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シンガポール−2 マーライオン編
シンガポールの国の象徴、それがマーライオンである。マーライオンは上半身がライオン、下半身が魚になっている。そもそもシンガポールとは「獅子の国」という意味である。獅子の国のライオン像なのだから、さぞかし立派なものを想像される方も多いかもしれない。これがマーライオンの写真である。
シンガポールの象徴 : マーライオン
高層ビルを背景に立つ姿は実に凛々しい。
ところが、マーライオンは「世界三大がっかり」というあまり有りがたくない称号を頂戴している。世界三大がっかりには、シンガポールのマーライオン・コペンハーゲンの人魚姫・ベルギーの小便小僧という説も有れば、シンガポールのマーライオン・コペンハーゲンの人魚姫・シドニーのオペラハウスという説も有る。そのほかにも説はあるが、マーライオンと人魚姫は必ず入っているそうだ。
ちなみに「日本三大がっかり」というのもあり、こちらは高知のはりまや橋・札幌の時計台は不動の地位を占めており、日光の眠り猫、沖縄の守礼の門、福井の東尋坊などが三番手を争っているそうだ。僕もはりまや橋には驚いた。そもそも下に川が流れていなかった。しかも幅のほうが長さを上回っていたので、最初はそうと気付かずに通り過ぎてしまった。ちなみに現在は橋の下に川(用水路?)を流しているそうだ。
さて、、マーライオンはなぜがっかりするのか。下の写真をご覧いただきたい。
1. マーライオンは小さい。大きさは3メートルくらいだろうか。
2. マーライオンが見つめるその先には、ただの道路が走っている。上の写真も、橋の欄干から撮影したものだ。この道路は近年出来たもので、以前は海を見つめていたので多少威厳があった。
3. 写真では分かりにくいが、マーライオンの背後が公園になっている。しかし、公園の最先端にマーライオンが立っているので、公園に入っても背中しか見ることが出来ない。したがって、並んで記念撮影も出来ない。
4. ほとんど水も吐かない。
5. そのわりには、口の脇に水垢がついており、顔が色白なので目立ってしまう。
「世界三大がっかり」の称号返上を図ったのか、シンガポール政府はセントーサ島に巨大なマーライオンを建てた。目からレーザービームを発射し、口から煙を吐いて周囲を威圧しているらしい。絶対に次の出張では時間を作って、巨大マーライオンの写真を撮ってくるので期待していただきたい。
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