このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
(その3)
←戻る 次へ→3.ホテル浦島
駅から約5分ほど歩くと、港が見えてきた。第一印象としては、土佐清水市の漁港周辺のような町並みだ。港のむこうには、今日の目的地「ホテル浦島」が既に見えていた。一応、陸続きにはなっているようだが、お出迎えの演出なのだろう、「船からチェックインするホテル」をうたい文句に、目の前に見えているホテルまで送迎船があり、僕たちも乗船した。
(船乗り場桟橋入り口)
(桟橋からホテル浦島をバックに)
(ホテルまでの送迎船)
(送迎船2号。ほんとはこれに乗りたかった。)
所要時間約3分ほどでホテルの玄関前に到着。早速チェックイン。ロビーは宿泊客でごった返していた。ボーイさんに荷物を持ってもらい、部屋まで案内された。建物自体、あまり新しくなく、どちらかといえばボロかった。でも部屋の外は海になっていて、そこからの眺めはなかなかのものだ。
(ホテル玄関前)
(客室からの眺め)
しばらくゴロゴロしたのち、本来の目的である温泉巡りをすることにした。このホテルは、「狼煙山半島」全体が敷地という壮大なスケールで、4つの棟に分かれており、それぞれが廊下やトンネルで結ばれている。敷地内には点在する6つ(うち1つは工事中だったので実際には5つだった。)の温泉があり、全館共通で入浴できるようになっている。
(ホテル館内の案内図)なかでも、「忘帰洞」と「玄武洞」は洞窟の中に温泉があり、その洞窟の向こうには太平洋が眺められる仕組みになっていて、湯船の近くまで波がやってくる。今日は、とりあえず一番遠くから攻めようということにして、「玄武洞」へ行った。説明どおりの洞窟の中の温泉は、とても硫黄臭く、物部の笹温泉のようなお湯だった。
ゆっくり浸かった後、今度は山上露天風呂に行くことにした。山上へは、外に出ることなく、合計3基のエスカレーターを乗り継いで行く「スペースウォーカー」で結ばれている。ちょっと曇ってきたのが残念だったけれど、山頂にある露天風呂からの眺めは最高だった。
温泉に2つも続けて入ったところで、今度はお待ちかね、夕食の時間だ。料理は熊野灘でとれた魚介類をふんだんに使った旅館独特のものだった。中でもアワビのステーキは絶品だった。キンキンに冷えたビールも旨い。
この上ない贅沢を堪能した後、普段ならアルが外へ飲みに出て行きたがるが、今日は珍しく、長旅の疲れもあったのだろう、早くもグウグウ寝てしまった。僕はその横でこの日記を書いている。アルのコーラは、まだ半分以上残っている。
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