このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京見聞録
2005年3月18日() 八日目 <さとうきび刈り最終日>


さとうきび刈り最終日 曇

 12月頭から行われていたさとうきび刈りも、いよいよこの日で最終日となりました。この日で製糖工場の操業が終わってしまうので、各農家は今日中にきびを刈り終わらないといけないのです。ほとんどの農家が既に刈り終っていますが、まだ残っている農家も何軒かあります。佐藤家もそのうちの一つ。

 今回は観光で来たつもりだったけど、いい機会なのでゆずるさんに頼んで特別に畑に出してもらうことになりました。ということで3年目にしてついにきび刈り最終日に立ち会うことに。感慨深いものです。

 朝食を済ませ最初の畑へ。仕事が休みのそっとんも応援に駆けつけて、総勢8人で残り少ないさとうきびを刈ります。8人でやると早いもので、10時半で終了。いよいよ正真正銘最後の畑へ。


<最後に残った小柄なさとうきび>

 この日は曇の上に風が強く、何とも寒い日でした。しかも最後の畑が背の低い畑。さとうきび刈り最終日というと、太陽がガンガン照りつけるなか、汗をダクダク流しながら、太いさとうきびをガツガツ刈って、最後にビールをキューと、というのを想像していたんだけど、今日はそうではないみたい。今年は最初から最後まで寒かったそうです。

 背が低いので、来年以降のために「苗とり」という作業をしながらきびを刈っていかなければいけません。倒すのは倒しやすいんだけど、手応えが無し、「これは小さすぎるから倒しちゃいけない」とか考えないといけないので、頭がこんがらがってしまいました。

 もくもくと作業をしていると、他の農家さんの畑を終えた人たちがぞくぞくと応援に。何かいつのまにか30人くらいになっていました。この時点でこの畑が西表島で残った最後のきび畑ということに。もう少しで終わりそうだったけど、お昼なので一旦宿へ戻って昼食。インスタントラーメンを食べて再び畑に出ます。

 午後。最後の一本を倒し、全員でかさぎ。写真を撮ったけどすごい人です。 


<総勢30人でかさぐ>
 
<なたと鎌>

 3時、全てかさぎ終わって今年の西表島さとうきび刈りは終了。皆様お疲れ様。。

 ・・・のはずが、佐藤家のメンバーと体験は「苗をそろえる」という作業をやってくれというゆずるさんの指令が。畑で正座しながら、必死に苗になるべきショウトウブをそろえていました。他の農家さんとこのバイトさんがビールを飲んで談笑しているなか、もくもくと苗そろえ。でもビールを飲んでるほうも風が強かったから寒かったに違いない。

 ようやく苗そろえが終わり、これで本当に今年のきび刈りは終了です。本当にお疲れ様。

 場所を移動してささやかなバーベキュー。ビールで乾杯して、ゆずるさん手製の中身汁、オードブル、焼肉、焼きそばなどなどなど・・・。そうそう、バイトのお三方にお疲れ様という意味を込めて、ささやかながら個人的にプレゼントを差し上げました。バイトの3人が一番大変だったのは疑いのない事実。学生との共同生活で気を使うこともあったでしょう。本当にお世話になりました。シバさんにはウコン茶とマムシドリンク、シュウさんには豆腐と茶葉、マナちゃんにはマナの店のパンと絵葉書。マムシドリンクは結構好評だったようで。。

 日が暮れる前に宿に戻り、酒の続き。そっとんも来てくれて、じっくり飲みました。すると突然停電が。石垣から電気を受けている西表島は、特に台風の時なんかはよく停電になるそうです。真っ暗な中、蝋燭に火をともして酒を飲んでました。というか逆に蝋燭のほうがムードがあっていいかも。

 2時間ぐらいしてようやく電気がつくと、ゆずるさんがギターで弾き語りをしてくれることに。自作の曲「ヒラヒラ君」と「寿」というアーティストの「継いでゆくもの」の二本立て。ありがとうございます。何回も聞いてるんだけど、何度聞いてもいい曲です。あ、4月に石垣島でゆずるさんのライブがあるそうなので、お暇な方は是非どうぞ。

 12時以降は外のテラスでゆずるさんとそっとんとキリ君と話。そっとんといろいろ話した結果、来年の山猫マラソン参加と西表島縦走が現実味を帯びてきました。山猫マラソンは最長でもハーフマラソンなので、それについていけるような持久力をつけようかと。西表島縦走というのは、島の真ん中の山をつっきって島西部から東部へと抜けることです。結構きつい山登りらしく、縦走する際には必ず地元の警察に届け出なければならないんだとか。まぁちゃんと道があるからイノシシ狩りよりは楽みたい。。これらを楽しみに今年1年頑張ります。

 3月といえども今年の西表島は寒い。特にテラスは寒いのもあって1時頃お開きしました。


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