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滋賀県




←「ひこにゃん」もだいぶ有名になりました。

滋賀県には海はありませんが県の象徴とも言える琵琶湖が県面積の3分の1を占めています。もちろん琵琶湖は日本一の面積を誇る湖なので滋賀県は海があるようなものです。
琵琶湖
向こう岸が見えないとやっぱり海に見えます、湖の東側は米原・彦根など見どころがたくさんありますが西側は何となく田舎なイメージがあります。渋滞するのも東側です。
道の駅
道の駅にて撮影。琵琶湖を過ぎて北へ向かうと福井県の敦賀、西へ向かうと小浜です。
しばらくは何もない道が続くだろうとここで軽食を頼んでみた。なんかの魚の塩焼きがうまかった。



あまり詳しくない近江の下道を青看を頼りに走り抜ける。地図を見て看板を見て進んでゆくのは昔はよくやったが今はナビが当たり前になってしまい、地図を見る人が減っている気がする。
愛車ヴォクシーにはナビは着いているがグロリアやマーチに乗っていた時代にナビは無かった。地図とにらめっこして時には地元の人に話しかけたりして目的地まで行ったものです。日本地図がだいたい頭に入っているので今では時間と太陽の位置が分かれば方角がわかり、目的地に達することができる。それでも渋滞時の抜け道や付近の施設情報等を知るのにナビは大いに役に立ちます。あまり知られていなかもしれませんが施設情報が細かく載っているナビも少なくない。
目的地の近くにある宿の電話番号やコメント等も載っていたりする(ある程度の都市であることが条件)

↑途中このような乗り物とすれ違った。この人はヘルメットをしてないがこの乗り物はどうやらバイクではなく4輪になるのだそう。この時はゴールデンウィーク中だったのでこうゆう趣味色の強い車両やキャンピングカー等が多く見られた。
こうゆうバイクみたいな乗り物は完全に趣味の領域。自分はいつも車で移動してますが真夏の暑いときにバイクで疾走できたら気持ちいいだろうな。


彦根城

ここは国宝にも数えられ、世界遺産暫定リストにも載っている彦根城。ただ世界遺産の登録に至るにはまだ遠い道のりだとか。
井伊家によって建立された彦根城は江戸が終わり明治の時代になっても藩の役所としても使用された。最近では「ひこにゃん」というキャラクターのおかげで観光客も増えつつあるようだが何の事前知識もなく訪れると面白さは半減するかもしれません。
ちなみにひこにゃんは正当な彦根市民です(証拠はこちら)↓
http://www.city.hikone.shiga.jp/kikakushinkobu/150ht/pdf/hikonyanjyuminhyo.pdf

堀と城郭

決して姫路城や熊本城のように雄大な城なわけではなく、とちらかというとコンパクトな城というイメージが正直なところ。

↑隙間のない見事な石垣です。足をかけるところが少なく、これなら忍者や足軽も登りにくいだろう。実際登ろうとしたが足が痛くなった(サンダルだったし)

それでもここは観光客に配慮した様々なサービスが行きとどいており、とてもいい印象が残っている。なお、城内は武士の一分や大奥などの数々の映画やドラマの撮影で使われており、そういった作品のファンも多く訪れているものと思われる。

けっこう人がいるのが分かると思う。これらの写真の数々が国宝もしくは重要文化財として指定されている。
見ただけではよく分からないがその背景を知ることにより彦根城の楽しみ方も変わってくる。
彦根城は1622年の開場であることから戦国時代ではなく江戸時代になってからの築城であることが分かる。井伊直政が関ヶ原での勲功を讃えられこの地の城主として君臨することになった。
井伊直政についての詳細は こちら (リンク先はWIKIです)

こちらが天守閣からの眺めです。西側は琵琶湖が見渡せるようになっており、北・東・南も高台にあるこの城からは見晴らしがよい。

だいたい1時間から2時間くらいは時間を取って見学するといいかもしれない。驚いたのは右の写真。涼み処と称して霧状の水が散布されていた。
確かにここ最近の夏は異常に暑く、こうゆうサービスがあるとなんだか嬉しくなる、でもあまり顔を近づけすぎるとびしょぬれになるので注意したい。

彦根城を散策した後は腹が減ったので城下町の焼肉屋で夕飯を食べた。基本的に焼き肉は日本全国どこでも食べることができるのでコンビニやマック等と同じように食べたい時に食べることができる。
最近はB級グルメが流行っているので、神奈川でも厚木のシロコロホルモンなどが脚光を浴びており、市を上げて町おこしに努力しているようです。ちなみに私もシロコロ大好きです(^^ゞ


