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台湾−16 中正紀念堂(その2)編
16時25分に忠烈祠の衛兵交替を見終わってから、タクシーで中正紀念堂に向かった。下の写真では階段の上の扉が閉じているのがお分かりいただけると思うが、この扉が閉じるのが17時00分である。この瞬間をこの目で見ようと思ったのだ。
忠烈祠から中正紀念堂まではタクシーで10分程度であった。到着してみると、屋根と外壁を修理しているのが見えた。お色直しといったところか。
工事中の中正紀念堂
2003年10月
正面階段は工事中で上れなかったため、別の階段(上の写真の右側)から中正紀念堂の中に入った。去年も内部の見学はしているので、今回はざっと見ただけで蒋介石像のある最上階まで階段で昇った。
蒋介石像を護る衛兵の交替
衛兵の交替は何度見ても面白い。感心してみていると、「ゴォォォォ」という音がする。振り返ってみると、分厚い鉄の扉が閉まるところであった。
鉄の扉が閉まってすぐに中の電気が消え、見学者は外に出される。僕はちょっとねばって下の写真を撮ったりしていたので、2003年10月11日の最後に退場した見学者となった。係員と一緒に階段を下りたので間違いない。
明かりの消えた内部
17時15分頃、中正紀念堂を下りて門のほうに向かって歩いていたところ、スピーカーから突然音楽が流れた。振り返ってみると、広場中央の国旗を下ろしているようである。国旗掲揚ならぬ国旗収納である。早速僕は国旗まで走っていった。あの音楽は、国歌なのかもしれない。
結構速いペースで走ったつもりなのだが、いかんせん広い広場のため、僕が着いたときには国旗は既に下ろされてしまっていた。衛兵が国旗をたたむ姿はある程度儀式ばった感じがしたので、交替時のような歩き方で国旗を持っていくのを期待していたのだが、僕の予想に反して、衛兵は国旗をたたみ終わるとスタスタと普通の歩き方で歩いていった。
皆様にご報告しておきたい。国旗収納はたいして見る価値が無い。
国旗収納
<追記 2005年10月9日>
「国旗掲揚と収納時には、「国旗歌」という歌が流れます。これは国歌とは別の曲です。」というメールをいただきました。ありがとうございます。国旗歌については こちら をどうぞ。
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