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中国(上海・蘇州・無錫)−6 東方明珠塔編
中国建築技術の象徴とも言える東方明珠塔。その高さは468メートルとアジア一位、世界でも三位である。東京タワーオフィシャルホームページによれば、世界のタワーベスト10は以下の通りである。(ビルは除く。)
順位 名称 国 市 高さ(m) 1 CNタワー カナダ トロント 553 2 オスタンキノタワー ロシア モスクワ 540 3 東方明珠塔 中国 上海 468 4 ムナラKL マレーシア クアラルンプール 421 5 天塔 中国 天津 415 6 中央電視塔 中国 北京 405 7 タシケントタワー ウズベキスタン タシケント 375 8 ベルリンタワー ドイツ ベルリン 368 9 東京タワー 日本 東京 333 10 スカイタワー ニュージーランド オークランド 328
中国のタワーが3つも入っているのは注目すべきである。国威発揚を狙ってのことだろうか。アメリカには高いビルは有っても、タワーは無いようだ。意外だったのはウズベキスタンが7位に食い込んだことだ。観光客もそれほど多くないと思うのだが、いかがだろうか。
日本では東京タワーが9位に食い込んでいる。上野に超高層タワーを建築する計画が立っているらしい。500メートル以上らしいのでベスト3には入るはずだが、どうしても金の無駄使いに思えてならない。
東方明珠塔の開業は1994年末である。川沿いの地盤の弱いところに、これほどの高いタワーを建てたのだから、その技術力はかなり高度なものと言えるだろう。ただ、「日本より建築基準が甘いのではないか?」という気がしないでもない。
外灘から東方明珠塔への渡り方について、「地球の歩き方 中国編」はやや不親切な気がするので、ここにご紹介したい。一番簡単なのは外灘観光随道(Bund Tourist Tunnel)である。これは南京東路のあたりから小型シャトルバスに乗り、黄浦河の下をくぐって、東方明珠塔のそばに出てくるというものだ。僕の記憶では片道30元なので、ちょっと高い気がする。
エコノミー派には渡し舟がある。これは黄浦河遊覧船乗場のあたりから渡し舟に乗るものだが、0.5元だった記憶がある。こちらは時間が来るまで出航せず、また着岸したところから10分程歩かねばならない。
地下鉄やバスだといったん市街地の方へ戻らねばならないので、結局外灘観光随道が一番便利ということになるのだろう。
東方明珠塔を入口から撮影したもの。なにしろ高すぎて、一枚の写真には収まらない。
昼の東方明珠塔
上海市人民英雄紀念塔のそばから撮ったもの夜の東方明珠塔
南京東路寄り
東方明珠塔には展望台が地上350m、263m、90mの3ヶ所ある。このうち、地上350mの展望台はガラス越しの景色しか見ることが出来ない。写真を撮ったてみたら、反射してしまって全然写っていなかった。263mと90mの方は安全のためワイヤーが張られているものの、外気に触れることが出来る。
地上263mから見た外灘 地上90mから見た外灘
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