このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

インドネシア−4 ラグナン動物園編

 2012年7月14日(土)。出張が長引いて、2回目の週末だ。この日はホテルからタクシーで30分ほどのラグナン動物園まで一人で出掛けた。ちなみにこの日も暑かった。
 下の写真では空いているように見えるかもしれないが、この右側の入場券売り場は混雑していた。入場料は4,500ルピア(=40円)という破格の安さである。入口では動物園の地図をもらえる。

入口

 北側の入口から入ると、ペリカンが迎えてくれる。内部は高い樹が茂っている。樹の下では、多くの家族連れがお弁当を食べていた。

ペリカン内部

 入口から左側(=東側)に向かって、暑い中を歩いていくと、カバがいた。

カバ

 東側には大型の草食動物が多い。エランドの他にも、別種の羚羊や水牛などがいた。また、南東の方に歩いていくと、スマトラトラが何頭かいた。スマトラトラは個室を与えられていた。特別待遇だ。ちなみにインドネシア語では虎のことを「ハリマオ」という。

エランド(大型の羚羊)スマトラトラ

 オランウータンはインドネシアのスマトラ島、ボルネオ島に棲息する。動いてくれたのはこの瞬間だけで、後は地面をいじっていた。ゴリラは専用スペースに住んでおり、別途入場料を支払わなければならない。ゴリラは広大な敷地と住居を与えられており、超特別待遇だ。ゴリラはインドネシアに棲息していない。

オランウータンゴリラ

 ここで、お気に入りの写真を2枚紹介したい。
 1枚目は、切ない表情で直立する熊だ。人間を見上げる悲しそうな目は、こう言っているようだ。「早くエサをくれ。」と。

直立する熊

 2枚目は、コモドオオトカゲと象が同居する風景だ。
 コモドオオトカゲが棲息するコモド島は、インドネシアの東部にある。ジャカルタからの便はなく、バリのデンパサール空港から空路で1.5時間のフローレス島、そこから船で3.5〜4時間という非常に行きにくい島だ。
 コモドオオトカゲが活動するのは早朝。エサを探すためだ。野生の鹿やイノシシなどの哺乳類を食べるという肉食系で、ときには人間を襲うこともあるという。体長3mで体重100kg。動きは俊敏で、しかも毒を持っているという殺傷能力の高さだ。襲われたら、まず助からない。
 ただ、昼間は暑いためにのんびりしている。

コモドオオトカゲとスマトラゾウが同居する風景

 ラグナン動物園は想像していたより面白かった。敷地は広大なので、サンダルで歩くと足が疲れる。確かこのあと、ホテルのそばの足裏マッサージに行ったはずだ。
 欠点が2つあり、トイレと食堂だ。トイレは一回入ったけれど、清潔とはいいがたい。食堂も、ドリンクを飲む分には構わないけれど、食事は控えたほうがよいように見えた。食堂で食べなかったので、味は不明だ。



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください