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2010年8月19日(木) <小樽(運河と寿司)、札幌(学会)>
<夏の小樽で寿司を食べる>
6時起床。疲れているところに久しぶりに日本酒・ウイスキーを飲んだこともあって、若干の二日酔いです。胃がムカムカします。しかしせっかく札幌に来ているので、朝の散歩に出かけました。朝から雲一つ無い良い天気です。しかし半袖だと少し肌寒く、東京でいうところの秋にも似た気持ちのよい朝です。朝の札幌駅では改札口から吐き出されるように多くの人が出てきます。さすが190万都市札幌。朝食用に駅弁を買おうかどうかかなり悩みましたが、値段が高いのでぐっと我慢しました。
<札幌駅> | <朝からお勤めご苦労様です> | |
<駅前通り> | <駅前通りその2> |
ついでに北海道庁へ。朝だと他に観光客はおらず、ゆっくりと写真が撮れます。太陽の関係から、背景が綺麗な青色になるのは朝早い段階のようです。午後は逆光になってしまうので、赤レンガが黒くなってしまいます。訪問3回目にしてようやく綺麗な写真が撮れました。道庁の門のところで右翼と道職員が何やら揉めていて非常に興味がありましたが、車の中の人を見ると非常に怖い格好をしておられたので、そそくさとその場を立ち去りました。怖い人には近づかないに限ります。そして遠くから盗撮気味にズームで一枚。一体何を揉めていたのでしょうか。北方領土関係かな。
<青い空をバックにした北海道旧本庁舎> | <右翼と職員が何だかもめている> |
ホテルのパンを食べる気分ではなかったので、朝食は近くのコンビニで北海道名物の「やきそば弁当」を買って食べることにしました。160円の朝食。焼きそばをふやかしたお湯でスープを作れるという優れものです。このスープが結構うまい。焼きそば自体はUFOや一平ちゃんに比べると柔らかく、素朴な味わいでした。ただ、朝からカップ麺は胃にもたれます。おいしかったけど。
<北海道限定のやきそば弁当> | <焼きそばに入れた湯でスープを作る> |
チェックアウトの10時までテレビを見ながらだらだらとして、10時にロビーに集合。今日も学会はあり、Fさんの報告も残ってはいますが、報告は午後一番最後のセッションということで、午前中は皆で小樽に出かけることにしました。せっかくの夏の北海道、満喫しない手はありません。まあ、そそられる報告もあまりなかったし、卍先生や△↓さんも「せっかくだったら小樽に行って寿司でも食べてきたらいいよ」とおっしゃってくれたので。。話の分かる良い先生達です。
10時過ぎの電車に乗って一路小樽まで。途中から目の前に海が広がります。同じ景色を冬に見たときは寒そうだったけれど、夏はまた違った表情に見えます。
<車窓に海が広がる> | <北海道の夏の海> |
11時前に小樽に到着。観光シーズンとあってか、さすがに人が多いです。
<小樽に到着> | <るたお> | |
<小樽駅> | <小樽駅の鐘> |
駅前の大通りを下り、運河方面へ。この日の札幌・小樽は31度まで上がるという真夏日かつ雲一つない天気で、直射日光を受けるとかなり暑いですが、日陰に入ると涼しい風が吹いてきてきます。この辺が東京と北海道の違いですね。夏は北海道に、冬は沖縄に住めたら天国だろうなあ。その逆は絶対に嫌だけど。
<駅前通りを下る> | <港町小樽> | |
<旧手宮線跡> | <負傷というより、そもそも死んでいるんじゃ・・・> |
そして小樽運河に到着。冬に引き続いて、まあこんなもんかという感じです。きっと夜は綺麗にライトアップされて雰囲気があるのだろうけれど。
<小樽運河> | <小樽運河その2> |
その後、港まで出たり運河プラザを冷やかしたりして、今回の小樽でのメインイベントへ。メインイベントは寿司です。海産物が豊富な小樽。小樽では回らない寿司を食べようじゃないかと。小樽には多くの寿司屋がありますが、その中で評判のよかった
「伊勢鮨」
へ行きました。一人で行動するとなかなかこういう高級な店には入れませんが、今回は3人なので入りやすい。小さい頃、父親に連れられて近所の寿司屋には行ったことがあるけれど、回らない寿司という意味ではそれ以来のことかもしれません。
座敷に案内されてメニューを見ると、握りのメニューは1800円から5800円まで6種類あります。今回はその中で上から二番目に高い、3700円の「道産握り」を注文することに。大奮発です。決め手は「道産」という言葉で、やっぱり北海道に来たのだからその土地のものを食べたい。最近は食べ物に対して躊躇がなくなっており、これでいいのか悪いのか。まあ今回は日当が出る、というのもありますが。
道産握りは全部で12貫+お椀。やっぱり回らない握りは食感が全然違いますね。ふわっとしています。ご馳走様でした。今年は秋刀魚が超不漁なので、秋刀魚が無かったことだけが唯一の心残りです。
<伊勢鮨> | <今日の魚達> | |
