このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

イタリア6 リアルト橋編

 ヴェネツィア島をS字の形で蛇行するカナル・グランデには、4本の橋がかかっている。サンタ・ルチア駅側から、ローマ広場歩道橋(Ponte della Costituzione)、スカルツィ橋、リアルト橋、アカデミア橋である。こちらの ページ によると、ローマ広場歩道橋は不評のようだ。
 この中で一番歴史が古く、中心となるのがリアルト橋である。 WIKIPEDIA(英語版) によると、1181年に浮橋が完成。大評議会設立の9年後だ。1255年には木製の橋となった。現在の石造の橋となったのは1591年。橋の下を船が行き来できるよう、橋脚はない。

  サン・マルコ広場 からは歩いて15分ほどだ。人の流れに沿って歩けば、リアルト橋に着く。リアルト橋は、カナル・グランデの上を東西に掛かっている。

リアルト橋
南側から

西側から東側から

 橋の上には店が並んでいる。店は橋の中央に向い合せに建っており、その南側、北側にも通路があるので、橋の上には3本通路がある。また、橋の周囲も店が並んでおり、観光客でにぎわっている。レストランもこの辺に集中しており、我々も昼食2回と夕食1回を、リアルト橋そばのレストランで取った。

橋の西側

 リアルト橋の最大の見所は、南側からの眺望である。カナル・グランデの両岸に中世風の建物が建ち並ぶ。多くのゴンドラ、ヴァポレット(水上バス)、モトスカーフィ(水上タクシー)が行き交う風景は、それだけで芸術だ。

橋の上から

 リアルト橋の北側に回ってみたところ、橋は思ったより見えなかった。

北側から

 下の写真は、水上から撮ったものだ。400年以上前のヴェネツィア共和国の国民も、この風景を眺めたに違いない。

ゴンドラから

モトスカーフィから
南側
北側

 夜はライトアップされる。

夜のリアルト橋




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