このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

あとがき
この教材に対する筆者の願い

筆者 伊 奈 彦 定
1935年 東京に生まれた。画家。
戦争のため小学生の時、母の里豊橋へ転居今日に至る。
愛知学芸大学(現教育大学)美術科卒。元小中学校教師。
とよはし市電を愛する会副会長。
著書に画集「豊橋の今昔・市電のある風景」1・2集などがある。

 中学生のために書き下ろした文章です。「人と環境にやさしい都市づくり」は、21世紀の世界の願いでもあり、課題でもあります。20世紀は自動車産業が発達しマイカーの時代の全盛を迎えました。人々の生活は通勤、買い物、旅行など急速に便利になりました。しかし、その反面自動車増加で、排気ガスによる環境汚染や、交通事故の多発、渋滞による時間的経済的損失など多くの問題が生じてきました。
 今、世界でも我が国でも、快適で人間的な都市生活を送るためには、「みんなのための公共交通」が、人々の移動や交流の主役であることの大切さが叫ばれています。新路面電車(LRT)は21世紀の都市動脈として脚光を浴びつつあります。欧米では、新路線の敷設をする都市が続々と出てきました。21世紀を展望するとき日本の将来のために、都市交通の一翼を担う新路面電車について、次世代を創造する青少年に理解を求めたいという願いです。この国語教科書教材は北海道全道を始め群馬、埼玉、千葉、東京、名古屋、沖縄などで中学2年生が学んでいます。とよはし市電を愛する会として、地元豊橋の市民や小中学生にもぜひ紹介したいとの多くの声に応えて冊子にしました。


Top pageへ

とよはし市電を愛する会
www.geocities.jp/toyohasisiden/

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください