このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
中国(杭州・紹興・上海)−2 虎ホウ泉・六和塔編
睡眠不足のためか、成田エクスプレスも、成田から杭州の飛行機もまさに爆睡であった。せっかく機内で読もうと思って買った本もほとんど開かないまま、杭州空港に着陸した。
杭州空港は地方空港なので、小ぢんまりとしている。すぐにイミグレーションを抜けて到着ロビーに出ることができた。早速両替しようと思ったのだが、銀行が見当たらない。インフォメーションセンターがあったので訪ねたところ、銀行はないという。仕方が無いのでホテルで両替することにし、一昨年の上海旅行の残りの人民元でホテルまで行くことにした。僕は人民元を持っていたからよかったが、初めての中国旅行が杭州という方は、どのようにしてホテルまで行ったらいいのだろうか。
杭州からホテルはタクシーで約15分、110元(=約1500円)だったと記憶している。ホテルにチェックインしたのは14時頃だった。すぐにホテル内のビジネスセンターに行って杭州から紹興までの往復と杭州から上海の片道の鉄道の切符を手配してもらった。中国のホテルは星のマークで格付けされており、5つ星が最高ランクである。これはシャングリラなどの超高級ホテルであり、僕が今回泊まった 望湖賓館 は4つ星である。高級ランクではあるが、ツインで約650元(=約9100円)なので、日本人の感覚ではそれほど高いというわけではないと思う。4つ星では英語がある程度通じ、ビジネスセンターもあり、日本のBSも見ることができる。もちろん朝食も価格に含まれている。セキュリティや便利さを考えると、4つ星が適当ではないだろうか。
切符の手配が終わったら、いよいよ観光開始である。ホテルのレンタサイクルで六和塔を目指した。今回のレンタサイクルは、トレーニングも兼ねている。最近の怠惰な生活でたるんだ体を引き締めるべく、自転車に乗ることにしたのだ。しかも今回は体脂肪をエネルギーに換えるというアミノバイタルを持参した。金メダリストの北島や室伏も飲んでいるというから効果は絶大であろう。
<虎ホウ泉>
六和塔に行く途中で立ち寄ったのが虎ホウ泉である。ホウは足偏に「包」という字である。望湖賓館から南山路を走り、虎ホウ路に入って虎ホウ泉まで自転車で20〜30分程度だったろうか。
虎ホウ泉は、「天下第三泉」と称される名泉である。伝説によると、9世紀の初め、僧の夢に仙人が現れて、2頭の虎に泉を掘らせると告げた。翌朝、2頭の虎が崖下を掘っており、そこから清水が湧き出したという。
虎ホウ泉
一番上にある泉
下の泉にも虎がいる。
<六和塔>
虎ホウ泉から六和塔までは、自転車で10分足らずである。
六和塔は、呉越王が970年に銭塘江の高波を鎮めるために建てたものである。高さは60メートル、七層八角の塔である。何回か修理がされているが、当時の風格を今に伝えているという。
六和塔
上の写真の反対側から
六和塔は歩いて昇ることが出来る。かなり急な階段で、手すりが必要である。
塔の上層からの銭塔江の眺望は素晴らしい。銭塘江は逆波が有名である。陰暦8月18日に海水が銭塘江を逆流してきて高波を起こすという。小さい逆波は毎月見ることが出来る。旅行代理店に問い合わせれば、見学もアレンジされるそうだ。
銭塘江大橋は、上が自動車、下が鉄道という2層構造となっている。この日は自転車でを渡り、2日後には紹興行きの列車で橋を渡った。
六和塔の7層目から見た銭塘江大橋 銭塘江大橋から見た六和塔
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