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12月20日 谷川岳 白銀の天神平への旅(前編)





今年も残す所あと10日程。。師走の時期。夜行列車での日帰り(?)の旅に出ることにする。
仕事を済ませて、新宿駅へと向かう。新宿駅には10時45分頃到着。

快速ムーンライトえちご新潟行き
新宿23時9分発〜新津6時3?分着


おなじみの人のごった返す、夜の新宿駅。

新宿駅7番線ホームへと向かうと、既に今日乗るムーンライトえちごの列車がスタンバイしていた。
夜行快速の中で、このムーンライトえちごを一番利用している。これで7度目の乗車だ。

さて、今回の旅の予定なのだが、このまま新潟まで行きそこから磐越西線を経て会津若松辺りを観光しようかと思う。
磐越西線は約5年前の3月に乗ったことがある。真冬の朝の磐越西線の車窓にも興味がある。
・・だが、この後予定が狂うとはこの時思ってもいなかったのだ。

定時通り23時9分に新宿駅を発車する。新宿のネオン街を後にして高崎線を走っていく。
今日の昼間の中抜けの時で指定券を購入したわけだが、余裕で窓際を取れた。
18切符シーズンが始まったといえども、まだ繁忙期では無い。指定券も310円だった。
近くのおっさんが、座ったと同時に前の座席をいきなり向かい合わせにして足を伸ばして寝始めた。
おいおい、前に乗ってくる人がいたらどうするんだ??・・と密かに思ったのだが・・。

池袋・大宮へと停車して、0時47分に高崎駅に到着した。ここでは26分停車する。1時13分に発車する。


この高崎駅がムーンライトえちごの日付変更線の駅となる。
ゆえにここまでの乗車券が別に必要になるという訳だ。
新宿から高崎までは1890円である。新宿駅にて高崎までの乗車券を購入した。
18切符には12月19日付けのハンコが押されてある。

高崎駅にて金沢行きの急行能登を待ち合わとなり、急行能登が先行した後ムーンライトえちごが発車となる。
1時1分に急行能登が高崎駅に到着する。この時ムーンライトえちごと急行能登が同じホームに並ぶ。
急行能登が1時8分に発車になった後、ムーンライトえちごが1時13分に発車となる。


新前橋駅で2時間以上も停車・・・(^^;

・・・だが、13分を過ぎても発車しない。どうしたのか。。。??
水上〜湯檜曽間で信号故障が発生した為、発車できないらしい。。
暫くして動き出したが、新前橋駅で停車してずっと動かない。。。
信号故障が直らないので、しばらく停車するようだ、、。時間が過ぎても全然動かない。。
私もうとうとしかかって暫く眠りに入っていた。動き出した振動で目がふと覚めた。
時計を見ると、時刻は3時過ぎ・・。2時間以上も新前橋駅に停車していたようだ。
やっと動き出したかと思うと、渋川駅でまた止まって停車した。ここでも暫く動かなかった・・・。
時間はもう3時半になっていて、本来なら長岡駅に到着している頃である。

ようやくまともに動き始めて、私も眠りに入っていた。
長岡駅到着のアナウンスでふと目が覚める。列車が遅れた謝罪のアナウンスも同時に入った。
今回の旅は、磐越西線の始発(新津6時6分発)に乗り、会津若松辺りを観光しようかと思っていた。
・・だが、これでは磐越西線の始発に間に合わない・・。予定変更のプランを考えていた・・。
・・その結果、新津辺りで降りてこのまま信越・上越線を戻り谷川岳を観光しようと思った。
・・・ま、この案は選択肢の中に入ってたんだが。。
そういう訳で新津に降りる事にする。新潟まで行くと遅くなってしまうし。


2時間遅れで新津に到着。

新津に到着したのが、6時30分過ぎ。。本来ならば4時36分にこの新津駅に到着している筈である。
ちょうど2時間遅れくらいで新津駅に到着した。空が朝焼けでオレンジ色に染まり始めている。



信越本線普通長岡行き
新津7時4分発〜長岡7時59分着

新津駅信越本線ホームにて。。地元の学生達が集まり始めている。

やはり磐越西線の始発(6時6分発)の接続は無い・・。しょうがないから変更するか。
このまま信越線・上越線を戻り今年の雪国を見る事にする。
今年は去年に比べて、暖かいのか雪も少ないかもしれない。
去年はもうここら辺から積雪があったような気がするのだが。。とはいっても寒い。

駅の待合室で駅前で買ってきた朝食のおにぎりを食べて、信越線の上りホームに来る。
まもなく長岡行き普通列車が来るようだ。もう朝7時なので地元の学生達でホームが一杯になる。
この駅の発車・到着案内メロディーは、SL列車の警笛の音だ。磐越西線のSLをイメージさせる。

列車が到着して、なんとか座る事が出来た。列車内も結構混雑している。


信越本線新津〜代代田

夜行列車で案の定あまり眠れなかったので、睡魔が襲ってくる。
だが、7時59分に長岡駅に到着するのでうつらうつらとしか出来ない。
時刻表を見て思ったのだが、この後の26分発の信越線上り列車は水上行きで長岡駅で乗り換える列車だった。
どうせ乗り換えて、後続の列車に乗るのだったら26分発の水上行きに乗ればよかったかな?。
・・ま、もう乗っちゃったから遅いのだが。うとうとしている間もなく長岡駅に到着。



