このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

おもしろトピックの家




おもしろトピック(12):
届かなかったウエディングドレス2001.3.30.作成


 ちょっと悲しい話である。
 グアム島で結婚式を挙げる娘さんのために、ウエディングドレスを国際郵便で送ったところ、手違いがあり、結婚式に間に合わなかったという事件である。ドレスを送った父親は、「娘にみじめな思いをさせた」として国に対して損害賠償を求めた。もちろん、裁判所が父親の訴えを認めたところで、もう結婚式は終わってしまったし、仮に賠償金を勝ち取ったとしても、決してうれしくはないだろう。が、親の気持ちとしては、そのままではとてもいられないという心境だったのだろう。



 事件の顛末はこうである。

 問題の結婚式は1999年の4月にあった。この娘さんの母親は同年3月23日に盛岡中央郵便局から、「国際エクスプレスメール(いわゆる国際郵便の速達)」でグァム島のホテルにウェディングドレスを送った。ところが、衣装がホテルに届いたのは式が終わって二週間たった時だった。結婚式の時はそのドレスがなかったので、貸衣装でしのいだそうだ。

 郵便局側は以下のように主張している。グァム島の郵便局は宛先のホテルに3月23日に配達したが、受取人の副総支配人が不在だったので、持ち帰っていた。したがって、郵便局側に落ち度はない。

 それに対して、この父親は受取人の総支配人が不在だったことはなく、また、配達も実はなかったと主張している。

 裁判所は「郵便法や国際郵便規則では、郵便物の紛失、盗難、損傷を受けた場合にのみ損害賠償が認められているが、遅れた場合の損害賠償は認められない」として、父親の請求を却下した。
 お父さんはさぞかし無念だったでしょう。


 こういう事件なのですが、あなたはどう考えますか。

 実際、行き違いや予知せざる事故などによって、 連絡が届かないということは起こると思います。機械やシステムというのは100%信頼できるものでは決してありません。やはり、ミスはあるのです。

 会社や大学や高校の入社・入学試験など人生にはいくつかの節目あります。それが事務手続きのミスで左右されたのではたまりません。

私どもの子供達は海外から高校受験の手続きをしました。幸いに手続きでのミスはなかったので、何の問題もありませんでしたが、願書はちゃんと届いたかしら、受験票はちゃんと届くのかしら、合格の通知書が途中でなくならないかしら等々、ずいぶん心配しました。

参考資料:もっと詳しく知りたい方のために紹介します。
  1.朝日新聞2000年9月28日朝刊・社会面
  2.郵便法
  3.万国郵便条約





上にもどる

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください