<教祖到着>
前日は飲み会で3時過ぎに家に帰ってきたものの、何とか7時起床。足の踏み場のなくなっていた部屋をさっさと片付けて、教祖を迎える準備。来るとわかってたらもっと早く部屋の掃除しておけよ!という突っ込みもあろうかと思いますが、すみません、怠惰な性分なので。。
ということで今日から4日間、北京から下関へ一時帰国しているマルコフ教祖が東京へやってきます。僕もこの機会に乗じて、普段できないような東京観光をしてみようと、教祖と行動を共にすることにしました。
「ふくふく号」という夜行バスで前日の夜に下関を出発した教祖。東京駅到着は9時半という連絡を受け、それに間に合うようにこちらも出発。しかし、予定よりも早く着いたらしく、結果として待たせることになってしまいました。教祖、ごめん。。
9時半、東京駅で無事に教祖とご対面。一昨年の夏に東京に来たときは、韓国人の班長さんと二人して「文句あるか?」とでも言いたげな恐い服装で来たので、今回もそうだったらどうしよう・・・と若干心配していたのですが、今回は意外に普通の格好でほっと一息。何せ今回は皇居とか靖国とか行くのでね。
「ふくふく号」と呼ばれる夜行バスで来た教祖ですが、ふくふく号に対してかなりご不満だったようで、のっけから文句爆発でした。「あんなのは『ふくふく号』やないで『ぶくぶく号』や!」という一言に思わず笑ってしまった。教祖が言うには、あんなバスに一晩監禁されたら浮腫んでしまうと。確かに教祖の話を聞いていると、15時間監禁って感じも受けなくはないです。僕自身ふくふく号を利用したことがないので、何とも言えないけど、15時間バスは厳しいねぇ。 <皇居>
東京駅のロッカーに荷物を預け、まず向かったのは皇居。僕自身は何回か行ったことあるものの、じっくりと見るのは久しぶり。特に今日は天気がよかったので、散策にはもってこいです。
皇居の広い敷地を歩いていると、周りから聞こえてくるのは韓国語や中国語、そして東南アジアの言葉。皇居って観光地なんですね。アジアの人々のとって皇居はかの戦争の象徴で、忌避の対象かと思っていたのに、これは意外。特に韓国や中国に人にとって、皇居という存在はどんなものなんでしょうか・・・。観光することと心情は別物なのかな?
とりあえず有名な二重橋を見物。しかしこの皇居というところ、東京のどまん中にこれだけの土地を有しているというのは改めて驚きます。皇室の力、恐れ入ります。
<今日はいい天気> | |
<めがね橋> |
<皇居と言えば二重橋> | |
<教祖と二重橋> |
歩きながら、ふと物真似をしてみたくなったのでやってみました。教祖のブログに、「すぱくりの場違いな物真似に笑い死にそうになる」という記述があったのですが、その場違いな物真似です。ここで書いたら極右の方々に抹殺される恐れがあるので、誰の物真似か書くことができません。残念です。この物真似は、僕のレパートリーの中でも一番の出来だと思うんだけど・・・。聞きたい人がいたら直接捕まえて聞いてください。 <靖国神社再び>
皇居を一通り見た後、そのまま徒歩で皇居外周をぐるり。武道館を見た後、教祖が東京見物の中で一番訪れたかったという靖国神社へ。僕は11月に行ったばかりですが、今日は快晴ということもあって、また違う雰囲気を味わうことができました。
大村益次郎の像を見つつ、本殿へ。僕は前回に続き、小泉首相風にポケットから10円を取り出して、略式の参拝。対してマルコフ教祖は、正式に二礼・二拍手・一礼。日本男児ここにあり!という姿を見せてくれました。氏はこれで、中国に戻っても大和魂を忘れずに活躍してくれることでしょう。
<青空をバックに、額の広い大村益次郎> | |
<靖国神社> |
参拝した後、博物館である「遊就館」へ。是非とも教祖へ足を運んで欲しかった場所です。詳しくは前回の靖国神社訪問を見てほしいのですが、右も左も日本人なら一回ここを見ておくとよいと思います。マルコフ教祖もいたく感心していた様子です。僕自身2回目にも関らず、またしても2時間近く過ごしてしまった。それでもまだ消化しきれない内容なのです。全部の資料を詳しく見ていたら、丸2日くらいかかりそう。 <月島でもんじゃを食べる>
靖国神社の遊就館で思いのほか時間を使ってしまい、気がつけば1時前。昼食の時間となりました。昼食は「東京の名物を」ということで、月島へもんじゃを食べに行くことに。教祖はもんじゃ初体験です。
地下鉄の月島駅で「そば君」と合流。そば君と教祖は、オフラインでは何と5年ぶりくらいの再会だそうな。再会を懐かしみつつ、もんじゃストリートを歩きます。
<月島もんじゃストリート> |
そば君はよく月島へ来ているらしく、お勧めの店に連れて行ってもらいました。そういえば1年のときにも、そば君ともんじゃを食べに行ったっけな。今日はそのとき連れて行った店の姉妹店のようなところに連れて行ってもらいました。「上州屋&風ぐるま」という店。
久々の再会を祝して、昼間からビールを飲みつつ、もんじゃ三品。そば君が焼いてくれたのだけど、これが手際よい。もんじゃをうまく焼ける男になりたいもんだ。
<風ぐるま&上州屋> | |
<明太・もちもんじゃ> |
<カレーもんじゃ> | |
<にんにく・鳥もんじゃ> |
もんじゃは一つ1000円以上して結構高いのだけど、うまいので何とも言えません。特に明太もちもんじゃは、とろとろになった餅と明太の塩辛さがうまくマッチしていておいしい。カレーも味にコクがあっておいしい。にんにく・鳥もんじゃは、にんにく臭くなりそうだけど、これまたおいしい。
しかし、僕は肉禁なので、にんにく・鳥もんじゃの一部を食べられないのです。あぅぅ。鳥を食べないように、避けながらもんじゃを食べるのというのは寂しいことこの上なし。肉なしでも十分うまいのだから、肉も一緒に食べたらどれほどうまいだろう・・・と想像しながら、鳥のないもんじゃを口に運んだのでした。
でも、肉食べなくても十分おいしかった。ご馳走様。 <佃島>
さて、月島のもんじゃに舌鼓を打ったあとは、歩いて近くの佃島へ。今回は「一般的な東京観光では普通行かないような、ディープ東京を案内してみよう」というのがあったので、佃島を案内してみることにしました。というか、僕も佃島を知ったのはすのさんのお陰なので、受け売りですが。。
「佃煮」で有名な佃島ですが、昔は本当に島でした。今では佃島と陸続きになっている月島や勝どきといった場所は、明治以降に埋め立てられた埋立地。東京に住んでいても、このことを知っている人はそう多くないそうです。だからこそ、佃島は昔の江戸を伝える町並みが残っています。
<佃リバーシティ21と船宿> | |
<昔ながらの手押し井戸> |
<狭い路地> | |
<路地の中にある佃天台子育地蔵様> |
路地裏にある佃天台地蔵様は一回行ったことがあったのだけど、まさかこんなところに地蔵様がいらっしゃると思わなかったので、びっくり驚いた記憶があります。このびっくりを体験してほしかったので二人を案内してみたのだけど、果たしてびっくりしてくれたでしょうか。みなさんも、機会があれば是非。。
地蔵様を拝顔したあとは、佃の渡し跡・隅田川・住吉神社を見物。
<佃の渡し跡> | |
<佃島から隅田川を> |
<佃島にある住吉神社> | |
<佃島の通り> |
佃島渡船の跡にあった解説文を読むと、佃島の先祖は江戸時代初期に、現在の大阪市西淀川区にある「佃」というこれまた中州のような島から移住させられた人々なのだそうです。2年前まで東淀川区に住んでいたマルコフ教祖はそれを見て、「確かに佃っていう地名があるわ」と言っておりました。大阪と東京がそんなところで繋がっていたとは思いもよらなかった。 <六本木ヒルズ>
佃島で古き良き東京を垣間見たあと、今度は新しい東京を見ようということで、向かったのは六本木ヒルズ。大江戸線で月島から六本木まで一本。しかしいつも思うのだけど、大江戸線の六本木駅は何であんな悪趣味なつくりにしたのでしょうか。黒と金で統一された駅舎は、品位の欠片もあったもんじゃない。 六本木ヒルズにはもう何回も来てはいるものの、大体は映画(特に踊る大捜査線関連の)を見るためでした。今日のように森ビルに登ってみようというのは初めて。 まずは森ビルに入って、2階まで行ってみる。2階から先はオフィスと住居なので、警備員が物々しい警備をしています。ちょうどライブドアがホットな時期だったので、案内板で「ライブドアは何階かな〜」と探して38階だとわかり、その写真を撮る男三人。警備員も「こいつら何者?」身構えたに違いない。僕は気がつかなかったけど、そこは写真撮影禁止で、警備員が睨んでいたらしいです。お〜、くわばらくわばら。
