このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


台湾−11 淡水編



 ニニ八和平公園の次は淡水に行った。公園そばのMRT台大医院駅から淡水駅までは約35分である。
 

< 紅毛城 >
 紅毛城は、淡水を占領していたスペイン人が1629年に築いた城であり、サン・ドミンゴ城と名付けられた。ガイドブックによれば、管理者はその後鄭成功、清朝、イギリス、オーストラリア、アメリカと転々とし、台湾政府に正式に所有権が移転したのは1980年になってからだそうだ。詳細な資料を持っていないので不明だが、大日本帝国が管理していた時期はないのであろうか?
 淡水駅から紅毛城までは中正路を歩いて20分ほどである。中正路は歩行者専用の商店街であり、やたら混雑していた。前日、当社台北オフィスのスタッフに「夕方の紅毛城はきれいですよ。」と薦められて行ってみたのだが、確かに紅毛城から見る夕暮れの淡水河は見応えがあり、素晴らしかった。

紅毛城英国領事館跡


< 馬偕紀念資料館 >

 ジョージ・レスリー・マッカイ(馬偕)牧師は、西洋の近代医学を台湾に導入した人物である。彼の銅像は、淡水駅から紅毛城に行く中正路沿いにある。また、彼が1882年に設立したオックスフォード・カレッジは紅毛城から歩いて5分ほどのところだ。1882年ということは、日本が統治する前のことである。オックスフォードと名付けたということは、彼はおそらくイギリス人であり、紅毛城をイギリスが管理していたのもきっとこの頃だろう。
 僕が行ったのは夕方だったため資料館は既に閉まっており、庭園しか見ることが出来なかったのは残念だ。いかにも西洋風という美しい庭園だった。

ジョージ・レスリー・マッカイ(馬偕)牧師馬偕紀念資料館と庭園


< 渡し舟 >
 淡水駅のそばに、対岸への渡し舟乗り場がある。船から見た淡水河に沈む夕陽というのは絵になるのではないか、と思って渡し舟に乗ってみた。撮影した写真がこれだ。

渡し舟から見た夕陽



 

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