このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京見聞録
2005年3月11日() 一日目 <出発、那覇観光、石垣島へ>


<福岡空港から那覇へ 時々

 まだ夜が明ける気配もない午前4時、起床。急いで身支度をし、母親に送ってもらって下関駅へ。

 前日まで下関の実家に帰省していたので、今回は下関から高速バスで福岡空港へ向かい、そこから那覇まで飛行機で行きます。福岡8時55分発の那覇行きに乗るためには、下関5時発の高速バスに乗らないといけません。時間が早すぎる気もするけど、直通で福岡空港に向かうバスは毎朝この1便しかないのです。博多まで新幹線で行ってもいいけど、それだとお金がかかりすぎる。なので安くすむ高速バスを使うことにしました。


<朝の下関駅前>

 バスに乗り込んだ乗客は僕と中国人らしいおばさんの2人。こんなので採算取れるのだろうか・・・と余計な心配をしつつ、バスは出発しました。下関の朝5時はまだまだ街全体が寝静まっています。暗い街中を抜けてバスは一路福岡空港へ。途中の停留所で何人かの客が乗ってきて、これなら採算は取れそうだな、とか思っているうちに眠りの中へ。気がつくと夜が白々と明け始めていて、バスは福岡市内に入っていました。そして6時半、福岡空港到着。

 まずは航空券購入です。今回ももちろん株主優待券♪一万円で那覇までひとっとびです。チェックインも先に済ませ、レストランフロアでパンの朝食を食べ終わってもまだ7時。出発まではまだ2時間もあります。やることもないのでさっさと出発ロビーに入ってテレビを見ていました。

 暇な時間に耐えつつも何とか時間を潰しきって出発時刻の15分前。ここでアナウンスが。

「那覇行き8時55分に御搭乗予定のお客様で、次の10時10分発の便に変えてもいいという方はいらっしゃいませんか?そのような方がいらっしゃいましたら出発カウンターの係員までお申し付けください。」
 (ふんふん、でも何の見返りもなくそんなことする人はいないでしょ。)
「なお、この申し出を受けていただいた方には謝礼として10000円か7000マイルを進呈いたします」
 (・・・なにっ?! 急ぐ旅でもないし、もしおれでよければ・・・)
「なお、このお申し出が出来るお客様は手荷物を預けてないお客様に限らせていただきます。ご了承ください。」
 (・・・あああ、だめだ。手荷物預けちゃってる。)

 ということがありました。おそらくどうしても8時55分の便で行かなければならない人が出たんでしょう。それにしても現金一万円キャッシュバックっていうのは大きいなぁ。今度こういうことがあったら、絶対名乗り出よう。

 何だかんだで飛行機は定刻通り出発。が、天気が悪くて離陸と着陸の時はものすごい揺れ、結局45分遅れで那覇空港に到着しました。空港で羽田から一足先に来ていたすのさんと合流。石垣行きの飛行機は最終なのでそれまで那覇の街を観光することにしました。

<一ヶ月ぶりに那覇観光>

 那覇市街は一ヶ月前に観光したばっかりなんだけど、今回も観光してきました。ゆいれーるに乗って国際通りに向かい、そこで観光です。重複する写真は載せてませんので、写真が気になる方は「西表島さとうきび刈り」の初日「那覇観光」のところをご覧ください。。

 まずは昼食。前回lovebeerさんと共に訪れた公設市場2階の食堂街で食べることにしました。さすがに前と同じ食堂で食べるのはちょっと・・・だったので、その隣の食堂で食べることに。僕は野菜そば、すのさんはナーベラーチャンプル定食を注文。ナーベラーというのはヘチマのことです。味見させてもらったけど結構おいしいです。お勧め。野菜そばは本当の野菜そばでした。チャンポンみたいな感じ。

 その後は公設市場で品物を見て、ブルーシールでアイスクリーム。びっくりすることに、ここまでは前回来た時にやったことと全く同じですなのです。。あ、でも商店街で南国のフルーツを購入しました。「アテモヤ」という果物を買ったんだけど、林檎くらいの大きさで何と1個1100円!誘惑に負けてしまった。まだ完全に熟してなかったので、旅の途中で食べることにしました。


<公設市場の野菜そば>
 
<マンゴタンゴと美ゅらいも>

 ここからがちょっと変わってます。アイスを食べた後、街のはずれにあるとあるお店へ。そこはいわゆる「食品サンプル屋」。よくレストランや定食屋の店頭ディスプレイで飾られているあれです、あれ。那覇に何とあれを売っているところがあるのです。食品サンプルの店は東京だと上野の合羽橋に軒を連ねているんだけど、沖縄の食材を扱ったサンプル屋は全国広しと雖もここしかありません、てなことをすのさんに強調されました。

 実はすのさんは食品サンプルを見ることを趣味としているます。彼女はサンプルのことを「にせもの」と言いますが、このにせものが大好きなのです。彼女の食品サンプルにかける情熱は凄まじいものがあります。で、今回も事前に下調べしておいたサンプル屋に行くことになりました。

 店内には様々なサンプルが置いてあります。沖縄ならではのものも多数。ていうか実物そっくりに作るサンプル職人はすごいと感心せざるを得ません。30分ぐらい観察して、すのさんは本物の豚の鼻から型をとった「豚鼻鉛筆立てサンプル(2100円)」を購入。わお。僕が「買えばいいじゃん」なんて気楽に薦めたのもあるけど、本当に買ってしまったよ。。シャレとしてはいいけど、家にこれがあったら結構びっくりすること間違いなし。僕はサンプルにはそんな興味ないんですが、記念にちんすこうストラップを買いました。あまりに精巧に作られていたので、ついつい欲しくなった。。


<ちんすこうストラップ 350円>

 サンプル屋で何とも言えない妙な気分を味わった後は、沖縄県庁へ。最上階(14階??)が展望室になっていたので登ってみました。馬鹿と煙は高いところに昇るって言うしね。僕は煙なのです。展望室はちゃちなものだったけど、眺めは結構。下の写真は展望室から見た那覇市内です。こうして見てみると、那覇市内は建物の密度が高い割には高層ビルはありません。


<沖縄県庁から那覇市内を望む>

 県庁を後にした時点で時刻は4時。僕は石垣行き最終の6時45分発の飛行機を予約していたんですが、すのさんは諸事情によりその便に乗れません。てことで一人先に5時発の便で行くことになりました。ここでしばし別れて石垣で合流するということです。すのさんを見送った後、出発ロビーでうたた寝しつつ、最終便で石垣へ。天気が悪くて途中何度も重力0を体験しました。もうこういう体験はしたくないです。恐い恐い。少し遅れて石垣に何とか着陸。無事に着いてよかった・・・。


<石垣島に到着したJTA便>

<夜はアテモヤを食べる>

 石垣空港ですのさんと合流し、今日の宿であるビジネスホテルへ。ビジネスホテルと言っても、何となく民宿のような感じでした。1階にオーナーの家族が住んでるし。

 一旦荷物を置いて遅い夕食を食べに居酒屋へ。ゆうなというその店は、あの石垣島出身バンドBIGINも足繁く通うという居酒屋。料理がおいしかった。。ラフテーがおいしかった。オリオンビール(もちろん生)も飲んで満足満足。そういえば隣の座敷でBIGINの歌を演奏して大盛り上がりしていたので、もしかしてBIGINが来てるのか?と思ったけど、そうじゃないみたいでした。何かサンシン(沖縄の民族楽器。三味線のようなもの)同好会の集まりだそうな。

 明日はいよいよ日本の最果て、与那国島へ向かいます。


二日目へ→

旅行記トップにモドル

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください