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35. 狩人解散 



 2007年4月27日、気になるニュースが配信された。

狩人解散、兄はボクサー弟は人材派遣業へ
4月27日9時42分配信 日刊スポーツ

 「あずさ2号」のヒットで知られる兄弟デュオ、狩人が今年限りで解散することが26日、発表された。都内で会見した兄の加藤久仁彦(50)と弟の高道(47)は「狩人という名前があると甘えちゃうので、ソロという厳しい環境でもまれてみようと思う」とソロ転身を決めた。
 2人は長年の夢に挑戦する。久仁彦はボクシング。「実は子どものころから、ボクサーか歌手になりたかった。ジムに通っていたこともあるんです」と、ジムワークを再開。37歳の年齢制限があるためプロにはなれないが、リングに上がる日を目指す。ビジネス界への意欲を持っていた高道は、歌手の人材派遣業に進出する。「人材登録をして、歌う場のない人にその場を提供したい」。
 ラストイヤーを飾るため、夏にはファイナルコンサートを行い、冬にはディナーショーで全国を回る予定だ。当初は昨年のデビュー30周年の節目で解散するつもりだった。しかし、新曲「磐越西線」を作曲した市川昭介氏(享年73)が9月に亡くなったことから、1年延期していた。
 「あずさ2号」から兄弟で走り続けたが、それぞれの夢に向かって旅立つ。

最終更新:4月27日9時42分

  狩人 がこの時期に解散する理由がよく分からない。兄弟喧嘩でもしたのだろうか?年に数回、懐メロ番組に出て、「あずさ2号」を歌う仕事はあるだろう。その仕事を投げ打ってまで取り組みたいのが、兄はボクシングで、弟は人材派遣業である。

 上映中の「ロッキー・ザ・ファイナル」でシルベスター・スタローンが60歳にしてボクサー役を演じているのも驚きだが、狩人兄の50歳にしてボクサーに挑戦も驚きである。狩人兄はこれからハードなトレーニングを積む。当面の目標は片岡鶴太郎といったところか。50歳にして毎日走り、縄跳びをし、サンドバッグを叩き、スパーリングをするという姿勢に敬服する。しかもリングに上がる前には減量だ。後楽園ホールでリングに上がるときには、ぜひ応援に行きたいと思う。相手を倒したら、リングの上で1曲歌ってほしいものだ。

 狩人弟の人材派遣業というのも謎だ。記事を読む限り、経営者になるようだ。ここで疑問点を列挙してみよう。

1. 派遣でも歌いたいという歌手が集まるのか?
2. 派遣登録したいという歌手の面接試験はあるのだろうか?
3. 人材派遣業に仕事を依頼する取引先ができるのか?
4. 派遣登録した歌手の健康保険まで面倒見るのだろうか?
5. 1ステージの派遣料はどの程度を想定しているのだろうか?
6. 見込んだ歌手のヘッドハンティングも視野に入れているのか?
7. 会計は他人に任せ、自分はトップセールスに注力するのか?
8. 社長とCEOのどちらを名乗るのか?
9. 海外進出の野望を抱いているのか?
10. ファンドの投資を仰ぐことも考えているのか?

疑問は尽きないが、ビジネスが成功して上場するようなことになったら、ぜひ株を買ってみたいものだ。



 

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