このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

インドネシア−5 ボゴール植物園編

 2012年7月15日(日)。この日はボゴール植物園に出掛けた。 ラグナン動物園 の翌日は植物園という、ややイージーな選択である。ボゴールはジャカルタから60kmほど南にある都市だ。タクシーではなく鉄道で行くことにした。
 ホテルからガンビル駅まではタクシーで30分足らずである。ガンビル駅で切符を買おうとしたところ、意外に苦労した。1階のチケット売り場に行ったところ、女性駅員に後ろを指差された。そちらの方に歩いて行っても、チケット売り場は見当たらない。もう1回チケット売り場に戻って別の駅員に聞いたところ、同じ方向を指差されたが、今回は2階であることが理解できた。
 ボゴール行きのコミューターという列車のチケット売り場は、ガンビル駅の2階であった。駅のホームからは、モナスが見えた。

ガンビル駅ホームから見たモナス

 車内は空調が効いていたものの、やはり暑かった。日曜日とは言え混んでいて、ボゴール駅までの1時間以上立ちっぱなしであった。
 ボゴール駅は終着駅である。ホームの乗降は、喧嘩のような激しさであった。降りる人が先、というルールはない。我先にとジャカルタ行きの乗客が乗り込んでくる。ここでは強き者が座席を確保できるのだ。
 人の動きが落ち着いてから降りようとして驚いた。車両とホームの高さが合っておらず、跳び下りねばならない。女性や子供はどのようにして降りているのだろうか。

ボゴール駅のホーム

 ボゴール駅の外観は美しい。「1881」と書かれていることから、オランダ統治時代の1881年に建てられた駅であることがわかる。

ボゴール駅

 ボゴール駅からボゴール植物園までは徒歩10分ほど。日曜日なので西側の門が開いていた。帰りは正門から出たのだが、駅から遠いので歩いて20分以上かかったと記憶している。
 植物園の開園は1817年。「地球の歩き方」によれば、植物園は87ヘクタールという広大な敷地に、世界各地から15,000種類の植物を集めたとのこと。ただ、残念なことに、この植物園では入口で地図をくれない。そのため、どこに何があるのかよく分からない。地図なしで87ヘクタールの敷地を歩くというのはかなり難しい。ところどころ立っている看板だけが頼りである。

内部

 園内には池があり、川も流れていた。ハスの咲いている季節に行けば美しかったに違いない。ラグナン動物園と同様に、ここでも木陰でお弁当を食べるご家族が多数いた。

ハス

 熱帯に生えている巨大な木を見て、アンコール遺跡の タ・プローム を思い出した。樹木の生命力を感じる。

巨大な木

 植物園には、大統領官邸が併設されている。こちらは立入禁止である。

大統領官邸

 世界最大の花と言われるラフレシアを見ることができなかったのは残念だ。ラフレシアは探検家 ラッフルズ からその名を取ったとのこと。



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください