このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

     

札幌市営地下鉄現役車両

 

南北線

3000形

3000形は、引退した2000形の欠点を補う車両として、昭和53年から平成 2年にかけて5編成40両が導入されました。車両は6000形をベースに造ら れて、制御システムやドア窓の大きさ等は6000形と同じ造りです。車両 は8両編成で運用され、ドア数は2枚で2000形と同一ですが、台車の軸の 数が2000形よりも1軸少なく設計されているため、2000形に比べて車両の 揺れが軽減された形になっています。 また、上記の写真の302号車は近年行き先表示が、方向幕からLEDに更新 されたものです。 ※2000形とは、南北線開業から札幌初の地下鉄として活躍してきた車両 です。残念ながら1999年6月27日に全廃車となってしまいました。当サイ トでも、2000形について取り上げようと思っているんですが、なかなか 資料等が揃わなく公開を断念しております。資料が揃い次第公開の準備 をいたしますので、それまでお待ち願います。

5000形

5000形は、平成7年から2000形を置き換えるために開発された車両です。 この5000形は、従来の2000形・3000形で採用してきた連接台車ではなく 、ボギー台車の構造で、車両の一両の長さは18.4mの6両編成に変更され ました。車体長が変更になったためドアの数も、従来の2枚から4枚に変 更されました。また、車内のデザインも大きく変わり、次駅案内表示器 ・自動アナウンス等の新システムが搭載された車両です。

東西線

6000形 プロトタイプ

6000形プロト車は、東西線開業に先立ち昭和50年に製造された車両で、 現役車両の中で最も古い車両です。このプロト車は、下記の量産車に比 べ車両全体の形や内装・ドア窓などが異なっていて、特にドア窓の大き さに関しては2000形に準じた形となっております。車両の長さは18mで 、ドア数は3枚となっており、台車も札幌に地下鉄初のボギー台車を採用 し乗り心地がよくなった車両です。内装に関しては、化粧板に札幌の名 所のイラストが描かれており、車内全体が明るく感じます。
参照
また、6000形にはATOが搭載されているため、自動運転が行えるシステム になっています。

6000形 昭和51年製造

6000形量産車(昭和51年車)は、東西線開業時に602〜620号車が登場し ました。量産車はプロト車に比べ、車両全体に角ばりがあり、ドア窓も 少し小さく造られています。また、6000形は当時4両編成で運用されてい ましたが、新さっぽろ延長に向けて6両編成になりました。

6000形 昭和56年製造

6000形量産車(昭和56年車)は、新さっぽろ延長時に6両×4編成(621〜 624号車)が製造されました。さらに、平成10年頃から、6000形は宮の沢 延長時に向けて、6000形全車両に8000形(8300形)が増結され、7両編成 へと変更されました。

8000形

8000形は、平成11年の宮の沢延長時にあわせて7両×2編成(825・826) が登場しました。車両は5000形に準じた形で、車内には次駅案内表示器 ・自動アナウンスなどの新システムが搭載されています。制御装置も50 00形同様にVVVFインバータとなっています。また平成14年度から6000形 から8000形へと車両更新が進められ、2009年度には東西線車両がすべて 8000形に統一される見込みです。

東豊線

7000形 初期車

7000形初期車は、昭和63年に東豊線開業時に登場した車両です。制御装 置も3000形・6000形同様に電子チョッパー制御車となっています。 また、7000形は東西線の西車両基地に所属していますので、電気関係や 車両限界など6000形とほぼ同一になっています。そのため、7000形は東 西線内も走行可能となっており、東西線内にある西車両基地から出庫・ 入庫時に東西線内で7000形を見かける光景があります。 ※東豊線には車両基地がないので、東西線の西車両基地に車両を収容し ております。

7000形 後期車

7000形後期車は、平成6年の福住延長時に4両5編成(716〜720号車)が増 備され、合計4両20編成になりました。外装・内装は初期の7000形と異 なる部分があり、大きく変更された所はLED式の行き先表示機が設けら れた他、車内には次駅案内表示器が搭載されています。またデザインも 新しくなり、従来の車両に付けられていた市章からSTマークに変更さ れたなど、他にもいくつか変更された部分があります。

     

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