このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京見聞録
2005年3月19日() 最終日 <西表島出発、那覇観光>


<宿の大掃除 のち

 いよいよ東京に帰る日。正午の高速船で石垣島に渡ることにして、それまでは宿の大掃除を手伝うことに。

 一ヶ月前、僕らが帰ったすぐ後、『さとうきび畑』は宿としての営業を一旦中止しました。2月中旬から3月中旬まではきび刈り隊専用の寄宿舎として運営されていたのです。一時は40人を越えていたという宿も、多くの学生が帰ったことでかなり空きスペースが出来てきました。そして今シーズンのきび刈りも無事終了。よって20日から宿としての営業を再開することになったということです。

 今日は明日からの宿再開に備えて大掃除。リビングの御座をひっぺ返し、誰のかわからない洗濯物を処分し、ぐちゃぐちゃになっていた寝室を元の状態に戻す作業をしました。既に明日の予約も入っているみたいだし、宿泊客には気持ちよく泊まってもらいたいしね。

 11時頃、僕だけ一旦ゆずるさんのお宅へ。実は宿のホームページ改良を頼まれたのです。ゆずるさんのパソコンでHPを見ながら「ここをこうして欲しい」という要望を聞いてきました。なるべく早い段階で今のホームページを更新する予定ですので、ご覧くださいませ。西表とさとうきび畑に行きたくなるHPを目指します。

 11時半、いよいよ出発。の前に、ビデオを撮られました。今年のきび刈りの感想や思いを述べてくれと。この儀式は去年から始まっていたらしく、今年もやろうと思ったんだけど、2月に僕が帰るときにはすっかり忘れていたそうです(lovebeerさんが帰るときに思い出したように始まったらしい。)てことで今回とんぼ返りしてきた僕は格好の餌食となったわけで、ビデオの前で思いを述べてきました。

 とは言ってもきび刈りは3年目、西表は5度目なわけで、「きび刈りで考え方変わった!」「感動したっ!」という一年目のような意見を言えるわけもなく、ただ淡々と喋ってしまいました。「きび刈りは趣味だ」とか「どうせまた来ます」とかね。本当に大したことを話せなかったので、誰にも見られないことを祈るばかりです。

 ビデオを撮って正真正銘の出発。時間ギリギリ。みんなに別れを告げてゆずるさんに大原港まで送ってもらいました。そしてフェリーに乗ろうとすると、そっとんが。さらにシバさんやマナちゃん、一緒に宿に泊まっていたみんなが。こっそり後ろから付いて来ていたらしいです。知らなかった・・・。でも有難い。みんなありがとう。特にバイトの二人には一ヶ月前も送ってもらったわけで、また見送りしてもらうのは申し訳ない。。まあ今回はさすがに誰も飛び込まなかったけど(笑)

 1時前、石垣到着。港近くの定食屋で昼食を食べて、空港へ。14時発の那覇行きに乗って、とりあえず那覇を目指します。

<首里城見物>

 3時、那覇着。東京行きの飛行機は7時20分なので、4時間ほど時間があります。この4時間を利用して、首里城を見に行くことにしました。実は首里城を見るのは初めてです。というか沖縄本島の観光というのは初めてです。いつもは国際通り止りだから。。

 早速チケットを「ゆいレール一日乗車券」を買って、終点首里を目指します。


<ゆいれーる乗車券と首里城入場券>

 終点首里駅から歩くこと約15分、首里城が見えてきました。入場券を購入して中へ。

 首里城は琉球王朝の中心地として14世紀末に建立されました。が、太平洋戦争でほとんど全てが焼失。それを平成四年に復元したのが今の首里城ということになります。有名な守礼門は最近全く見かけない2000円札にも使われてますね。でもって2000年のサミット食事会はこの首里城で行われたみたいです。琉球・中国・日本の文化が混在する、特徴ある建物です。

 首里城は写真を交えてどうぞ。


<歓会門>
 
<瑞泉門>

<漏刻門>

<改修中の首里城正殿>

 いくつかの門を通り、チケットを買って広場に入ると、何と正殿は改修工事中。残念です。よりによって今改修しなくてもいいだろうに・・・。ちょっと萎えたけど、正殿の中に入って見物します。正殿、北殿、南殿の三つがあり、正殿は儀式の間、北殿は政務の中枢機関であるとともに中国の冊封使を歓迎する場として、南殿は薩摩藩の役人の接待を行う場として用いられていたそうです。北殿は中国、南殿は日本の建築様式や文化が取り入れられたものになっているんだとか。


<大庫理(うふぐい)の御差床(うさくさ)>
 
<冊封使儀式のミニチュア>

<帰途へ・・・>

 首里城見学を終えたのが5時半前。早めの夕食とお土産のために国際通りに戻ります。飛行機が7時20分なので、空港に7時にいないといけないことを考えると、国際通りを40分には出なければなりません。

 国際通りに着いたのが6時。急いで夕食。場所を探す時間がないので公設市場二階の食堂へ。2月にlovebeerさんと一緒に入った店でラフテーそばをかきこみました。でもうまかった。そして公設市場ですのさんが幻の豚肉と言われる「アグー肉」を購入。その後モノレール乗り場に着いたのが35分。結構ぎりぎりでした。。

 空港に無事に着き、飛行機にも無事に乗って、東京へと帰ってきました。


<羽田に着きました>

 今回は本当に内容の濃い旅行でした。これで八重山諸島で行ってないのは小浜島と鳩間島(あと新城島)のみ。与那国はいいところだったので、またじっくり訪れたいものです。そしてもちろん西表島も。今回は一歩引いて、客観的にさとうきび刈りを見ることができてよかった。

 ということで今回の旅行記を終わります。ここまで読んでくれた皆様、ありがとう。

おわり


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