このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

タイ−23 ピピ島編


 8月19日(金)。この日はピピ島一日ツアーに申し込んでいた。

 起きて外を見ると、曇天。雨は降っていないものの、風が強くて海は大荒れ。せっかく買ったラッシュガードを一回も着ることなく、今回の旅行は終わってしまうのか。

 とりあえず支度をして7時にホテルのロビーに行ったところ、すでにガイドが待っていた。ピピ島の天気を尋ねたところ、「まだ分からないけど、プーケットとピピ島の天気は違うこともある。」との回答。晴れていることを祈りつつ送迎の車に乗って、プーケット島南東部にある船の発着場には8時に到着した。

 船はけっこう大型であった。3階まで登るとデッキになっていて、潮風を受けることができる。1階と2階は室内で冷房付だ。この時点では薄日が差してきた。

 ピピ島はプーケットから南東48kmに位置しており、プーケットの乗り場からは2時間ほどだ。波も高くなく、穏やかな船旅である。日差しがあったので、船上デッキは汗ばむくらいの暑さであった。

 ピピ島は6つの島から成る。下の写真は西から東に向かって撮ったもので、そのうち4つが写っており、左からピピ・ドン島、ピピ・レ島、ピダ・ナイ島、ピダ・ノック島である。残る二つのモスキート島とバンブー島は、ピピ・ドン島のさらに左(すなわち北)に位置する。

左: ピピ・ドン島
右: ピピ・レ島

 船は10時半ころにまずピピ・ドン島に到着。ガイドの指示で我々はデッキに残ったが、乗客が降りて行った。おそらくピピ・ドン島のホテルに泊まる客ではないだろうか。一日ツアー客はそのまま船で観光ということではないかと推察される。

 10分ほどして船は再出発。ピピ・レ島を船の上から鑑賞するとのことであった。ピピ・レ島は切り立った崖の無人島だ。下の写真の右側に進むと、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」で有名となったマヤ湾が見えてくる。大型船は湾内に入れないとのことで、ピピ・ドン島の宿泊客が小型船に乗り換えていくのであろう。ピピ・レ島は見応えがある景色が多く、あらためてデジカメ故障が悔やまれる。

ピピ・レイ島

 11時頃になって、船はピピ・ドン島のモンキー・ビーチ沖合に停泊した。12時までシュノーケリングを楽しむことができる。水中メガネとシュノーケル、ライフジャケットを貸してくれた。フィンは使いこなせないので借りなかった。

 海に入ったところの水深は2〜3mほどか。足のつかない深さであった。顔を海水に付けてみると、魚の多さに驚いた。カラフルな熱帯魚が目の前を泳いでいる。夏休みをビーチ・リゾートにしてよかった、とこのとき思った。

 モンキー・ビーチまで泳いで行ったところ、サルが何匹もいた。モンキー・ビーチは白砂であるものの、ビーチの部分は狭く、パラソルやチェアを置けるような広さは無かった。

モンキー・ビーチのサル

 さて、下の写真は防水インスタントカメラで撮ったものだ。シュノーケリング初心者で、防水カメラを使うのも初めてという人間が撮ったものなので、大目に見てほしい。泳ぐ魚を撮るというのは実に難しいものだと痛感した。デジカメで枚数を気にせずに撮ってみたかった。魚があまりにも多くて、時間がいくらあっても足りないけれど。


 12時までの1時間、シュノーケリングを楽しんだところで船内に戻ったところ、それを待っていたかのように12時5分ごろから豪雨となった。まさにアジアのスコールである。船はピピ・ドン島内のトン・サイ湾にある船着場に移動。土砂降りの中を上陸し、5分ほど傘も差さずに小走りでレストランまで行った。食事はビュッフェ形式で、早く食べ終わったらロー・ダラム湾で再びビーチ・ライフを楽しめるはずであったが、残念ながら雨は降り続いていた。二日続きでモンスーンの威力を実感した。

レストラン

 14時30分に船はトン・サイ湾から出港。風が強かったため、帰りの船は揺れた。これで2時間はきつい、と思っていたが後半は雨もやんだ。

プーケットの船着場

 船着場からホテルまでは車で1時間。18時頃にホテルに到着して、ピピ島1日ツアーは無事終了した。




このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください