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アンコール遺跡−25 アンコール・バルーン
プリヤ・カンを見終わったのは15時30分頃であった。日射病の一歩手前というバテバテの状態だったのだが、エアコンの効いた車に戻ってペットボトルの水を飲んだところ、ある程度は復活した。そうなると、時間を持て余してしまう。このままホテルに戻っても16時前だ。夕食まで2〜3時間部屋の中で待たねばならない。
プリヤ・カンを出た車は、まずバイヨンを通り抜ける。ここで、前日撮り逃がしていた 南門 の写真を撮った。その後、車はプノン・バケンを通り過ぎて、アンコール・ワットに行く。このままだと10分ほどでホテルに着いてしまうのだが、プノン・バケンやアンコール・ワットを登る体力は無い。旅行先での無理は禁物だ。
すると、道路の右前方に気球が浮かんでいるのが見えた。時間をつぶすには、これしかない。
実は、 アンコール・ワット編(9・日の出) のページの写真にアンコール・バルーンが写っている。下の写真がそれだ。
第三回廊から西参道を望む。
皆さん、アンコール・バルーンを発見することが出来ただろうか。まっすぐ伸びる西参道の先に西塔門がある。その右上にある黄色い球体がそれだ。
アンコール・バルーン
アンコール・バルーンは、アンコール・ワットから車で西に向かって数分のところにある。地球の歩き方では約200mまで上昇すると書いてあるが、係員に聞いたところ180mと言っていた(ように記憶している。)。
アンコール・バルーンから見たアンコール・ワット
クメールの密林の中に、アンコール・ワットが見える。地上180mの高さから見ても、アンコール・ワットは雄大である。アンコール・ワットを建てたスールヤヴァルマン2世やその後の歴代のクメール王朝の王様でさえ、上空からの光景は見ることが出来なかった。一般市民の僕が金を払えば見ることが出来るのだから、いい世の中である。
地上180メートルから見たアンコール・ワット
バルーンから左前方を見ると、 プノン・バケン が見える。この日に行けば、綺麗なサンセットを見ることができたはずである。プノン・バケンの高さは60mなので、バルーンの方がはるかに高い。
プノン・バケン
バルーンはワイヤーで地面と結び付けられているので、風に流されて遠くに行くようなことはない。ドーナツ型になっているので、見下ろすこともできる。高所恐怖症の方は要注意である。
バルーンの内部
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