線ひかりは一路西へ。一応奮発して指定席を取ったので、悠々と席についてからまずは遅い昼食を取りました。実は今日の4限の発表の準備をしていたら食欲が全く湧かず、昨日の昼から何も食べていませんでした。24時間以上も何も食べずによくやったもんだ・・・と自分を褒めつつ、カツサンドを一口。いや、おいしいね。高々550円のカツサンドがこんなにうまいとは。空腹が一番のスパイスとはよく言ったものです。

 カツサンドを平らげて、おやつにぽてとさん推奨のおやきを。どらやきみたいな感じです。中の餡が甘さ控えめでおいしい。カツサンドとおやきで満足して血糖値が上がると、適度な睡眠が襲ってきました。小田原を過ぎた辺りで、記憶は一旦フェードアウト。・・・そして気が着いたら浜松を過ぎた辺り。ここでさっき購入した『下流社会』を取り出して読み始めました。まあ、なんだかねぇという感じです。そして何だかねぇと首をかしげているうちに、午後8時半、新幹線は京都に到着。東京からはわずか2時間半。新幹線の速さに改めて驚きました。

 あおかつ君のバイトの関係で、集合は10時に地下鉄烏丸線の丸太町駅。まだ2時間近くあります。神戸に寄っているという幸君は9時過ぎに京都に着くということだったし、重い荷物を持って歩きまわるのも面倒なので、京都駅地下街のポルタに入って手頃な喫茶店を探しました。折角京都に来たのだから、名物か地元密着型の店に入りたいと思ったのだけど、そういう店は既に閉店しているみたいです。そのため仕方なくスターバックスへ。しかも人が多くて座れません。何が嬉しくて京都まで来てスタバで空席待ちをせにゃならんのか。若干悲しくなりましたが、10分くらい待ってようやく席が空いたので、腰を下ろして『下流社会』の続きを読み進めました。京都まで来て最初の出だしがスタバなのが寂しかったので、若干の抵抗として水を何杯かおかわりして溜飲を下すことにしました。我ながら器の小さい男です。。

 そうこうしているうちに時間は9時半。ところが幸君からはまだ連絡がありません。仕方がないので先に地下鉄に乗って丸太町へ。丸太町に着いたところでようやく連絡があったものの、まだ神戸にいて、今から新快速に乗るということ。これは時間がかかりそうだ。ほどなくしてバイト終わりのあおかつが現れ、近くのマクドナルドで時間を潰すことにしました。

 マクドナルドでチーズバーガーとコーヒーを注文し、しばし雑談。あおかつ君のバイトというのは、嵐山で行われている花灯路祭りのスタッフだとか。祭りのスタッフというのは、いかにもあおかつ君に似合いそうな仕事です。3,4年前を思い出しても、彼あっての駒場祭だったし。今回もきっといい仕事をしているに違いない。そんなこともあって、これは嵐山に行かなければ、と嵐山行きを予定に組み込みました。

 丸太町のマクドナルドは11時まで。予定では幸君は11時8分に京都に着くはず・・・と思っていたら、どうやら電車を乗り違えたか電車の中で寝てしまったかしたらしく、11時の時点でまだ大阪だという連絡があり、おいおいと。結局これ以上待つのは場所的にも無理と判断し、先に二人で居酒屋へ繰り出すことにしました。

<ももじろうで飲む>

 丸太町駅から京都府庁方面に向かい、見つけたのが「ももじろう」という居酒屋。どうやら京都では有名なチェーン店のようです。明け方までやっているし、値段も適度に安いので入ることに。

 しかしこのももじろうという居酒屋、遠くから見てもその存在感は半端じゃないです。暗い街に煌々と光る「ももじろう」という大きな看板。知らない人が見ると夜の大人の店にも見えないと言えなくもないです。名前も何となくそんな感じだし。事実僕は最初、京都府庁の人が多く利用する、あっち系のお店だと思ったくらいです(ピンク色と「もも」という言葉から連想される体の一部から、ついついそういう判断をしてしまった次第です。。)居酒屋だとわかってびっくりしたもんだ。

 ももじろうに入ってとりあえずビールで乾杯。思えば酒を飲むのは二週間ぶり。(僕にとっては)かなり久しぶりです。気管支炎だったり発表があったりという理由もあったけど、久々の京都で久々の酒を飲むというのはまた格別です。メニューを広げると、まあ何と料理の種類の多いこと。今まで見た居酒屋の中で、一番料理数が多いのではないでしょうか。しかも料理の写真がないので、どれを選んでいいのか迷ってしまう。


<居酒屋 ももじろう>
 
<やけに大きい緑茶>

 適当に頼んで食べていると、幸君がようやく到着。京都駅に着いた時点で地下鉄の終電が終わっていたので、タクシーで来たのだそうです。「府庁前のももじろう」で来れたらしい。幸君はボーナスが出たらしくご機嫌で、羨ましいねぇ社会人。結局ももじろうの飲食代は全て幸君が払ってくれました。3人で結構な量を飲んだので、相当な額だったことでしょう。ありがとう&ご馳走様。

 3時過ぎにももじろうを出て、あおかつは自転車で、僕と幸君はタクシーであおかつ邸へ。深夜なのに1000円かからず帰ることができました。あおかつ邸につくと、夜も遅いのにこつこつさんが部屋を暖めてくれていて、ありがたい限りです。帰ったときに部屋が暖かいというのは本当に嬉しいものです。酔っ払い三人が帰ってきて、うるさかったかもしれないですがごめんなさい。

 この日は4時過ぎまでだらだらと話をし、久々のアルコールによっていい気分で眠りにつきました。


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