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3月2日〜3日春の18切符最初の旅 冬の終わりの飛騨高山へ(前編)

☆   出発編・ムーンライトながらの出発。下呂までの道   ☆



3月1日・・・今日の仕事を終えて、部屋で一休みをしていたら午後9時過ぎになっていた。
あと1時間半程で、岐阜の飛騨高山を目指しての旅立ちとなる。
けど、今日は朝5時おきだったのでこの時点で結構疲れが出ていたのだった。
出かけて果たして大丈夫なのか・・?。と少々思ってしまった今回の旅立ちだった。

とりあえず、10時半頃を過ぎた辺りで家を後にして夜の横浜駅へと向かった。



快速ムーンライトながら大垣行き
横浜0時11分発〜岐阜6時41分着

ちょっと横浜駅に早く着いたので、横浜駅の近くのコンビニにて買出しをした後、その辺をうろうろして過ごす。
0時前くらいに、駅に戻って18切符の最初のハンコを押してもらう。
私が乗るのは、当然0時11分横浜発のムーンライトながらである。


定期ながらに約1年半ぶりに乗車。

373系列車である定期ながらには約1年と半ぶりの乗車である。
その前に乗ったときは2004年の7月始め・・。用事で京都に行った時に乗ったきりだった。
ムーンライトながらにはこれで3度目の乗車であるな。この373系のリクライニングシートはなかなか快適である。


ムーンライトながらの車内の中。当然ながらこの時点で結構座席は埋まってきている。

本日の指定席券は当然ながら、完売御礼との事らしい。座席も殆ど埋まりかかっている。
このムーンライトながらはマニュアル通り、東京〜小田原間は全車指定席となっている。
なので小田原より前までは、指定券を持っていなければこのムーンライトながらに乗車はできない。
それまでにこの18切符シーズン中は、指定席が埋まってしまうという訳だ
指定席券を持っていない・指定券を取れなかった人達は4号車〜9号車が自由席に変わる小田原から乗車しなくてはならない。

さて、今日は小田原からどれだけの人が乗ってくるのであろうか。
通路がぎゅうぎゅうに詰まってトイレに行けなくなるほど混まなければいいのだが。。それだけが心配である。

ちなみに、一昨年の7月のながら乗車の時は18切符期間外なので満席は当然ありえなかった。
その時はそれでも、静岡くらいまでは結構な乗車率だったのだが。けど、小田原からは当然座れるくらいだった。

その前の一番初めにながらに乗車した時は、春の18切符の終わりの4月の週末の時だった。
その時は、臨時ながら91号がまだ登場していなく「臨時大垣夜行」の時代だった。
けど、その時はもう「臨時大垣夜行」の運行は終わっていた時期。小田原から大量の乗客が流れ込んだのは覚えている。
その時は、通路を人を掻き分けながらやっと通れるくらいだった。通路やデッキに腰を下ろす人で溢れたのだった。
トイレに行く時に、「すいません、すいません」と人を掻き分けて行った・・そんな記憶が残っている(笑)。

なので、18切符の時期は下りながらの小田原から先は身動きが取れなくなる可能性があるのでトイレはその前に済ませておく必要がある。
特に超繁忙期、いわゆる年末年始・お盆・コミケ開催日・ゴールデンウィークの時期は、混雑が酷いらしいな。
聞いた話によると、乗車率200%を越える時もあって朝の山手線のラッシュ並になるとか・・(怖)

当然、そうなったら飲食も控えた方が良いかもしれない。ま、トイレにいければ問題ないのだが。


今日の私の隣の席の人は、どうやら学生らしき18切符の旅人らしい方であった。
「トイレに行く時は、遠慮なく起こして通ってくださいね」と親切に私に言ってくれた。なかなか感じのいい人だ。

小田原到着前にアナウンスで「4号車から9号車まで自由席に変わります」とのアナウンスが流れる。
「座席のトラブルが無い様、席を離れる際はお気をつけ下さい」とのアナウンスが続いて流れる。

