このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

南アフリカ−3 レストラン編

 南アに来て3日目、"Carnivore" - Africa's greatest eating experience!-というレストランに連れて行ってもらった。「地球の歩き方」でも紹介されている名店である。ここにメニューを紹介したい。

酒    : アフリカ産ビールと赤ワイン
スープ  : ほうれん草を煮詰めたようなスープ
肉    : キリン、シマウマ、ダチョウ、水牛、鹿、牛、豚、鶏

 一時日本でも流行ったシュラスコと同じシステムで、テーブルの上の旗を倒すまで、肉が次々とやってくる。日本人のあごでは噛むのに疲れるほど硬かったが(特に水牛)、とてもおいしかった。やはり特筆すべきはキリンシマウマであろう。特にこの2つは日本では食べることが出来ないと思われる。
"Hey,Torabane. Would you like to eat something more?"
"Giraffe and Zebra, please."
などと言いながらおかわりを頼んだところ、プログラマー達に"Giraffe Eater"などと呼ばれてしまった。

<Carnivoreのパンフレット>


 
さて、キリンを食べたことを会社にメールで報告したところ、予想以上に大きな反響を巻き起こした。本社から来る業務上メールにも必ずといっていいほどキリンに関するコメントがついていた。
「上記の件に関し、貴地本日中に回答してください。ところで、キリンってどんな味?」
「キリンを食べるほどお元気そうで何よりです。さて、先日問い合わせた以下の件ですが・・・」
「キリンばかり食べてないでちゃんと仕事しろ!」
などである。
 貰ったメールの中で一番面白かったものをここに紹介したい。
「キリンの肉は斑点模様で、シマウマの肉は白黒なんですか?」
 南アのオフィスでこのメールを見たときは思わず吹き出してしまった。あまりにも受けたのでつい英訳して南アの仕事相手にメールを転送したところ、彼らにも非常に受けていた。面白い冗談を言う子だなあ、と思い、僕は以下のように回答した。
「その通り。ちなみに店の脇に牧場があり、注文があったらハンターがその動物を撃ちます。そして注文した人の前でコックがさばいてくれます。キリンの首はさばくのが大変そうでしたが、そこは名人芸、包丁さばきも鮮やかでした。」
 冗談には冗談で返そうと思って打ったメールだったが、以下のような回答がきた。
「虎羽サンのメール、本当ですか?疑っています。」
 疑っているということは、最初のメールは冗談ではなかったのか?
「僕のレポートを疑うとは心外です。この目で見たのだから間違い無い。」
「やっぱり本当なんですね?友達もびっくりしてました!(顔文字)」
 
 帰国後、その女子社員に会ったときに真っ先に問い質され、「すいません、嘘です。」と正直に吐いてしまった。
「信じてたのに、ひどいじゃないですか!友達にどう説明したらいいんですか!」
「まさかその友達が信じていることはないと思うよ。」
と言ったところ、火に油を注ぐ結果となってしまった。
 彼女がこのHPを読まないことを願う。



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