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(16) 便利な機械 中文読解 要点(16) 2007年6月1日更新 制限時間5分

 TEXT

 近頃は便利な機械が増えて、ずいぶん生活が楽になった。特に通信機器の発達はめざましいものがある。例えば、電話、ファックス、コンピュータなどである。しかし、ちょっと考えてほしい。便利であることは、本当にいいことなのだろうか。便利さは私たちを本当に幸せにしてくれるのだろうか。

 昔は、こちらの用件は手紙で知らせるのが一般的だった。日本国内ならば数日間、外国ならば一週間以上はかかる。往復すれば、その二倍の時間がかかる。その間、ゆっくり待っていてもいいし、ほかの仕事をしていてもいい。時間がたくさんあるから、心も落ち着き、生活にゆとりがあった。しかし、今は違う。Eメールは一秒で来る。すぐに来るから、もらったらすぐに返事を書かなければならないような気持ちになってしまう。とても忙しい。

 確かに、便利な機械ができて、仕事は速くたくさんできるようになった。しかし、いつも機械に追いかけられていて、心の安まる時間がないのも事実だし、実際、そのような人が多い。便利な機械ができたので、昔だったら、しなくてもよかったことを、たくさんしなければならなくなったようだ。これは実は不幸なことなのである。


 





QUESTIONTEXTで筆者が言いたいことは何ですか。

1.Eメールはどこにいてもすぐに来るので、早く返事を書いたほうがいい

2.通信機器の発達によって、私たちは便利で幸せになったように見えるが、本当は、生活にゆとりがなくなって、不幸になったのである。

3.通信機器の発達によって、私たちは忙しくなったが、実は便利で幸せになったのである。

4.昔は、相手に用件を伝えるのに何日もかかったが、今は電話やEメールで速く知らせることができるので、大変便利で幸せになった。                                      




WORDS

1.近頃(ちかごろ)recently

2.めざましいremarkable

3.用件(ようけん)matter,business

4.往復する(おうふくする
      go and return

5.落ち着く(おちつく) calm

6.ゆとり 

7.認める(みとめる)agree 




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