小田原に到着して、列を作って待っていた乗客が乗り込んできた。
けど、今日はまだ春18切符解禁の2日目。そんなには乗り込んでこなかった。1車両ごとに6〜7人といった所か。
これなら、とりあえずトイレの心配は無い。安心してそろそろ眠りに着こうと思う
さっきから、結構疲れが出てきているし(この時点で・・汗)。少しでも体力温存しておかねば・・。

うつらうつらとしていて、浜松到着前でふと目が覚める。時刻は3時20分くらい。
ちょっと腹が減ったな。そう思って34分停車する浜松で駅の外のコンビニまで行き軽い夜食を購入。列車内に戻って食べる。

しかし、この深夜の浜松駅。すれ違い通過していく貨物列車等が多い。
そんな中でも、反対の上りホームに寝台特急の「出雲号」と「サンライズ瀬戸・出雲」がすれ違っていく。
そんな光景を、私のようにカメラを持って写真を撮る人たちが何人かいる。


左・・・寝台特急「出雲号」            右・・・同じく寝台特急の「サンライズ瀬戸・出雲」

そういえば、そろそろ「出雲号」が廃止になる時が近づいてきているな。
そうなると、出雲市への寝台夜行は「サンライズ」のみに託される事になる。今の時代、寝台列車が次々に消えていくんだなぁ。

そろそろ浜松駅を後にする発車時刻の3時57分が近づいてきた。座席にもどり座る事に。
そして、再び眠りの世界に落ちていく。豊橋駅に停車した時一瞬だけ目が覚めるが殆ど記憶が無い。
そして、次に目が覚めたのが大府あたり・・。そろそろ名古屋に到着する辺りだ。


時刻は6時5分・・。ようやく名古屋に到着した。

夜が明け始め、辺りの空も真っ暗の闇から薄青白へと変わっていく。夜明けの瞬間だ。

名古屋にて、後ろの7号車〜9号車の名古屋止まりである。名古屋まで指定席だった1号車〜3号車もここから自由席になる。
名古屋より先に行く乗客は前の1号車〜6号車に移動する必要がある。名古屋から先は全車自由席となる。


後ろ3両の切り離しの時。

名古屋どまりの後ろ3両の7号車〜9号車はここで切り離される。
切り離された後ろ3両は、この後豊橋まで戻り「ワイドビュー伊那路」となり飯田線を走るらしい。
この切り離し作業を写真に撮る鉄っちゃん達が数名いたのだった。
私もこの瞬間の写真を撮るのは、今回が始めてであった。

切り離しが終わり、しばらくして6時16分。名古屋を後にして発車する。
ここから後25分後に、岐阜に到着する。長かったムーンライトながらともここでお別れとなる。

定時通り6時41分に岐阜に到着した。岐阜から高山線に乗り換えである。



高山線普通列車高山行き
岐阜6時56分発〜下呂8時58分着。


高山線の車両。

さて、今度は高山線の旅が始まる。とりあえずは最初下呂駅に下りて散策してみようかと思う。
下呂まで約2時間程の乗車である。けど、始点の岐阜駅で既にこの列車は混雑していた。
最初は進行方向窓側に席をキープ出来なかったのだが、座ってしばらくしているうちにうとうとと眠ってしまっていた。
ふと目が覚めたら、いつの間にか乗客が少なくなっていた。地元の学生とかが多かったようだ。


左・・・高山本線下麻生〜上麻生               右・・・高山本線上麻生〜白川口

高山本線の車窓は、美濃太田くらいまでは割と住宅の多い風景の中を走っていく。
美濃太田を過ぎた辺りくらいから、建物の多い風景や山々の風景が交互に入れ替わっていく感じだ。


高山本線白川口〜下油井

白川口付近辺りを過ぎると、飛騨川を隣接して列車は走っていく。



高山本線下油井〜飛騨金山〜焼石

そして、車窓は下油井を過ぎた辺りくらいから、このように飛騨川を間近で見ることが出来る。
川は山をくっきりと鏡のように映している。とてもいい車窓であるな。


高山本線焼石〜下呂

日本三大名湯の一つに数えられる温泉街・・下呂温泉の下呂駅にそろそろ到着である。
日本三大名湯は去年末に行った草津温泉・そしてこの下呂温泉、あと一つの有馬温泉の3つである。
とりあえず、最初にこの下呂温泉街を散策してみたいと思う。

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