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東京見聞録  
2005年2月19日() 一日目 <出発、華厳の滝、龍頭の滝、湯元温泉、雪灯篭祭り>


<日光へ向かう>

 学科のみんなと日光・湯元温泉へ一泊二日の旅行に行ってきました。いわば「卒業旅行」です。前日までインフルエンザかそれらしきものにかかっていたので、一時は参加が危ぶまれたけど、何とか無事に参加することができました。やっぱり日頃から体調管理はしっかりしておかないとダメですね。

 と、旅行記らしくない書き出しをしてしまったけど、早速本題へ。。

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 2月19日土曜日、朝。一睡もせずに起床(というかこの表現はおかしい)。前日まで風邪で一日中寝ていたので、生活リズムが完全に狂ってしまってました。結果病み上がりなのに徹夜で旅行に参加するという状態に。かなり危険です。そうは言っても旅行は待ってくれないので、準備をして出発。この日東京は寒くて、朝起きたら雪が積もっていました。ということは東京より北にあって標高が高い日光はさらに寒いはず。だから結構着込んだんだけど、外に出ると東京の寒さにすら対応できない。これじゃ先が思いやられる・・・。

 渋谷の吉野家で豚丼並盛を食べて集合場所の浅草へ。銀座線は始発が渋谷、終点が浅草なので非常に快適です。この間に少し睡眠。気がつけば浅草。8時30分。集合は50分なんで20分も早く着いてしまいました。おれとしては珍しい。。

 日光へは浅草から東武線に乗って向かいます。東武線の改札で待っていると続々と参加者の皆さんが。今回の参加者は延べで7人です。ヤマモ君は用事があって、遅れて午後来るそうな。ということでとりあえず6人が集合。お菓子と切符を買って、快速日光行きに乗り込みました。

 9時10分、定刻通り電車出発。ここからが旅。自然とわくわくしてきます。だって旅ですもん。まだ東京を出てないのにこの高揚感。ただし体は正直なもので、徹夜の影響ですぐに眠くなってしまいました。しかし、踏ん張りました。だって旅ですもん。ぽてぽてさんやクサカベ君と話をしながら車中を過ごしてました。聞けば関東圏の人は小学校の遠足とか修学旅行とかで、日光は必ず訪れるらしい。僕は日光初めてだったので、この話を聞いて生まれ育った土地の違いを実感しましたね。うちの地元では小学校の修学旅行は別府・熊本ですもん。

 そんな話をしているうちに日光へ。だんだんと車窓の風景が変わっていきます。雪の量も増えてきた。11時16分、無事に日光到着。寒い。というかめちゃくちゃ雪が降って積もっている。


<東武日光駅前>

<駅前にある日光の名水>

 日光に着いて、まずは今後の予定を立てる。協議の結果、駅周辺で昼食→華厳の滝→竜頭の滝→宿というルートで行くことになりました。ということでまずは昼食。駅前のとある喫茶店風レストランで。カレーランチを注文。何でも前日光牛を使ったカレーらしいです。どんな牛なのかはよくわからなかったけど、甘口で結構おいしかった。前菜として湯葉寿司も出てきて、なかなか満足のいく昼食でした。


<湯葉寿司>
 
<前日光牛カレー>

 

<華厳の滝と竜頭の滝>

 昼食の後はバスに乗って移動。まず最初に華厳の滝を目指します。日光駅からバスに揺られること40分。途中でかの有名ないろは坂を通ったらしいんだけど、ずっと寝ていて気付かなかった・・・。

 そんなことで着いた華厳の滝周辺。日光駅と比べると明らかに雪の量が違う。何というかパウダースノーなのです。東京の雪とは違って、「さらさらさら」と流れていく感じ。靴やジーパンついてもすぐに溶けないからなかなか濡れない。大量に積もった雪を見るのもパウダースノーも初めてだったから、軽く感動しました。雪っていいですね。

 華厳の滝入り口で入場券を買って、エレベーターで100m下へ。

 凄いっ!の一言でした。本当にすごいです。雄大とはまさにこんな感じか?正直なところあんまり期待してなかったので、いい意味で期待を裏切られました。雪景色の中で華厳の滝を見ることができて本当に運がよかったと思います。写真ではうまく伝わらないんだけど、とにかく一度見てみてください。思わず息を飲んでしまうはず。

 華厳の滝に驚いた後は再びバスで移動。次は竜頭の滝へ。バスで山を登ること15分。竜頭の滝に到着。何でもこの竜頭の滝も有名な滝らしいです。

 華厳の滝と比べると小規模で(見るのにお金がかからない)、観光客もそう多くはなかったけど、なかなか見ごたえのある滝でした。やっぱり雪があると何事にも趣を感じてしまうのか。


<竜頭の滝>
 
<柵が意味を成さない>

 次のバスまで時間があったので、この竜頭の滝で時間を潰すことになったのですが、なぜか突然みんなが滝に向かって雪を投げ始めました。何事かと思ったら、木の枝に乗っかってる雪を落とすのが目的なんだとか。おれも2,3回雪を投げたけど、雪の塊はびくともしないのですごすごと退散。休憩所で暖かいお茶を買って、外でみんなが奮闘している様子を眺めてました。結果20分くらいかけてようやく雪の塊を退治できたらしい。おめでとう。やっぱり何事も最後まで諦めないことが肝心ですね。あきらめたらそこで試合終了ですよ。

 雪の塊を落とし終えても、次のバスまでには少々時間がある。ということで、バス停一つ分歩くことにしました。が、これがものすごく大変だった。竜頭の滝にそって歩くんだけど、急な上に道が雪で埋もれてしまっていて、本当に体力を使ってしまいました。道なき道を行くのです。階段のはずなのに階段が埋もれてしまっているのです。途中思ったより雪が深くて、足をとられてこけてしまうことも。ある意味きび刈りより大変だったかもしれん。『八甲田山死の行軍』を思い出してしまいました。

 何とかバス停にたどり着いて、バスに乗り込みます。次は今日の宿泊地である湯元温泉へ。20分後、無事に終点湯元温泉に到着。湯元温泉は「日光」と呼ばれる地域のなかでも最も標高が高いらしく(1500mもあるらしい。。)、雪がばんばん積もってます。バス停では宿かつら荘のマスターが車で迎えに来てくれました。ということで4時頃、今晩の宿「かつら荘」に到着。


<本日の宿 かつら荘>

<湯元温泉周辺で> 

 宿に着いて一服た後、遅れてくるヤマモ氏を迎えに再びバス停へ。さっき来る時は車で送ってもらったけど、歩いても行けます。ヤマモ氏と合流して今夜の宴会の買出し。とは言っても湯元温泉街周辺にはコンビニなんてものは皆無なので、とある旅館の売店で酒・おつまみを大量購入しました。ここの旅館の売店のおばちゃんが元気で、ついつい多く買い物をしてしまいました。キリンの「一番搾り」をあるだけ全部買い占めてしまったもの。買ったお酒は部屋の外に出して「自然の冷蔵庫」で冷やしておくことにします。

 再び宿に戻ると夕食の時間。宴会場のようなところで夕食を頂く。何か修学旅行のときのようです。懐かしい。。昼に引き続いてまたしても湯葉が出てきました。今回は「湯葉の刺身」。やっぱり日光地方では湯葉が名物なんですね。

 夕食後。時間は7時。聞くところによると湯元温泉周辺で「雪灯篭祭り」が開かれているらしい。ということでそれに出かけてみることにしました。ちなみにパンフレットによる雪灯篭祭りの説明は以下の通り。「奥日光湯元温泉で昨年に続き『雪灯篭祭り』が開催されます。祭りは、豊富な雪を生かして奥日光の夜を明るくしようと、奥日光湯元温泉旅館協同組合のメンバーが中心となって、温泉街の中心にある湯元園地に高さ約70cmの雪灯篭やかまくらを200基以上製作します。趣のある雪の明かりがロマンチックな世界を作り出し、訪れる皆様の目を楽しませています」

 祭りはなかなかのもので、見ごたえがありました。甘酒の無料サービスもよかったし、何よりも雪の灯篭がきれいだった。最初は体調のことを考えて宿で休んでようかと思ったけど、行ってよかった。。


<雪灯篭祭りの雪灯篭>
 
<灯篭に彩られた道>

 雪灯篭を見た後は宿に帰って温泉。硫黄のにおいがぷんぷん。露天風呂もあっていい感じです。雪の中で風呂に入るのは初めてだったけど、首から下ぽかぽか、頭と顔ひんやりで何となく違和感がありました。雪降ってるから頭は寒い。

 温泉の後はいよいよ飲み。天然の冷蔵庫で冷やした酒はキンキンに冷えてうまい!・・・はずだったんだけど、キリンの一番搾りは何故かアルコールがきつい・・・。あまりの冷たさでアルコールが分離してしまったのか?ともかくこのせいでビールはあまり飲むことが出来ず、日本酒をちびちび飲んでいました。話の内容も様々。このメンバーはみんな話が深いです。聞いているとためになる、というか自分では考えもしなかったことを気付かせてくれます。「働く」ってなんなんだろう・・・?考えさせられます。

 とりあえず僕は4時半に睡眠。その後も数人話してたようで。。


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