上越線普通水上行き
長岡8時27分発〜越後湯沢9時43分着

長岡駅前をしばらく散策して時間を潰す。
スーパーや商店街はまだこの時間なので、やっていない所が多い。
20分を過ぎた頃くらいに、長岡駅上越線上りホームに戻る。
列車が到着して、中を見てみるとすし詰め状態。・・だが、この長岡駅で殆どの乗客が降りる。
一瞬焦ったが、問題なく座れてよかった。これで少し仮眠できるな・・。
進行方向窓側座席に座り、ちょっとしたら睡魔が襲って眠ってしまう・・。


上越線上越国際スキー場前〜石打


上越線石打〜越後湯沢

目がふと覚め。眠い目を擦って窓を見てみると・・・。
辺り一面の白銀の世界の車窓が目に飛び込んできた。いまどの辺だろうか・・。
停車駅を確認すると・・石打に来ていた。もう次の駅が越後湯沢だ。
さて、まだ腰も完治してないうちに旅に出てしまって座りっぱなしで腰もちょっと痛くなってきている。
・・体が温泉に入りたい!!・・と叫ぶので、越後湯沢で降りて温泉にでも浸かろうか。
そういう訳で、とりあえず越後湯沢駅に降りる事にする。


おなじみの越後湯沢駅。

ムーンライトえちごから信越・上越線を戻るルートで越後湯沢駅に来たのがこれで3度目。
多分もうムーンライトえちごを降りて、上り線で戻って越後湯沢とかに来るのはこれで最後かもしれない。
次に湯沢や水上に来る時は、朝早く起きて在来線で来ると思う。

越後湯沢に来て入る温泉は安くてのびのび出来る「コマサクの湯」。10時から開館するみたいだ。
以前にも何度か紹介したが、湯沢温泉ロープウェイと同じ建物の中にコマサクの湯がある。
越後湯沢駅から数分あるくと、湯沢温泉ロープウェイの建物がある。


布場スキー場

湯沢温泉ロープウェイから少し歩いた場所に湯沢高原 布場スキー場がある。
去年のちょうど今の時期と今年の夏にこの布場スキー場を見たが、あえてもう一度寄ってみる。
青空の下のスキー場。やはり綺麗だ。
今年も雪の時期が来たなぁ・・・。そう実感する。

コマサクの湯に入ろうと思い、行ってみるがなんと水道管故障の為午後からの開館らしい。
午後まで越後湯沢にいるはずも無いので、代わりに越後湯沢駅のぽんしゅ館の酒風呂にする事に。
以前から、このぽんしゅ館の酒風呂に興味が多少あったのでこの機会に試してみる。


越後湯沢のお決まりのキャッチフレーズ

この湯沢温泉ロープウェイの建物を出ようとしたら、この様な看板が目に入った。
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった」川端康成の小説「雪国」の言葉である。
水上〜土樽〜越後湯沢間の車窓は、その言葉どおり長い清水トンネルを抜けると真っ白の銀世界の車窓が見えてくる。
皆さんも、是非上越線のその車窓を見てみてください。

さて、また越後湯沢駅に戻る事にする。越後湯沢駅内にぽんしゅ館がある


ぽんしゅ館の酒風呂の説明板

ぽんしゅ館の酒風呂の入浴料は800円。。ちょっと高い・・^^;。コマサクの湯は入浴のみなら300円なのに。。
この酒風呂の効能は美容・疲労回復・育毛の促進などに効くらしい。
酒の弱い方や子供とかでも入れる。あまり酒の匂いがきつくても嫌だしね。
・・さて、中はコマサクの湯と同じくらいの浴槽が一つのみ。。

う〜ん。。これで800円はちょっと高いなぁ。。ま、しょうがないか。。
ゆっくり温泉に浸かって、夜行列車に乗ってきた疲れをここで回復させる。
酒風呂と言っても、特に酒臭くはなく程よい温度の温泉であった。
しかし、浴槽のあちこちに白い滓みたいのがぷかぷか浮いているんだが・・。

風呂から上がった後は、11時58分発の水上行きに乗る。その後の上りは15時5分まで無い。



上越線普通水上行き
越後湯沢11時58分発〜土合12時25分着

11時49分に水上行き列車が到着し、発車は11時58分だ。車内は問題なく座れる程すいている。
さて、今日のメインの谷川岳ロープウェイ観光だが、土合駅で下車してバスを利用する。


上越線越後中里駅の手前付近

越後中里駅は目の前がスキー場の駅である。
ここから見えるブルートレインのような車両は、ブルートレイン中里という車両を利用した無料休憩所である。
スキーの合間に、この中で休める・・という訳みたいだ。

越後中里駅を過ぎると、2駅で土合駅に到着する。


土合駅上りホーム

土合駅は日本一のモグラ駅
土合駅は日本一のモグラ駅で鉄達には有名である。
下りホームは地上から338メートル地下にあり、階段数は486段もある。
上りホームは地上にあるので、階段を上らなくても良い。
下りで土合駅に来た時のみ、階段を486段上っていかないとならない。10分以上はかかる。


これが土合駅の486段の階段。

下りホームは、この階段の下にある。階段の降りる先がここからでは見えない。
ホント凄い駅というのが、お解りであろう。
この駅は、関東100選の駅にも選ばれている。


土合駅の駅舎。

土合駅の駅舎はこんな感じになっている。
駅の目の前が、谷川岳ロープウェイ行きのバス停がある。
駅の周辺は土合ハウスと言う民宿(?)と、ちょっと離れた所に谷川岳ドライブインがある。
その他は何も無い。本当に山の中の駅っていう感じである。

バス停でしばらく待つと、谷川岳ロープウェイ行きのバスがくる。
ここからなら5分ほども乗れば、もう谷川岳ロープウェイのバス停に到着する。

さて、これからロープウェイに乗り、天神平を目指す事にする。

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