このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

韓国−8 昌慶宮編

 宗廟の次に向かったのが昌慶宮である。宗廟と昌慶宮は橋でつながっており、同じ入場券で入ることが出来る。昌慶宮は世界遺産ではない。

 昌慶宮は、当初壽康宮といい、1418年に世宗大王が父親である太宗のための隠居用の御殿として建てたものである。その後1484年に明政殿などが建てられ、昌慶宮に改称された。
 昌慶宮も壬辰倭乱(文禄の役)で全て焼失した。1616年に再建するも、1830年にまたしても大火災にあい、焼失。1834年に再建された。1909年には動物園と植物園が開設され、1911年には日本軍により博物館も開設し、昌慶園と改称して格下げした。その後、韓国政府は1983年から3年間掛けて動物園と博物館を撤去し、朝鮮王宮の姿を復元した。
 ただし、明政殿だけは1616年に再建されて以来、原型通り保存されている。

明政殿

 明政殿は、朝鮮王宮の中でもっとも古い建物であり、国宝にも指定されている。
 韓国の王宮は原則南を向いているが、明政殿だけが東を向いている。写真を撮り忘れたが、弘化門という昌慶宮の入口の門も東向きである。なぜ昌慶宮だけ東向きなのか、という点に関しては不明だそうだ。
 


 

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