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イタリア10 ムラーノ島編
ヴェネツィアからムラーノ島までは、サンタ・ルチア駅のそばからヴァポレット(水上バス)で約25分である。夏の日差しの中でデッキに立てばきっと快適だと思うが、11月のヴェネツィアは寒かったので船内の椅子に座った。
ヴァポレットは途中、サン・ミケーレ島を経由する。サン・ミケーレ島はヴェネツィアの墓地であり、ここを訪問する人はお墓参りをしているということになる。
サン・ミケーレ島
ヴァポレットはムラーノ島内の運河を進む。ヴェネツィアと同様、運河の両脇に古い建物が並んでいる。
ムラーノ島
運河からアドリア海に出たので、ヴァポレットを下りた。そこには灯台があった。
灯台
ムラーノ島にも狭い運河があり、運河に沿って小さい店が並んでいる。運河にかかる橋は、下を船が通れるような構造になっている。店の前には小舟が係留されており、船が市民の足となっていることが実感できる。
運河
下の写真は、橋の上から撮ったものだ。
サン・ミケーレ島方面 反対側
ムラーノ島はヴェネツィアングラスで有名である。1291年、ヴェネツィア共和国は、すべてのガラス職人をムラーノ島に強制移住させた。技法などの秘密保持は徹底され、ガラス職人は他都市への移住も禁じられたという。現代では人権問題になるところだ。現代でもガラス工場があり、実演を見学できるところもあるようだ。
ガラスのモニュメント
下の写真は、ヴァポレットの停留所で、待ち時間に撮ったものだ。紫色の空は、幻想的であった。
ムラーノ島の夕暮れ
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