<さようなら、ほりえもん。> |
お遊びはここまでにして、森ビル展望台へ。いつも来るたびに登ってみようかと思いつつも、1500円という金額に二の足を踏んでいたのでした。今日のようなきっかけがあってよかった。
この前のサンシャインと比べると、人がかなり多い。展望台も繁盛しているところは繁盛しているんですね。あと、晴れていたのもあって景色がよかった。残念ながら富士山は見えなかったけど、横浜のランドマークタワーやさいたま新都心の姿ははっきり見ることができました。これ以降、都庁と東京タワーに上ったけど、一番眺めがよかったのがこの六本木ヒルズ。天候のこともあったし、なにより立地が一番優れている。ちょうど東京の中心にあるので、360度どの方向を見ても面白い。
<東京タワー・お台場方面> | |
<正面遠くに見えるランドマークタワー> |
<渋谷駅方面> | |
<新宿高層ビル群> |
景色を眺めたあと、展望フロアでドイツ展なるものをやっていたので、それも見学。ドイツ製の製品が多く展示されていました。ベンツなどの車も。一回くらいベンツみたいな車にも乗ってみたいけど、僕はプリウスにしときます。その前に早く免許取れっちゅう話だけど。。
ドイツ展を見終わる頃には日が落ちていました。森ビルを下りて、そのままヒルズ観光・・・と行きたかったのだど、よく考えたらヒルズって観光するようなところはない。唯一観光地っぽいテレビ朝日を見てきました。ドラえもんとかクレヨンしんちゃんのグッズとか売っていたけど、まぁ、テレビ朝日って規模小さいね。
<ヒルズから東京タワー(右手はテレビ朝日) |
ヒルズ見物後、一旦東京駅に戻ってコインロッカーに預けた荷物を引き取り、中央線で吉祥寺へ。夜は吉祥寺で飲むことにしました。 <吉祥寺で飲む>
どこで飲もうか考えた挙句、猿蔵へ。本当は井の頭公園の鳥よしかいせやへ行こうと思ったのだけど、自分自身が肉食べられないからな・・・二人には申し訳ない。
猿蔵では日本酒・焼酎を飲みつつ、魚主体の料理を食べつつ、懐かしい話や今の話。猿蔵は11時で閉店だということだったので、続きはうちで飲むことにして、その前に腹ごしらえとして洞くつ家へラーメンを食いに。多少酔っているので、ラーメンと共にビールを注文してしまいました。
僕はビールもラーメンも大好きだけど、一緒に食すのは邪道だと思っております。しかし、今日はじめてその禁断の合わせ技を使ってしまった。初めてやった感想は・・・やっぱり同時に食すべきじゃないですね。ラーメンはラーメン、ビールはビールで胃に入れるのが一番。ちなみにチャーシューはマルコフ教祖に譲ったのでご心配なきよう。
<洞くつ家のらーめん> |
その後我が家へ。酒を飲みつつ、写真を見たり音楽を聴いたりしながら、夜が更けていくことに。
二人と話すことで、中学高校当時の記憶が鮮明に蘇ってきました。多分二人もそうだったと思います。思えば高校の頃は、休日になると、何の目的もなく皆で集まって、「今日どうする〜?」「どうしよっか?」なんて言いながら一日を過ごしたな〜。時間の使い方としては勿体無い部分もあったけど、今となってはあの時代が本当に懐かしい。いい高校生が一日中公園で「けまり」や「大富豪」なんかをして過ごして、昼は近くのコンビニで買出しなんかして。。何の進歩も退歩もない時間の過ごし方だったけど、まさに僕の青春でした。ああいう時間をみんなで過ごせたことは、本当に幸せだった。
二人と話して、ひと時だけでもあの頃に戻れたような気がします。ありがとう。結局この日は、マルコフ教祖お土産である日本酒「獺祭(だっさい)」と、うちにあった泡盛の「与那国(60度)」をひたすら飲むという事態にまで発展し、気がつけば朝7時。お疲れ様。 |