このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

(その4)


4.2日目

5月4日(金)

 昨夜は午後11時半ぐらいまで日記を書いたり、テレビを見たりと一人でくつろいでいた。今朝は、午前8時起床。ぐっすり眠れた。アルによると普段はイビキがうるさくて寝れんけど、今回はあまりうるさくなかったとのことだ。

 朝食はレストランでごく普通のバイキング形式だった。朝食後、一番のメインの温泉である「忘帰洞」へ行った。昨日行った「玄武洞」よりも一回り大きく、その中でいくつもお風呂が分かれていた。

 説明書きを見てみると、徳川家の誰だったか忘れたが、この温泉に入って「帰ることを忘れるほどじゃ」と絶賛したことから「忘帰洞」という名前がついたのだそうだ。僕も帰るのを忘れたいぐらいだったけど、現実には午前10時のチェックアウトの時間が迫っていた。

 「忘帰洞」から上がった後は、時間があまりなかったので、ゆっくりすることができなかった。チェックアウトをすませた後、風呂上がりで眠たかったので、ホテルのソファーでしばらく休憩した。

 午前11時半頃、ホテルの土産物売り場でおみやげを購入して、ホテルを後にした。アルは相変わらず荷物に飲みかけのコーラをぶら下げている。「捨てたら?」って言っても、「甘うなっておいしゅうなるき」と言ってどうしても捨てようとしなかった。ボトルウイスキーばっかり飲んで、コーラなんか飲みもしないのに。

 

(帰りの船から。僕たちが泊ったのは、本館の右の方。その上に見えるのが山上館。一泊5万円ぐらいするらしい。今度来るときはここに泊りたい。)

今回は時間がなく、乗ることができなかったが、港からは魚の形をした遊覧船が出ていて、「紀の松島」やその他の美しい島々を巡ることができる。左がくじら号、右がシャーク号)


 帰りの電車は午後1時25分発オーシャンアロー20号。くろしお号よりもワンランク上の列車で、車両も新しく、展望ラウンジなどもある。また、停車駅も少ないため、到着が10分ほど早い。紀伊勝浦駅前の売店で「マグロステーキ弁当」を買って、電車の展望ラウンジで景色を眺めながら食べた。


(特急「オーシャンアロー」号。前の人の頭が写ってしまった。)

 

5.「大荒三人衆金曜定例会in大阪」

 車内ではアルが持ってきていた小説などを読んだり、寝たりして暇をつぶした。新大阪に到着したのは定刻の午後4時51分。アルのコーラは、ついにここで半分以上残されたまま、捨てられた。

 大阪駅に寄って荷物をコインロッカーへ入れた後、依光君と待ち合わせの約束をしていたJR京橋駅へ行った。依光君と無事合流することができ、今度は京阪電車に乗って枚方市の牧野というところまで行った。

 牧野は、僕の学生時代にすんでいた町である。実はここにある焼肉屋「牛太」という店で定例会をやろうということになっていたのだ。「牛太」は学生の時によく利用していた店で、地元でも人気の、旨い焼肉屋さんだ。以前、依光一家とアルとで来たことがあり、肉のうまさに絶賛して、また来たいということになっていた。


(焼肉屋「牛太」牧野店。地元では有名な店だ。)

 店に行ってみると、すごい列ができていた。前にいったときも列ができていて、10分ぐらい待たされたので、今回も仕方ないと思って、列の後尾に並んだ。

 10分ぐらいたった頃、勘違いだったことに気づく。その店は肉の店頭販売もやっているのだが、長蛇の列は実は店頭販売のための列だったのだ。店の中をみてみるのに、席が若干空いているのにおかしいなとは思ってはいたが…。

 列の横から店の中に入ってみると、「奥へどうぞ」とあっけなく通された。あの待ち時間10分は何だったのだろう…。気を取り直し、早速ビールや肉を注文。ここは今では置いている店が少なくなった(大阪では今でも多いが)生ビールの大ジョッキがおいてあるので、一杯目はそれにした。

 こうして「大荒三人衆金曜定例会in大阪」は始まったのである。なにも、大阪まで行ってやらんでも…と思う人もいるかもしれない。依光君のいうことにはごっちゃんにも同じようなことをいわれたようだが、逆にいえば、これだから大荒三人衆なんだと思う。

 旨い焼肉とビールで定例会は楽しく盛り上がった。ちょっと肉を注文しすぎたのかもしれない。腹パンパンになった。腹をさすりながら、お勘定をしてもらったが、たらふく食って一人あたり4,000円くらいだった。山田のソウルや幸園よりもはるかに安い。これだから「牛太」はハマるのだ。また機会があれば是非来たい。

 

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