このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
イタリア7 カナル・グランデ編
ヴェネツィア島をS字に蛇行して流れるカナル・グランデは、 WIKIPEDIA(英語版) によると、長さ3,800メートル。幅は30〜90メートル、深さは平均5メートルとのこと。サン・マルコ広場そばのホテルをチェックアウトした後、サンタ・ルチア駅までモトスカーフィ(水上タクシー)で向かったのだが、40分程度だったと記憶している。
運河の両岸に中世風のゴシック形式やバロック形式の建物が建ち並ぶ。
「地球の歩き方」も、「るるぶ」も、「旅名人ブックス」もサンタ・ルチア駅からスタートして、サン・マルコ運河に出るまでを紹介している。つまり北東から南西に至るルートである。ところが、僕の手許に残っているのは南西から北東まで行くルートの写真ばかり。南から北を向いて撮った写真しかない。
したがって、当ホームページでは、南西から北東に行くルートでカナル・グランデを紹介したい。3日分を掲載するので、バックが明るい写真と曇った写真が混在しているが、ご了承いただきたい。
カナル・グランデの出口にあたるのがプンタ・デッラ・ドガーナだ。 鐘楼 編でも記載したが、税関だった建物を現代美術館に改装したものだ。下の写真は鐘楼の上から撮ったものである。
プンタ・デッラ・ドガーナ
先端には「カエルを持つ少年」の像がある。そばに行ってみたところ、少年は意外に長身であった。
カエルを持つ少年 鐘楼が見える。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会に関するページをいくつか検索してみたところ、工事着手は1630年もしくは31年、完成は1681年もしくは1682年のようだ。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ
教会
アカデミア橋は、現在の木製の橋となったのは1933年のようだ。写真左にはアカデミア美術館がある。写真の中央に写っているのはモトスカーフィ(水上タクシー)の運転手である。
アカデミア橋
カ・レッツォーニコ は工事着手が1649年。完成は1756年だから100年以上かかったことになる。現在は美術館として使用されているが、残念ながら訪問できなかった。
カ・レッツォーニコ
パパドーポリ宮
リアルト橋はカナル・グランデの中間点であり、ヴェネツィアの中心だ。
リアルト橋
ドイツ人商館
カ・ドーロ はかつて黄金の宮殿と呼ばれていた。建設は1428年から30年にかけてのようだ。
カ・ドーロ カ・ドーロ周辺の風景
ヴェンドラミン・カレルジ宮は1481年に建設が始まり、1509年に完成している。1883年2月13日、作曲家ワーグナーはここで亡くなった。死因は心臓病の発作とのこと。
ヴェンドラミン・カレルジ宮
サン・ジェレミア教会には歌で有名なサンタ・ルチアが祀られているとのこと。
サン・ジェレミア教会
3.8kmもあるカナル・グランデに南からアカデミア橋、リアルト橋、このスカッツィ橋に加え、最近できたPonte della Costituzioneの4本しか掛かっていない。ヴァポレット(水上バス)が右岸と左岸を行き来することによって対応している。
スカッツィ橋
スカッティ橋のたもとにあるのがリ・スカッツィ教会、すぐ隣がサンタ・ルチア駅だ。
リ・スカッツィ教会
ヴェネツィアとイタリア本土は橋でつながっている。島内にある鉄道駅がサンタ・ルチア駅だ。鉄道でヴェネツィア入りした旅行者は、ここからヴァポレット(水上バス)やモトスカーフィ(水上タクシー)などに乗って、目的地に向かうことになる。
サンタ・ルチア駅 駅前広場
相変わらず写真の能力が向上しないため、カナル・グランデの魅力を十分に伝えることができていないが、ご容赦いただきたい。
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