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タイ−8 クウェー川鉄橋編
2007年9月15日(土)。
この日は同期駐在員S氏も休日であり、一緒に車で観光することにした。前日深夜まで飲んでしまったこともあり、当日はホテルのロビーに10時集合である。S氏はパタヤを提案したものの、男二人でビーチに行くのもいかがなものか、ということで僕はカンチャナブリーを希望した。「地球の歩き方」ではバンコク南バスターミナルから約2時間と書いてある。今から行けばちょうど昼食時ではないか。とりあえず車に乗り込んで、S氏が運転手に尋ねたところ、「まぁ、3時間はかからないと思う。」とのことであった。
実際、10時過ぎにホテルを出発し、途中ガソリンスタンドで休憩してカンチャナブリーに着いたのは12時30分。帰りはバンコク市街で渋滞したので3時間ほどかかった。
カンチャナブリーの観光の目玉といえばクウェー川鉄橋である。僕は残念ながら見たことがないが、映画「戦場にかける橋」の舞台となった橋である。
WIKIPEDIA によれば、日本軍がタイと当時ビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に着手したのが1942年である。クウェー川鉄橋は急流のため工事は難航し、完成したのは1943年5月。1943年10月に泰緬鉄道は全線開通した。
1944年11月からは連合国の爆撃を受け、橋が破損した。鉄橋は一時交通不可能となったものの、下流にあった木橋は爆撃されてもすぐに復旧したといわれる。
現在、クウェー川鉄橋は歩いて渡ることができる。クウェー川鉄橋のオリジナル部分(=爆撃されなかった部分)は欄干がアーチ形である。
クウェー川鉄橋
欄干がアーチ形
しばらく歩くと、欄干が台形に変わる。連合国による爆撃で破壊された部分だ。戦後賠償で日本の橋梁メーカーが修復した。
欄干が台形
さらに進んでいくと、再びアーチ形に戻る。
欄干がアーチ形
橋を渡り切ったところ
鉄橋から見るクウェー川の流れは素晴らしい。戦闘の舞台となったことが信じられないような、のどかな風景である。
クウェー川上流 クウェー川下流
のんびり歩いていると、観光列車が走ってきた。線路は80km先のナム・トクまで続いており、1日に3本走っている。それとは別に、観光列車は橋を渡るためだけに何本も走っているようだ。
橋には避難所があるので、列車が来ると観光客は避難所に行き、電車がのんびりと通り過ぎるのを待つ。
観光列車
下の写真は、避難所から撮った鉄橋だ。
避難所
川岸に下りて、鉄橋の写真を撮った。欄干のアーチ形と台形を確認していただきたい。
下流から
上流から
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