このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

韓国−13 タプコル公園・普信閣編

  昌徳宮の次は徳寿宮に行く予定にしていたが、せっかくなので歩いていくことにした。昌徳宮の入口である敦化門の前から敦化門路、鐘路を歩いていくと、途中に有るのがタプコル公園と普信閣である。


< タプコル公園 >
 タプコル公園は以前パゴダ公園と呼ばれていた。パゴダとは「塔」という意味だが、ハングルでは塔のことを「タプコル」ということから、タプコル公園に改称されたそうだ。なぜ「塔」を意味する公園なのかと言うと、下の写真の大理石で出来た石塔が立っているからである。これは円覚寺址十層石塔というらしく、もちろん国宝である。保存するためにガラスで覆われているが、かなりの大きさである。

円覚寺址十層石塔

 さて、ここタプコル公園は三・一運動の発祥地となった場所としても有名である。タプコル公園には抗日独立運動を記念した碑やレリーフがある。
 三・一運動とは、1919年に朝鮮民衆が日本からの独立を求めて、3月1日に独立宣言を発し、各地で「朝鮮独立万歳」と叫んでデモを決行した事件である。日本の軍隊・警察は徹底的にこれを鎮圧した。
 もちろん独立運動を否定するわけではないが、独立した後にどのような国家を目指したのかが、調べてもよく分からない。李氏朝鮮時代の圧政を回復させるというものではなかったと信じたいところだ。

三・一独立宣言記念塔三・一運動記念レリーフ



<普信閣>
 普信閣はいったん朝鮮戦争で焼失してしまい、現存する鐘楼は1977年に再建されたものである。現在では大晦日などの特別なときに鐘が突かれるとのことだが、今回聞けなかったのは残念である。一度聞いてみたいものだ。


普信閣


 

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