<道産握りその1> | <道産握りその2> |
食後は歩いて小樽駅まで。表通りから一歩入ると、観光地ではない静かな街並みが広がっています。
<伊勢鮨の近くの風景> | <坂があって何となく函館っぽい> |
運河を見て寿司を食べたので、小樽でやることはなくなりました。1時4分の快速エアポートに乗って再び札幌まで。車内では左手に広がる夏の北海道の海を眺めながら、うつらうつら・・・。
<快速エアポートで札幌まで> | <左手に広がる海を見ながら> |
1時40分、札幌到着。4時40分からのセッションで報告があるFさんは先に行って準備をするということで、その時間まで個別行動ということになりました。時間は約3時間。午後のセッションもこれといって興味あるものはないし、かといって暑い中札幌の街を歩き回るのも嫌だし・・・となり、結局駅前にあるヨドバシカメラで30分くらいうろうろする始末です。本当なら大倉山や藻岩山、中島公園に行ってみたかったけれ、暑さにはかないません。しかしヨドバシカメラをうろうろするという、東京でも出来ることをやっていることに悲しくなり、これはいかんと別の場所へ移動することにしました。
移動した場所は駅前にあるらーめん共和国。今回の札幌(+小樽)では、焼きとうもろこしにスープカレー、ジンギスカン、甘味、寿司と、名物は一通り堪能しました。しかし最大の名物であるはずのラーメンをまだ食べていません。ラーメンマニアとして、札幌に来てラーメンを食べないのはカラオケに行ってカラオケを歌わないのと同じです。が、さっき寿司を食べたばかりで、腹は結構満腹。食べるべきか食べざるべきか・・・。ここでも優柔不断振りを発揮し、会場内を30分ほどうろうろした結果、今回は食べるのを諦めました。
<今回もらーめん共和国にやってきましたが> | <夏の麺を食べようかどうか迷った挙句。。> |
腹が減っていなかったということもありますが、最大の理由は夏の札幌で味噌ラーメンを食べてもあまり効用は高くないだろうということです。味噌ラーメンのように脂分塩分共に多い濃厚なラーメンは、冬の寒い時期にハフハフ言いながら食べるから美味しいわけで、寒さが最大のスパイスになっているように思います。だから夏の暑い時期に食べても、汗をかくだけで、美味しさは2割減になるんじゃないかと。以上、ラーメン好きの戯言。
さすがにこれ以上時間を潰せなくなったので、少し早いけど学会会場の北大へ。セッションの途中で入室するのもあれなので、4時40分まで構内をうろうろしました。当たり前だけど、冬と夏とでは全然表情が違います。こんなに緑が多くてのびのびとした環境なら、さぞ研究も捗ることと思います。
<緑が多い北大構内> | <古河記念講堂> | |
<クラークさん> | <稲造さん> | |
<メインストリート> | <ポプラ並木> |
総合博物館に入って北大に関するお勉強。札幌農学校時代の話は結構面白いです。クラーク博士と新渡戸稲造という二人のシンボリックな人間がいるというのは北大の財産ですね。
<札幌農学校時代の英雄達> | <ボーイズビーアンビシャス> |
4時40分からFさんの報告セッションに出て、終了は6時過ぎ。これで皆無事に報告が終わり、大変お疲れ様でした。英語で報告するということは大変な重荷でしたが、初めて報告してみて場数を踏むことが重要だということが分かった気がします。日本語の報告と同じで、慣れが必要のようです。後は英語が下手でも伝えたいという意思。今回の反省を踏まえて、またどこかで英語報告できるように精進します。
飛行機の時間が8時ちょうどだったので、急いで札幌駅へ向かい、6時40分の快速エアポートに乗って新千歳空港まで。
<夕暮れの札幌駅前> | <ファイターズの電車を発見> |
7時15分に空港に到着し、荷物を預けたりチェックインをしたりしているとすぐに搭乗の時間。本当はラーメンでも食べたかったところだけど、時間がないのでうにごはんを買って機内で食べることにしました。うにごはんはおいしかったけど、昼に本物の寿司を食べたのがいけなかった。昼の寿司と比べれば、どうしても劣ってしまうというものです。
<夕食は機内でうにごはん> | <そこそこです> |
飛行機はやや遅れて9時30分に羽田到着。吉祥寺行きのバスは50分発なので、ぎりぎり間に合いそうな感じでした。しかし、バスのチケットを買おうとすると、吉祥寺行きのバスは何と満席・・・。数あるリムジンバスの中で、よりによって吉祥寺行きだけが満席でした。行きに引き続いてどういうこっちゃです。仕方なく京急とJRを乗り継いで帰りましたが、バスに慣れている分、重い荷物を持っての電車移動は疲れます。吉祥寺行きは人が多いのだから、是非バスの便を増やしてほしい。バス会社さんお願いします。帰宅ラッシュにもまれながら、11時過ぎに帰宅。お疲れ様でした。
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