このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

イタリア11 ヴェネツィアのレストラン編

 今回のイタリア旅行の感想を一言でまとめると、「美味しかった。」ということになりそうだ。確かに史跡、街並み、景観は素晴らしかった。それ以上に、イタリアの料理が素晴らしかったのだ。

 イタリアのレストランの区分は次の通り。ただ、それほど厳密ではないようだ。
Ristorante高級レストラン
Trattoria大衆的レストラン
Osteria居酒屋
Pizzeriaピザ専門店


 また、イタリア料理のコースは一般的に次のようになっている。どのレストランも結構量が多く、コースを一人では食べきれない。二人でシェアしながら食べてちょうどいいくらいであった。時間も結構かかるが、イタリアはスローフードの国だ。料理は、ゆっくりと楽しみながら食べるものなのだ。
 
前菜Antipasto冷菜
第1皿Primo Piattoパスタ、リゾットなど
第2皿Secondo Piatto肉、魚料理
付合せContornoサラダなど
デザートDorceティラミスなど
コーヒーCaffeエスプレッソなど

 旅行前にレストランをネットで検索したものの、食べログのようなサイトは見つからない。地球の歩き方、るるぶイタリア、ウェブトラベルのコンシェルジュによるお薦めの3つを見比べ、地図を持って出掛けた。

 さて、今回の旅行では、すべてのレストランで写真を撮ってきた。その中で美味しかった料理の写真をご紹介したい。

 ヴェネツィアは「海の都」ということで海鮮料理に狙いを定めた。
 2011年11月13日、イタリア観光の最初のレストランは TRATTORIA ALLA MADONNA である。地球の歩き方とるるぶの両方で紹介されているので外れは無いと思って行ったのだが、大当たりであった。土曜日だったこともあり、夜は混むかもしれないということで昼の開店直後12時に行ったところ、あっさりと入れた。場所は リアルト橋 のそばだ。
 この店で一番有名なのが「クモガニのサラダ」である。ホテルの朝食を除いて、最初の一口はクモガニであった。口に入れた瞬間は普通のカニかと思ったのだが、噛むうちにどんどん風味が増して美味しくなった。前菜からいきなり絶品であった。次のイカ墨煮ポレンタも味が濃厚。昼からビールが進んだ。
 翌日の晩、ホテルのコンシェルジェにお薦めレストランを尋ねたところ、最初に紹介されたのがこの店であった。

クモガニのサラダイカ墨煮ポレンタ

 その日の夜は、RISTORANTE TERRAZZA SOMMA VENEZIAに行った。ここもリアルト橋のそばで、 カナル・グランデ 沿いの遊歩道にある。ヴェネツィアの11月の夜はものすごく冷え込むのだが、ストーブを置いて暖を取りながら、屋外の席で食べるのが人気があるようだ。
 生ハムとメロンは美味しんぼのイタリア対決で岡星良三が出す料理である。審査員が全員拍手をして良三を褒め称えるというシーンがあり、イタリアに行ったら食べようと思っていたのだ。(ただし、イタリア対決はパルマの料理。)実際に食べてみると、生ハムの塩味とメロンの甘味が素晴らしい。ホテルの朝食では生ハムとメロンが別々に置いてあったので、自分でセットにして食べた。

生ハムとメロン手長エビのグリル

 14日の昼は、OSTARIA DIAVOLO & L'ACに行った。またしてもリアルト橋のそばだ。結構狭い店で、前日夜は満員で入れず、店外の道路に置かれているベンチで飲んでいる人たちがいた。

リゾット

 14日の夜は TRATTORIA DO FORNI VENEZIA である。ここはサン・マルコ広場から徒歩数分という近さで、寒い中あまり歩かずに済んだ。ここの料理はすべて美味しかったのだが、中でも一番印象深いのはマッシュルームのスープである。マッシュルームの美味しさが凝縮されたような味であった。
 ちなみに今回のイタリア旅行で一番高かったのはこの店だが、それでも2人で18,000円程度。それ以上の価値は十分に有る。

マッシュルームのスープホタテのリゾット

 すべてのレストランで満足した。それとともに、次からの都市がいっそう楽しみになった。



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