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イタリア14 ピサの街並編
ピサ中央駅から斜塔までは徒歩約30分ほど。駅から北に向かって歩いてすぐのところに、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の銅像が建っている。ここまでは一本道だ。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世
銅像からドゥオーモ広場まで二本の道が並行して走っている。銅像の左(西)行くとクリスピ通り、右(東)を行くとイタリア通りとなる。地球の歩き方でクリスピ通りを歩くよう記述があったので、それに従った。
10分ほど歩くと、アルノ川に出る。アルノ川はフィレンツェからピサを通ってリグリア海に注ぐ。イタリアの西がリグリア海、東がアドリア海だ。ソルフェリーノ橋からの眺望は、中世からそれほど変わっていないに違いない。
河畔にサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会が建っている。1323年に建築されたものとのこと。小ぢんまりとした教会だ。
サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会 アルノ川
ソルフェリーノ橋がちょうど中間点で、ここからローマ通りを15分ほど歩くと、ピサの斜塔だ。ローマ通り沿いには特に見所がなかったようで、一枚の写真も残っていない。
ピサの斜塔
ピサの斜塔を下りると、日がすっかり暮れていた。帰りは東側のルートを通ることとした。
ドゥオーモ広場から10分ほど歩くと、カヴァリエーリ広場である。16世紀後半のルネサンス建築が並んでいるのだが、暗くて写せなかったのは残念だ。写真の右側に写っている建物がカヴァリエーリ宮だ。
カヴァリエーリ広場
カヴァリエーリ宮の前に建つ銅像はコジモ一世だ。カヴァリエーリ広場周囲の整備を行ったのがコジモ一世だそうだ。
コジモ一世
カヴァリエーリ広場からストレット通りに出た。こちらは店が並んでいて、歩いていても面白い。時間があったらカフェに入ってみたかった。
ストレット通り
アルノ川まで戻ってくると、ガリバルディの銅像が建っていた。ガリバルディは マッツィーニ の率いる青年イタリア党に加入。1860年に赤シャツ隊を率いてシチリアを占領。南イタリアを無条件でヴィットーリオ・エマヌエーレ2世に献上した。イタリア王国の成立に貢献した愛国者であった。
ガリバルディ
メッツォ橋から見たアルノ川。街灯が美しい。街灯の向こう側にはピサ大学があるはずだ。
アルノ川
メッツォ橋からはイタリア通りである。ここも店が並んでいた記憶がある。15分ほど歩けばピサ中央駅だ。
ピサ中央駅
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の像まで来たら、ピサの斜塔に早く着きたいのであれば左側、のんびりと街並を眺めたりお茶を飲んだりしたいと思うのであれば右側の道を歩くことをお奨めする次第である。
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