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東京見聞録  
2007年3月24日(火) 一日目   <那智勝浦(マグロ料理、熊野那智大社、那智滝)、色川地区へ>


那智勝浦でまぐろを食べる>

 サークル同期で修士修了旅行をすることになって、那智勝浦へ行くことになりました。同期同士での旅行は実はこれが初めてです。先輩や後輩は同期同士でちょくちょく旅行に行っているみたいだけど、どういうわけかうちらの期は駒場終了、卒業という2回もチャンスがありながらどこへも行かなかったので、今回念願叶ってようやく、ということになりました。ただし、チケットや個人の都合もあって、目的地で集合・解散ということに。この辺うちらの期の個人的な性格というか非協調性が出ているような・・・。個人間の繋がりはそこそこあるんだけど、全体になると急に統一性がなくなるのが僕の同期です。

 僕とすのさんは飛行機で現地入り。羽田発9時5分のJAL1381便に乗って、南紀白浜空港へ。白浜空港行きの飛行機は小さくてボロかったので、ちょっと不安でした。曇ってたから結構揺れたし。僕は飛行機に結構乗ってるくせに、いつまで経っても苦手なので困ります。嫌なら乗らなきゃいいんだけど、速くてしかも最近は電車よりも安いから、どう考えてもメリットが上回ってしまうのです。電車が安くなってくれたら嬉しいんだけど。

 10時20分、南紀白浜空港に到着。思ったよりもかなり小さな空港だったけど、その小ささを味わう暇もトイレに行く暇もなく、白浜駅行きのバスに乗りました。バスは僕たちが乗ったらすぐに出発。何て無駄のない乗継でしょうか。バスは予想以上に混雑していたけど、途中のアドベンチャーワールドで大量に人を吐き出してくれたお陰で、そこから白浜駅までは快適になりました。天気悪い平日の午前なのに、アドベンチャーワールドの集客力は凄いですね。

 10時40分、白浜駅に到着。ここで現在大阪で働いている仏君と合流。彼は休みを利用して、前日から白浜温泉に泊まっていたそうです。白浜温泉は結構泉質がいいって聞くから、一度は泊まってみたいもんだ。しかし白浜駅前は廃れた温泉地の例に漏れず寂れています。この寂れ具合は結構危ないんじゃないだろうかと余計な心配をしてしまう。


<白浜駅前>

<特急くろしお>

 10時55分発の特急くろしおに乗車。車中では3人それぞれの近況を話しているうちに、目的地である紀伊勝浦駅に到着しました。白浜から約1時間20分。紀伊半島間の移動って本当に時間がかかります。

 勝浦に着いて早速昼食に。勝浦と言えばマグロ。3月といえばマグロ。この季節に来たからにはマグロを食べないわけにはいきません。ということで、地元の人も勧めるという駅前の名店「竹原」へ。しかし竹原は満員だったので諦めて、勝浦漁港近くにある店に入りました(店の名前を失念。。)ここでビールとともにまぐろの刺身定食を。確か1500円くらいだった気がします。

 まぐろの刺身は新鮮なだけあって、さすがに味が濃厚です。うまい。まぐろは脂が乗ると肉みたいにも感じるんですね。ご飯も硬すぎず柔らかすぎずで、まぐろの刺身と一緒に食べるとこれがおいしい。脂の乗ったまぐろと炊き立てのご飯。これほど合うものはないです。ご馳走さまでした。


<まぐろ刺身定食>

<勝浦漁港を眺めつつ・・・>

<那智山へ>

 昼食後、紀伊勝浦駅でみやっちと合流して4人になったところで那智山へ。バスに乗って那智山へ向かっているとぽつぽつと雨が降り出しました。そして大門坂入り口に到着。そうか、大門坂を登るのか。。

 去年8月に行ったときは大門坂を下ったけど、汗をかきヒーヒー言いながら登っているおじさんおばさん達を見ては、これは下るのはいいけど登るのだけはごめんだわ、今回は下りでよかった、と強く思いました。でも今回は登らなければなりません。600mも登り道が続くのです。おまけに小雨も降ってるし。あーやだやだ。結局雨が降る中、汗をかき息切らしながら大門坂を登りました。昔の人は熊野詣でのためにこんな道を何十キロと歩いてたんだから、本当に感心します。


<大門坂入り口>

<大門坂を登る>

 大門坂を登り切って、その先の坂道をさらに登っていくと熊野那智大社と青岸渡寺。雨が降ると何となく霊的な感じがしないでもないのが不思議なところです。しとしとと雨が降る様は寺社仏閣に似合います。


<熊野那智大社>

<青岸渡寺>

 そして定番の那智滝へ。以前と比べると流量が少なくてびっくりしました。あんまり迫力がない。まあこの前は台風の次の日で、上流の川の流量もかなり増してしたわけだから、流量が多かったということもあるかもしれないけど。果たしてどちらが一般的な那智滝の姿なのでしょうか?あと、この前失くした僕の茶色縁眼鏡は未だに滝つぼにあるんだろうか・・・。


<五重塔と那智滝>

<那智滝>

 滝を見た後は土産屋を見たり梅ソフトを食べたり。梅ソフトはおいしいけど、寒い日に食べるもんじゃありませんね。体が冷えてしまいました。

 時間になったのでバスで山を降り、那智駅へ。ここで明日仕事があるという仏君とお別れ。入れ替わるように18きっぷでやってきた丼くんとTさんが到着。東京を始発近くで出て、那智駅に着いたのが5時前です。本当にお疲れ様でございます。こうして5人になったところで宿泊地である色川地区に行かなければなりません。5時発の籠行き最終バスに乗って色川地区へ(ちなみにバスは一日3本しかない)。雨は少しは小降りになった模様です。色川地区の説明については、去年8月の旅行記を見てください。

<色川の郷土料理>

 口色川でバスを降りると、今日の夕食をお世話になるHさんご夫妻が車で迎えに来ていただいていました。申し訳ない限りです。すのさんが春から住む場所はHさんの家の離れで、その関係もあってサークルのメンバー一同ご招待いただきました。ありがたいことです。

 車に乗ってHさん宅に到着すると、テーブルにはこの地方の郷土料理が!おぉぉぉこれはおいしそう。この地方でめでたいときに食べる巻き寿司や、名物のめはり寿司、Hさんの畑で取れた新鮮野菜のサラダも。さらにはご近所からいただいたというアマゴのフライ。これがおいしかった。出されたエビスビールとともにおいしく頂きました。そしておいしい日本酒も。あまりに料理がおいしいから、ビールを日本酒を飲みすぎて酔っ払になってしまった。。。。


<巻き寿司>

<めはり寿司や漬け物やサラダ>

 10時前にHさんに車で今日の宿泊場所である「籠ふるさと塾」まで送ってもらい、テレビを見たりして過ごしているうちに眠くなったので一人先に睡眠。みんなは明日の計画を立てていたようで・・・。ごめん。


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