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2007年3月25日(水) 二日目 <瀞峡、新宮(熊野速玉大社、神倉神社)>
<瀞峡を行く>
8時前に起床。雨は止んでいるみたいだけど、今日も曇り空です。僕は昨日風呂に入ってなかったので、風呂場に行ってシャワーだけ浴び、その後部屋で昨日の残りもので朝食。冷めためはり寿司もなかなかうまいです。さすがに野良仕事のために作られた握り飯なだけのことはある。
9時にふるさと塾を出発。一日3便しかないバスの2便目、9時15分発のバスに乗って山を降ります。
<ふるさと塾> | <でかいミミズ発見> |
バスは1時間ほどかけて山を下り、那智駅に到着。ここから10時22分発の電車に乗って新宮へ。10時47分、新宮着。今日はここからどうするかをあまり決めてなかったので、まあ無難に本宮大社と速玉大社を回って、昨日の那智大社と合わせて三山制覇ということでいいんじゃない?と思っていたら、みんなが既に本宮に行ったことがある僕とすのさんに気を使ってくれて、本宮はいいから別のところに行こうと言ってくれたのでした。ありがたいねー。確かに本宮まではバスで1時間くらいかかるけど、神社しかないからあまり面白味はないのでね(といっては失礼だけど)。
本宮大社の代わりに行くことになったのは、瀞峡(どろきょう)。和歌山県・三重県・奈良県にまたがって流れる北山川の渓谷です。特に瀞八丁と呼ばれる下流域は奇岩や絶壁、洞窟が1kmにわたって続く場所で、国の天然記念物・特別名勝に指定されています。そんなところをウォータージェット船に乗って見物してみようじゃないかと。その前に新宮駅のバス停にあったポスターの写真を。熊野古道と熊の鼓動をかけてます。センスがすごい。
<新宮で見つけたポスター> |
新宮駅前からバスに乗り、40分ほどで瀞峡ウォータージェット船乗り場に到着。ちょうど昼時だったので、ウォータージェット船に乗る前に昼食を食べようとしたけれど、近所には食事できるようなところはありません。乗り場の目の前に喫茶店はあったけど、何か入り辛い雰囲気。ということで仕方なく乗り場に併設されていたレストランで食べることにしました。個人的にはこういう観光地のレストランみたいなところは避けたいんだけど、他に食べるところがないから仕方がない。名物を頼んでもよかったけど、何となくカツ丼気分だったのでカツ丼を注文。500円で値段は安いです。味は思ったよりもよかった。ねぎだくつゆだく。。
<何の変哲もないカツ丼> | <食後のデザートに黒米餅> |
昼食後、いよいよウォータージェット船に乗車します。ここから上流に向かって一直線。船のスピードは結構速いです。始めのうちは下流域なので、風景は穏やかです。
<ウォータージェット船> | <始めはおだやか> | |
やがて20分くらい行くと、段々と川幅が狭くなり、川岸も切り立ってきました。船もスピードを落とし、天井がオープン。確かに奇岩巨岩が多いです。こんなときの感想は「自然はすごいねぇ」と言ったところか。この地形を作り出すのに人類の歴史よりも長い年月がかかっていると思うと、やっぱり自然には勝てる気がしません。
やがて瀞八丁の最深部に到着。本当はここよりもが奥瀞となるそうですが、ウォータージェット船で来られるのはここまで。ちょっとした河原になっているところで船を下りて、しばしの休憩時間になりました。河原には露店も出ていて何か買おうかと思ったけど、いかんせん高い。あ、でも甘酒を飲んだんだっけか。ちょっと記憶が定かではありません。。この川は県境にもなっているそうで、下流に向かって右が奈良県、左が三重県になるということでした。
20分ほどの河原散策タイムは終了し、再びウォータージェット船に乗って下流の乗り場へ。目の前に奇岩・巨岩が迫ってダイナミックなことは分かるんだけど、船の揺れとエンジン音が心地よくてついつい眠くなってしまいます。いくら珍しい地形と言われても、ずっと見てると飽きてしまうしね。ということで帰りの船ではうとうとしてました。
<新宮散策>
ウォータージェット船乗り場からバスに乗って新宮へ戻り、残った時間で新宮散策へ。新宮に戻ってくる頃には空も晴れて、まずまずの散策日和になりました。新宮と言ったらやっぱりここに行かない訳にはいかないということで、まずは熊野速玉大社へ。ちょうど観光バスから大量に人が吐き出されたときで、ガイドさんが大社について説明していたので紛れて聞いてみました。この前来たときは台風の真っ只中だったから、今日みたいに天気がいいと見た目も感じ方も全然違いますね。
<天然記念物 梛の大樹> | <熊野速玉大社本殿> |
速玉大社にお参りした後は、歩いて神倉神社へ。例の急な石段がある神社です。しかし熊野三山の大元になった神社だから、お参りしないわけにはいきません。今日は晴れていたので石段が乾いていて、前回よりも登りやすくなってました。あら?こんな登りやすかったっけ?と思ったもの。やっぱり台風のときに来ちゃだめってことですね。頂上からの景色も晴れていてよく見えました。
<神倉神社鳥居> | <御神体 ゴトビキ岩> |
<急な石段> | <頂上から新宮市内を望む> |
神倉神社に参拝し終わると、そろそろ僕とすのさん以外のみんなが帰る時間が近づいてきました。最後に新宮名物を買おうと、めはり寿司を最初に売り出した「総本家めはりや」でめはり寿司を、駅前の徐福寿司でこれまた名物のさんま寿司を購入。これを今日の夕食にします。
5時前に東京に戻るみんなと新宮駅で別れ、僕とすのさんはその後普通電車で紀伊勝浦へ。用事で勝浦まで出てきていたHさんの車に乗せてもらい、まずは漁港近くにある温泉へ行きました。
「かつうらシーハウス熊野灘」
という漁船員のための福利厚生施設ですが、一般の人間も利用できるそうです。温泉は300円で安い。一日の疲れを取るには温泉は最高ですね。気持ちよかった。
温泉の後は車にのって色川へ。今日はすのさんがこれから生活するHさん家の離れに泊まるので、夕食はHさん一家と一緒に。夕方新宮で買っためはり寿司やさんま寿し、刺身などなどをいただきました。しかしさんま寿しはおいしいね。僕はことのほかさんまが好きなので、これだけはいくら食べても飽きません。さすがに寿司屋のものだけあって、この前食べた駅弁のさんま寿司よりも数段おいしい。
<めはりやのめはり寿司> | <徐福寿司のさんま寿し> |
夜はすのさんのパソコンセッティングなんかを見たりして、床にシーツを敷いて就寝。色川の夜は寒いもんだから、ちょっと喘息っぽくなりました。山は寒い。
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