このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

14. ジャニーズに関する考察  


 歴史認識の整理編第二弾はジャニーズである。フォーリーブスも捨てがたいところでは有るが、70年生まれの僕はリアルタイムの映像を記憶していない。僕の世代はやはり「たのきんトリオ」からである。ここではKinki−Kidsまで取り上げたい。

レコ大年デビューレコード大賞&新人賞
80年田原俊彦「 哀愁でいと
田原俊彦「ハッとしてGood」で最優秀新人賞獲得
81年近藤真彦「スニーカーぶるーす」近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」で最優秀新人賞獲得
82年シブがき隊「NAI NAI 16」シブがき隊「100%・・・Soかもね!」で最優秀新人賞獲得
83年The Good−Bye「気まぐれONE WAY BOY」The Good−Bye「気まぐれONE WAY BOY」で最優秀新人賞獲得
84年なしなし
85年なしなし
86年少年隊「仮面舞踏会」少年隊「仮面舞踏会」で最優秀新人賞獲得
87年光GENJI「STAR LIGHT」近藤真彦「愚か者」で大賞獲得
88年男闘呼組「DAYBREAK」光GENJI「パラダイス銀河」で大賞獲得、男闘呼組「DAYBREAK」で最優秀新人賞獲得
89年なしなし
90年忍者「お祭り忍者」忍者「お祭り忍者」で最優秀ポップス新人賞獲得
91年SMAP「Can’t stop!!−Loving」なし
92年なしなし
93年TOKIO「Love You Only」なし
94年V6「Music for the people」なし
95年なしなし
96年なしなし
97年Kinki−Kids「硝子の少年」なし

 表を作成してみて気づいたのだが、デビュー曲にはマイナー調の曲が多い。これは「ちょっと生意気な男の子」という売り出し方をジャニーズが好むからではなかろうか。ただ明朗快活な男の子よりも、ちょっと影の有る生意気な男の子の方が人気が出るのだろう。そのような意味で、歌詞が一番生意気なのは何と言ってもシブガキ隊の「NAI NAI 16」だ。「♪欲しけりゃ今すぐすがりつけ」という強気な台詞を一般男子が言う機会は一生あるまい。ところが、2曲目の「100%・・・Soかもね」では「♪街中を逆立ちしたまま Love Love I Love You 叫んでもいいぜ」と打って変わって弱気な歌詞だ。

 トシチャンには脳天気な明るい歌、マッチは生意気な歌がよく似合う。これは両者の芸風の違いを現しているといえるかもしれない。トシチャンの脳天気な曲と言えば、「ブギ浮ぎI Love You」「君に決定」「NINJIN娘」であろう。余談だが、僕が今までの人生において、カラオケ最高点を叩き出したのが「グッドラックLove」である。僕の生涯で唯一90点を超えた記念すべき曲だ。周囲から不満の声が上がったが、記録は記録として尊重されるべきである。マッチの生意気な曲といえば、「ハイティーン・ブギ」だ。「♪明日こそ お前を幸せにしてやる。」という点がマッチらしい。後期に入って「一番野郎」「大将」とだんだん態度が大きくなり、それが頂点に達するのが「愚か者」であろう。

 ここに挙げた曲はだいたい思い出せるのだが、全然分からないのがThe Good−ByeとSMAPである。SMAPはそれほど期待が掛かっていなかったのだろうか。デビューしてからヒットするのに数年を要したと言う点でジャニーズでは稀有な存在と言えるかもしれない。

 ジャニーズと言えばバック転だ。この表にもバック転可否をつけようと思ったのだが、最近のグループはわからないので止めた。僕の知る範囲では、出来る人=トシチャン、少年隊、光GENJI、出来ない人=マッチ、ヨッチャン、シブがき隊だ。男闘呼組やSMAP、TOKIO等に関しては見たことが無いので分からない。バック転は、運動神経の良さをアピールする一種のステータスと言うことが出来る。ちなみに手をつくのがバック転、手をつかないのがバック宙だ。ジャニーズ以外では、吉川晃司や柳葉敏郎、西山浩司(イモ欽トリオ)がよくバック転やバック宙をやっていた。
 
 なお、この表に中村繁之を入れたかったのだが、資料が無くて分からなかった。ご存知の方、教えてください。

   

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