このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

イタリア28 コロッセオ編(その3)

 コロッセオの1階である。階段は西側にあった。

 1階からだと、観客席の高さに圧倒される。剣闘士は5万人の注目を一身に浴びて相手の剣闘士や猛獣と戦ったわけだが、人前だと萎縮して力を発揮できないタイプには務まらなかったと思われる。1階のフロアは無くなっており、地下の設備と土台だけが残っている。

コロッセオ1階

 1階では、時計の針と反対回りで歩いた。1階は貴賓席であった。剣闘士が斬られる音や猛獣のうなり声もよく聞こえたに違いない。ボクシングやK−1よりは過激なものであったのは確かなはずだ。

やや南から東向き同じ場所から西向き

 下の写真は南側から撮ったものだ。

南側から

 下の写真は東側ではないかと推測される。壁の高さを実感していただきたい。それにしても、2000年前の建築技術は素晴らしい。通路左側のアーチの高さが不揃いなのにも、何らかの意味があるはずだ。

東側?

 迫害されたキリスト教信者が、コロッセオで殉教したという伝説があるようで、1階北側には十字架が立っていた。

十字架

 1階ステージ部分と3階の観客席に他の観光客が入っていたことから、我々も観光できるものと思って入口を探したのだが、どうしても見つからなかった。事前に予約して、ツアーに参加しなければならないようだ。



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