ちょっと幻想的な写真が撮れたので掲載。
ガソリンスタンドと言えば3年前の夏休みにガソリンが高騰してハイオクが190円台になったことがあり、今後の車旅の先行きが不安になったことがある。今は130〜150円くらいで推移しているがそれでも高い気がする。
昔免許を取りたての頃はレギュラーは90円〜100円くらいだったと記憶している。でもこれは随分安かった時の話らしい、さらに言うとその頃は親の車であるNISSANプレサージュを乗り回していた頃。この車は今は珍しいディーゼルエンジンの車でありガソリンは「軽油」で走る。つまり65〜80円くらいで入れていたのだ。
まさに今の半額。感覚的には満タンにして4000円超えると高い!という感覚。
しかも当時は高速が1000円ではなかったので東北全域を全て一般道で回るという暴挙を実行していた。
今となっては懐かしい思い出である。



さて、ここからは山のレポに移ります。


日本百名山:伊吹山


ここは岐阜県と滋賀県の境にある伊吹山。標高はそんなに高くないがれっきとした日本百名山である。

この日は空がとても青く、素晴らしい写真が撮れました。遙か先には琵琶湖を見渡すことが出来、山頂付近まで車で登ることができる。でも本当の山頂を目指すなら駐車場から40分くらい歩いて登る必要がある。

夏休みだったので駐車場はかなり賑わっていた。↑自動販売機も観光地価格だ。
それにしてもここは駐車場までの区間が有料道路となっており3000円も取られる。他のどんな観光地でもこんな3000円も取るところはない。

ここはよく整備された遊歩道があり、花を愛でながら山頂を目指す感じです。

それにしても緑と青のコントラストが素晴らしい。まるで2000メートル級の山に登った時のような空の青さである。

山麓を見降ろすとこのような感じとなる。
左の写真には登山道が写っており、右の写真にはスキー場が写っている。
この辺りは標高は1000メートルちょっとしかありませんが日本で有数の豪雪地帯です。よく名神高速の関ヶ原あたりでは積雪による通行止めが頻繁に起こっている。

労せず山頂に立つことができた。なんだか簡単すぎて百名山に登ったという感覚がない。
こんなに人がいっぱいいる百名山は初めてかもしれない。強いて言うなら後は富士山が人が多いが、あそこはここと違って外人さんがやたら多いイメージがある。



比叡山


ここは滋賀編と京都編のどちらに入れようか最後まで悩みました。でも県別レポのボリューム等を考えてこちらに入れることにしました。実際比叡山へのアプローチも滋賀県大津市からの山道でした。

比叡山ドライブウェイからはご覧のように大津市の前景を見ることができる。晴れていればもっと素晴らしい写真だったと思うがここからはずっと曇天でした。


山頂の近くにはこのようなロープウェイの廃駅があります。私も廃道や廃線を見たり歩いたりするのが好きですが廃駅や廃墟と言ったカテゴリーはまだ未知の世界。広義的な意味合いではこれも考古学の遺跡を発見する喜びと同様のものだと思われる。

特に私のように生まれ育った場所が区画整理や住宅地の造成などで跡形も無くなってしまった経験のある方には共感できるかもしれない。懐かしいものを見て当時を偲ぶという行為は、例えこのように初めて見る光景であっても「懐かしい」と感じてしまう。それは自身の記憶にあるものと無意識に一致させようとしているのではないかと考える。


比叡山延暦寺は天台宗の本山寺院であり、西暦788年の創建と言われる。
1994年にユネスコの世界遺産に登録されたこの地は日本仏教の聖地とも言われている。
西暦788年ってすごい歴史です・・・

左の写真の看板には「修行中のため堂内立ち入り禁止」と書いてありました。
確かに中で何かをやっている雰囲気でしたが物音ひとつ聞こえてきませんどんな修業をしていたのでしょうか。



奥比叡山の方はあまり車もなく、ちょっと高めの有料道路なので閑散としていました。プライベートロードという感じで贅沢なドライブとなりました。真ん中の写真に琵琶湖とのほとりに風車が見えると思いますが、この風車は以前ニュースで赤字風車として取り上げられてました。風があまり吹かず、殆ど回らない風車なんだとか。
右の写真はイズミヤというデパートですがこれは完全に地元のデパートです。旅をしていると色々なところで御当地ものの建物に出会うことができる。
例えばコンビニを例に取ってみよう。いろいろと日本全国を旅しているうちにコンビニの勢力図がなんとなく見えてきました。その地方にしかない独特のコンビニってあるんですよ。

北海道地区限定?(東北でもわずかに存在確認)→セイコーマート
東北地区・信州地区→SAVE ON
九州地区→サンエブリー

ちなみに鹿児島県にはセブンイレブンは1つもありません。


奥比叡山から琵琶湖に向かう際に廃観覧車を見つけました。もっと接近しようかと思いましたがどこからアプローチできるかよくわからず民家もあったので望遠で妥協。
なんだか廃止されてから随分経っているようですが撤去はしないんでしょうか。


滋賀県編はこれで終わりにしようと思います。
滋賀にはまだ行っていない部分も多く、まだまだ開拓の余地アリです。
最後に琵琶湖に注ぐ川の写真でシメようと思います。
ナイスな藻!

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