このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

暴走(族)特急「 はるか tasii

 「暴走特急」といえば、スティーブン・セガール主演のアクション映画 
(英語名は Under Siege 2:Dark Territory で異なっています)
が、有名です。
(写真は、その1シーンです)

   
 

 約50年前(には限りませんが・・・) 
当時、車やオートバイで、国道43号線(神戸市灘区岩屋から
大阪市西成区花園までの30kmで、当時かなりの区間が片側3車線)を、
左側から入り、側道を入れた4車線を右側の中央分離帯寄りまで移動、
時をおかず、左端へ戻る。
これを繰り返し、いわゆるジグザグ運転を何度か?
これも暴走族の1行為に違いないけれど、逆は真あらず?

 50余年を過ぎ、外国へ行く機会があり、
京都在住なので、関西空港へは京都始発(いくつかは近江からで、7番ホーム発)
のほぼ30分ごとにある関空特急「はるか」号が便利(割引切符もあり)と乗りました!

   
 

 京都駅30番線ホーム(日本1長い、いわゆる京都駅0番ホームの西の端)
から、特急「はるか」に乗ったのはよかったのですが・・・
名前は優しい「はるか」、車両も優雅な281系(写真上)なのですが・・・
実際の運行は、前述のジグザグ運転もいいところ!
思わず、ジグザグ運転⇒暴走族⇒暴走特急⇒スティーブン・セガール
といった連想になったものです。
京都駅30番ホームからの 運行図 は、下図の赤ラインです。
(特急「はるか」以外は、実際と異なっています)

 具体的には、以下(主にジグザグ移動)です。
1.京都駅30番線ホームを発車、山陰本線ー貨物線(?)を
 東海道本線と併走する。、
 西大路駅ー桂川駅間で、複々線の東海道本線を、大胆に右(北)から
 左(南)端へ移り(高架線)、しばらく側道(東海道本線の左側)を走り、
 向日町駅を過ぎて、東海道本線の優先(特急、新快速)路線に入ります。
2.その後、茨木駅を過ぎると、優先路線の右側線に入り、高架で
 再度逆に複々線の東海道本線を左から右へ横切り、貨物線に移ります。 
 しばらく複々線の東海道本線を左に見ながらつかず離れず走り、
 新大阪駅の手前から11番線ホームに入ります。
3.新大阪駅を過ぎると、大阪駅を経由せず浪花(大阪?)を通ります。
 これからが圧巻か(野田駅ー日根野駅間は平面交差)?
 貨物線を単線で、大阪駅を左に見ながら東海道本線の高架下を潜り
 福島駅の手前から大阪環状線に沿う右側線路に入ります。
4.西九条駅の手前で、大阪環状線外回り(進行方向逆)に入ります。
5.すぐのポイントで、桜島線用の2,3番線ホームに移ります。
6.西九条駅を出て、正規の大阪環状線内回り線に入り、新今宮に向かいます。
7.新今宮駅手前で、関西本線に入り新今宮駅を経由次は2つめの停車駅
 天王寺駅に到着です。
8.天王寺駅15番線ホームを発車、関西ー阪和短絡線を経て、
 阪和線上り線に入る。
9.大阪環状線の西九条駅の手前と場合と同様、すぐのポイントで下り線に移り、
 阪和線を快走、日根野駅を目指します。
10.日根野駅を過ぎ、阪和線と高架で別れ、後は一路終着の関西空港駅です。

 50年前の国道43号線では、ジグザグはせいぜい3回程度でした
 (これを超えるとパトカーが心配?)。
 今の、麗しの「はるか」特急は、高架越えもありますが、
 レールと道路の違いを考慮すれば、すごい走りをやっています。 

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