このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シンガポール−14 ペッパー・クラブ編


 マーライオンタワーを見終わったら、もう夕食の時間だ。
 シンガポールといえば、やはり バクテイ かカニ料理であろう。そこで、 ロングビーチ (Long Beach Seafood Restaurant)までホテルからタクシーで向かった。1997年の初出張で連れて行ってもらった店だ。
 ホームページによればロングビーチは5店舗あるようで、我々が行ったのはもちろん本店だ。創業は1946年で、ペッパー・クラブを最初に作った店とのことである。店内に入ると、大きな水槽が目に飛び込んでくる。注文したあとに写真を撮らせてもらった。

店内の水槽

 待つこと10分ほどだろうか。お待ちかねのペッパー・クラブがやってきた。ペッパー・クラブはこの店の代名詞である。ホームページにもこのように書かれている。

「Creator of the original and the best black pepper crab of Singapore」

 このボリュームを写真でうまく表現できないのは残念だ。

ペッパー・クラブ

 下の写真はカニのハサミで、一番美味しい部位だ。分かりにくいが、店員が切れ目を入れてくれているので、指で殻をむいて食べることができる。黒胡椒とカニが絶妙なハーモニーで、タイガービールが進む。

ハサミ

 2皿目はチリ・クラブだ。ペッパー・クラブとチリ・クラブは甲乙つけがたい。せっかくなので両方注文した次第だが、やはり二人では量が多かった。もっと大人数でいろいろなメニューを食べたいところだ。

チリ・クラブ

 チリ・クラブは店員がほぐしてくれる。ペッパー・クラブは切込を入れるだけで、一方チリ・クラブは身をほぐす。店として何かこだわりがあるに違いない。チリ・クラブはそのまま食べてももちろん美味しいが、揚げパンに乗せて食べてもまた美味しい。シンガポールの食の奥深さを感じた。

ほぐされたチリ・クラブ揚げパン

 味といい、接客といい問題のないこの店だが、不満な点が一つある。それは冷房が効きすぎということで、念のため持っていったパーカーを着ても寒いほどで、手が冷たくなった。


 

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