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九州旅行記 4  
2008年9月4日(木) <別府(地獄巡り、とりてん)>


<別府の地獄巡り>

 今までは早起きをしていましたが、最終日はゆっくりと7時半起床。温泉に入ろうかとも思いましたが、それすらも面倒なほど疲れていたので部屋でぐったりとしていました。やはり毎日早起きで動き回っていると疲れます。でも今は時間を惜しんで全国を回らないと。何度も言っていますが、ゆっくりする旅行は歳を取ってから高いお金を払ってすればいいことで、まだ若い(と思っている)僕は苦労して歩いて経験しなければいけないと思ってます。

 サービスの朝食はおにぎり・味噌汁・パンと質素なものでしたが、おにぎり4つに味噌汁2杯をいただいて、9時にホテルをチェックアウト。最終日は特に予定を決めてなかったのでどうしようか迷いましたが、遠出するのも面倒なので、別府地獄めぐりというド観光をすることにしました。古色蒼然と輝く観光の原点、別府地獄めぐり。小学校の修学旅行で巡りましたが、熊本城に比べれば記憶が鮮明です。なぜならあまりにも古すぎて、小学6年生ながら「うわぁ〜、こりゃ古い!」と思ったから。あれから16年。1992年時点で古かった別府の地獄めぐりがどうなっているか、楽しみでもあり怖くもありで行くことにしました。

 で、結論から言うと、地獄巡りは記憶に違わずド観光地でした。恐ろしいほど92年と全く変わってない。地獄は8つありますが、一つ一つ説明して写真を載せていくと時間がかかるので、もう面倒だから下に一枚ずつ写真を載せます。ワニとかカバとか若干地獄っぽくないところもありますが。。ま、地獄巡りはこれで十分だろうということです。竜巻地獄に行ったときに、「あー、昔あの席に座って見た!」という記憶が蘇ってきたときの驚きと言ったらもう。個人的には血の池地獄・竜巻地獄・海地獄を押さえておけば大丈夫かなぁという気がします。しかしすごいねぇ、大手でまだこんな俗物的で昭和30年代の香りがする観光地があるんだねぇ。


<竜巻地獄>

<血の池地獄>

<白池地獄>

<鬼山地獄>

<かまど地獄>

<山地獄>

<鬼石坊主地獄>

<海地獄>

 地獄めぐりの近くには、俗物的観光地には定番の「秘宝館」なんてのもあって、僕が歩いているとオジサンが、「にいちゃん、秘宝館行かない?チケットあるよ!」と話しかけてきました。いやいや、いいよと半分呆れ顔してお断りしましたが、秘宝館の前を通ると男女6人くらいの若いグループが入っていくところでした。いいのかね、あれは?

 地獄めぐりが終わってバスに乗ったのが12時。途中で降りて、大分名物のとり天発祥の店であるという「東洋軒」へ。とり天発祥の地に関しては、どうも大分市と別府市が争っているみたいですが、別府の発祥の地に関してはここの店で問題ないようです。そんなわけで、とり天発祥の地でとり天ランチを食べてきました。ドリンク一杯ついて750円。つけだれは酢醤油と辛子で、昨日の店のポン酢とは違います。肉も衣もふわふわしてて、さすが発祥の店だなぁと感心しました。鶏肉の味がストレートに伝わります。こりゃおいしい。


<東洋軒>

<とり天発祥の店らしい>

<とり天ランチ>

<本家のとり天接写>

 再びバスに乗ってホテルのある北浜へ。高速バスの時間まで1時間ほど時間があったので、昨日も行った竹瓦温泉へ行って、今度は普通の風呂へ。砂風呂は1000円ですが普通の風呂ならたった100円です。しかし、この風呂が熱いったらありゃしない。「42度です」と書かれていましたが、絶対45度くらいあります。僕一人しかいなかったので、温度調整がうまくできてなかったのかな?とにかく、入るのも苦痛だったので、ちょっとだけ体を浸して逃げるように出ました。いやいや、熱かった。


<昼間の竹瓦温泉>

<高崎山>

 2時、北浜バスターミナルから福岡行きの高速バスに乗車。福岡でバスを乗り換えて、下関の実家に到着したのが6時でした。別府下関間は特急で移動すれば1時間半ですが、今回はSUNQパスがあるのでわざわざ福岡経由です。時間は倍以上かかりますが、安く上がるからありがたい。別府から福岡に向かう高速バスも乗客は少なく、最後に乗った福岡下関間の高速バスが3日間で一番乗客が多いという状況でした。お得なパスがあるのはいいけれど、九州の高速バスが心配です。

 ということで、今回の旅行は終了。未踏の地であった鹿児島をはじめ、修学旅行以来の熊本・大分を十分堪能できました。特に肥薩線と竹田は素晴らしかったので、機会があればまた行きたいところです。残念なのは鹿児島芋焼酎・熊本米焼酎・大分麦焼酎と各地の焼酎を飲まなかったことくらいで、これは次回の楽しみとしてとっておきます。


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