このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
新京成−京成直通工事の現況
2006年初夏バージョン
新京成線と京成線の直通運転と言う衝撃的なニュースが出て1年以上が経ちます。
2005年6月に朝日新聞千葉版に掲載された記事によると、直通開始は2006年度末、つまり2007年3月ですから、あと9ヶ月ほどです。
先に
直通計画について若干の考察
をしましたが、ちょうどこの5月終わりに上京する機会を得たので、直通運転の気配が無いか、現地を見てきました。
直通のエースに?新京成N800系(北習志野) |
写真は2006年5月撮影(公道上および一般に立ち入りが可能な箇所からの撮影です)
京成津田沼で動きがあったと言う話を聞いており、京成津田沼に行ってみました。
実はこの3月末に上京したとき、京成で成田まで往復したのですが、往復とも京成津田沼を通りながら見るの忘れて居眠りそしていたと言う失態を演じてしまい、今回が再チャレンジです。
新京成で京成津田沼に到着すると、なにやら工事の気配。線路にも角材が敷かれ、工事車両が踏切から入って来れるようになっています。
しかしこれはエレベーター新設の工事関係。改札のある通路の東側(成田・千葉方)に「エ」の字型になる感じで通路を増設し、そこはエレベーター専用にするようです。取り敢えず3、4番線ホームは完成し、今年度中に残る2つのホームに伸ばすようで、まず1、2番線ホームのそれは姿を見せています。
バリアフリー対策としての工事ですが、京成津田沼から羽田空港へのリムジンバスが好調で増便を重ねており、荷物を持った乗客にも優しくなることで、羽田へのエア快への誘導だけでなく、リムジン利用を取り込む効果も期待できそうです。
さらに成田・千葉方の乗り換え専用通路には、エスカレーター工事のため閉鎖期間がある旨の掲示。直通開始により千葉線への乗り換えが基本的に異ホームになることも考慮しているのでしょう。
大踏切から見た工事車両進入路 | 増設されたエレベーター |
さて駅を出て、新京成と千葉線の合流地点付近を路上から見てみましょう。
歩いてみると案外と幅員がある線路沿いの道を駅裏に出ます。6番線からの延伸ができるかの鍵となる?ゴミ捨て場を横目に進むと、線路沿い、犬走り部分の下がり勾配に足場を組んで、分岐器が置いてあります。どうも片渡りのようで、5番→千葉線下り→千葉線上りという片渡り分岐で直通を捌くようです。
例のゴミ捨て場を路上から見る | 分機器発見 |
さらによく見ると、分岐器用の枕木や、分岐器のノーズ部分などの部品、資材が無造作に置かれていました。
この感じだと、道路からアクセスするしかなく、かつ道路を少し占有する必要がありそうなので、工事予告の類を探しましたが、見当たりませんでした。今年度の設備投資計画として計上し、承認、公表されたのがこれくらいのタイミングですから、手がけ始めるとしたら間もなくと見ますが、この気配の無さを見ると、夏場、もしくは下期入ってすぐに一気に施工するまでこのまま中休みかもしれません。
分岐器 | 枕木やノーズなどの資材 |
こうしてみると直通への息吹きが感じられますね。
6連の新3000系もかなり目立つ勢力になりましたし、直通の準備は着実に進んでいるようです。
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