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京都・奈良旅行記 1
2011年1月6日(木)  <東京→京都>


<一年振りの京都に前乗り>

 2011年初っ端の旅行先は京都・奈良。バイト先の出張で京都へ行くことになったので、厳密には旅行ではありませんが、せっかくの機会なのでついでに奈良に足を伸ばそうという魂胆です。京都も一昨年の11月以来、約1年2ヶ月ぶり。3年連続で見に行っていた京都の紅葉も去年は行くことができなかったので、ますます久しぶり感があります。出張先での用件は金曜日のみですが、金曜日の朝早いこともあり、上司がホテルも取ってくれるというので(そして前日宿泊分も出張旅費から出るというので)、ありがたく木曜日から前乗りすることにしました。

 午後4時に国立での勤務を終えてから中央線に乗って東京駅へ向かい、5時10分発の「のぞみ55号博多行き」で一路京都へ。東海道新幹線に乗るのは何だか久しぶりのような気がします。


<N700系のぞみに乗って京都まで>

<久々のような気がするN700系>

 7時28分、京都駅に到着。ちょうど別件が終わったバイト先の上司から連絡があり、京都駅からタクシーでホテルに向かうということで、運よくタクシーで一緒に行けることになりました。まあ、浮いたのは地下鉄代250円だけだけど。。

 ホテルは東山にある「ウェスティン都ホテル京都」。これまでは友人の家に泊めてもらうことが多かったので、京都のホテルにはあまり泊まったことがありません。だから京都のホテルの相場とか格式なんかも良く分からない。しかしこのウェスティン都ホテルクラスになると、さすがに高級なホテルなのだろうということは分ります。国内外のVIPがよく使うそうなので、僕にはまだまだ縁遠いホテルだと思っていました。今回まさかこのクラスのホテルに泊まることになるとはねえ・・・。上司に言わせればこれは普通のことのようですが、貧乏人な僕は恐縮しまくりです。ちらっと聞いたところ、一泊素泊まりで17000円とからしいからなあ。


<ウィエスティン都ホテルロビー>

<まだまだ正月です>

 部屋はツインルームのシングルユース。そんなに広いというわけではないけれど、古いホテルらしくゆったりとしたつくりになっています。まあ正直な話、自腹ではこのクラスのホテルに泊まらないので、良い経験ということではありがたいですが、それよりも1泊5000円程度の安ホテルに泊まって、その分差額を現金でもらえたらよりありがたいとも思います。何日も宿泊してホテルでゆっくりする時間があるならともかく、一泊するだけだからなあ。


<本日の部屋>

<別角度から>

 しばしホテルでゆっくりした後、夕食を取るべく一人で外出。夕食のタイミングを逃してしまい、10時前に夕食に出かける羽目になってしまいました。ウェスティン都ホテルは、東山の蹴上という落ち着いた雰囲気の場所にありますが、その分近くには食事を取るようなところがありません。そもそもコンビニがない。ホテルのお姉さんに食事ができる場所を聞いたところ、やはり先斗町や四条河原町まで出なければならないということで、結構面倒です。

 蹴上から三条通をてくてくと歩いて、鴨川を渡って河原町三条まで。いろいろと写真を撮ってみましたのでどうぞ。池田屋事件で有名な池田屋跡は、いつの間にかパチンコ屋からはなの舞になっていました。他の店舗と何かメニューが違うのだろうか。


<三条大橋そばの高山彦九郎>

<三条大橋から眺める夜の鴨川>

<パチンコ屋を経て居酒屋になった池田屋跡>

<河原町通り>

 京都は店が閉まるのが結構早く、夜10時くらいになると京都っぽい食事ができる店はほとんど閉まっています。開いているのは居酒屋か、ラーメン、お好み焼き、うどんといったお手軽系のものばかり。歩けば何かあるだろうと探しましたが、「京都っぽい」食事ができそうなところはやはり全然開いていません。しかも夜の河原町通りは酔っ払いが多くてガラが悪い。。さっさと食事をして早く帰りたくなりました。

 そういう状況だったので、もうこの際一回行ったことのある店でもいいやということで、木屋町にあるカレーうどんの老舗、味味香へ行くことに。ところが店の前まで行っても、あるはずの店がない。おかしいなあ、確かここの辺りにあったはずなんだけど・・・と携帯で調べてみると、何と祇園の方へ移転してしまったようでした。しかも営業時間が夜8時までになっており、今から行っても食べられそうにありません。この前までは深夜3時とかまでやっていたはずなのに。酔っ払いへ〆を提供する役割は放棄してしまったのでしょうか。若干残念です。

 ということでいよいよ行く場所がなくなったので(ラーメンの新福菜館という選択肢もあったけど、今回はラーメンは食べないと固い決意をしていたので)、四条河原町を経て祇園方面へ。鴨川を越え、京阪の四条駅を過ぎた辺りにある 「壹錢洋食」 で手をうつことにしました。装飾が派手でごちゃごちゃしていて、目がチカチカしそうなつくりです。店内にも札や色紙がぺたぺたと貼り付けられていて、情報量の多さというかカオスさにやられてしまいます。


<けばけばしい壹錢洋食の店>

<店内も賑やか>

 メニューは壹錢洋食の一種類のみ。壹錢洋食とは水で溶いた小麦粉を延ばし、牛肉や甘辛いこんにゃく、九条ネギなどを挟んだもので、お好み焼きの元になった食べ物だそうです。意外と甘辛いこんにゃくの歯ごたえや味が絶妙で、そこに半熟の卵のとろとろと九条ネギのシャキシャキが加わり、何とも複雑な味に仕上がっています。シンプルだけど奥が深い。しかしこういう食べ物のときにビールがないのは辛い。論文を書き終わるまで酒を飲まないと決めたことを早速後悔しました。隣の客が飲んでいるキンキンの生ビールがおいしそうだった。。


<壱銭洋食(630円)>

<壁に謎の落書き>

 食後はさすがに歩いてホテルに戻るのが面倒だったので、三条まで出てそこから地下鉄でホテル最寄の蹴上まで。ホテルに帰りついたら11時過ぎで、何もしてないはずなのに疲れ果てて初日は終了。


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