このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

香港−12 ミッドレベルエスカレーター編

 2014年2月8日(土)。関東地方は未明から雪が降り始めていた。朝7時に起きたところ、既に道路は雪で覆われていた。天気予報では、雪は終日降り続けるとのこと。ここで一番避けたいのは、飛行機は飛ぶにもかかわらず、電車やバスが止まって成田まで行けない、ということだ。当日のフライトは成田発18時10分であったものの、9時30分過ぎに家を出て最寄駅から横浜駅に向かった。
 横浜駅で成田エクスプレスの切符を切り替えようと思ったところ、同じことを考える人が多いのか、みどりの窓口は長蛇の列。10時30分頃の成田エクスプレスに間に合わず、11時30分頃まで50分ほど駅で待つことになった。横浜駅は真っ白であったが、千葉県に入ったあたりから雨かみぞれだったようで、路面には全然雪が積もっていない。これなら問題なさそうだ、とやや安心した。いつもなら横浜駅から空港第2ビル駅は90分ほどだが、この日は105分ほどかかった。

 13時30分頃にJALのカウンターに着いた。フライトの4時間40分前だ。まだチェックインを受け付けていなかったので、キャリーバッグを引きずりながら空港4階で立ち読みなどして時間を潰す。そのうちにチェックインが始まったので早速済ませ、そば屋に入った。外を見たところ、雨は雪に変わっていた。とりあえずビールを飲んでフライトを待ち続けた。
 
15時の成田空港

 ボーディングタイムは17時40分のはずが、やや遅れて18時頃になった。飛行機に搭乗しても、いっこうに離陸しない。18時30分過ぎに機内に放送が入り、「本日は悪天候のため飛行機が滑走路に並んでおり、離陸は1時間後です。」とのこと。この辺まで来ると、「とにかく飛べばいい。」と達観した。
 結局飛行機は19時30分過ぎに離陸。猛烈な横風で激しく揺れた。香港の空港着は22時30分の予定だったところ、着陸した時は日付が変わっていた。それからエアポートエクスプレスに乗って、九龍駅からホテルまでタクシー。チェックインをしたのは午前1時過ぎ。横浜の家から16時間30分の長旅となった。



 2014年2月9日(日)。香港は寒かった。2009年2月に香港に 出張 しているが、この時は夏物のスーツだったはずだが、この日はコートを着て手袋もした。ホテルを出て10分もしないうちに雨が降り始め、傘を借りるためにいったんホテルに戻った。
 午前中は佐敦から旺角のあたりを散歩し、午後は香港島に移動した。上環から中環のあたりを散歩してからやってきたのが、ミッドレベルエスカレーター(別名ヒルサイドエレベーター)だ。

エスカレーター

  WIKIPEDIA によれば高低差135メートル、全長800メートル。合計23基のエスカレーターで約23分かかる。世界一長いエスカレーターとのことだ。世界遺産に登録されることはないと思うけれど。1993年に稼働を開始したので、中国に返還される前である。
 普段は上り一方通行だが、エスカレーターは半山区(ミッドレベル)の住民の通勤用なので、朝の通勤時間帯は下り一方通行となる。

途中で振り返った写真エスカレーター脇の階段

 エスカレーターの踊り場からは味のある路地が見える。

味のある路地

 途中ではSOHOも見える。SOHOとは、South of Hollywood Streetの略である。ここではエスカレーターを下りて歩いてみた。おしゃれなレストランが集まっており、次回は行ってみたいところだ。

SOHO

 23基目のエスカレーターを下りると、そこは住宅街だった。

23基目のエスカレーター出口

 この後、エスカレーターの脇にある階段を歩いて下りた。思ったより時間がかかった。



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