京都府
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鳴くよウグイス平安京。794年にこの地に平安京ができて以来、天皇の御所が設置されており、多くの方は京都と言えば歴史の町というイメージを抱いていることと思う。
京都は数々の世界遺産・天然記念物・重要文化財・名勝・国宝が点在しており、昔から関東圏に住む中学生の修学旅行の候補地として人気が高い。もちろん修学旅行生以外にも外人さんが多いのも特徴の一つ。
私も最初に京都を訪れたのは中学の修学旅行の時でした。新幹線に乗ったのもこの時が初めてでした。 |
昔の都ということで賑やかなイメージがありますが人口は200万ちょっとと意外と少ない。大阪が800万くらいですのでその差は歴然としている。
京都府の人口については典型的な都市集中型となっており、実に府内全人口の55パーセントが京都市に集中している。東京を除けば全国ナンバーワンの偏りなんだとか。
日本三景 天橋立
日本三景の中でも№1とも言われているここは、見た者を圧倒する不思議な地形が見所。少し高いところから見下ろす方がその凄さを体験できる。
その光景を手軽に楽しむためにまずは南岸側の天橋立ビューランドへと向かう。写真のようにリフトに乗って揺られること5分。
山頂に着くとそこには見事な光景が広がっている。
これが本当に自然の地形なのかと目を疑ってしまうほど美しい。
幅は数メートルから20メートルほどの地峡が対岸まで延々と続いており、その地峡をレンタルサイクル等か徒歩で通行できるようになっている。
若狭湾のリアス式の複雑な地形が生み出した造形美、地質学的に言うとこれは砂嘴(さし)にあたるのかもしれないがここまで絶妙な例は他にはない。
砂嘴と言えば三保ノ松原や江の島、北海道の野付半島等が有名だがこうして実感できる場所は意外と全国でも少ない。
ちなみにこの「股のぞき台」でこのようなスタイルで鑑賞するのが「通」なんだとか。逆さ状態の天橋立もなかなかオツなもんである。
ちなみに写真は全て私ですが、左の写真は2012/11月、中央の写真は2004/4月、右の写真は2007/8月である。
たぶん完全に同じ場所から撮影していると思われる。
日本中を旅してみたいけどどこに行けばいいか分からない、どこかお勧めのスポットはないの?
など、迷っている方はまずは日本三景を回ってみてはどうだろうか。
日本三景
京都府 天橋立
宮城県 松島
広島県 厳島神社 | 新日本三景
北海道 大沼公園
静岡県 三保ノ松原
大分県 耶馬渓 | 私、時宗によるニュー日本三景
長野県 天竜峡
鹿児島県 開聞岳
富山県 黒部峡谷 |
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みなさんも自分だけのマイ日本三景を妄想してみてはどうだろうか?生まれてから今まで行った中で心に残る風景を3つあげるだけで完成します。
ちなみに天橋立は正確に言うと岸から岸へ繋がっているわけではありません。
この橋によって「陸地部分は寸断されている」ということが言いたかった。
レンタルサイクルはなかなかリーズナブルな料金設定であり子供用の自転車もちゃんと揃っている。
徒歩で対岸まで行くと片道50分ということを考えると自転車を借りるのも悪くはない。
ただ、この時は11月で寒かったので私は同行者の了解を得られず泣く泣く辞退しました・・・
自転車や徒歩以外でも遊覧船やモーターボートのような乗り物で周遊観光ができる。
また、対岸にも山の中腹に先ほどのビューランドのような施設があり、私の印象ではビューランドと対岸の施設で客の取り合いをしているような印象を受けた。
次に訪れた際は対岸の方を回ろうと思う。
嵐山
京都市内の西の端に位置する嵐山は清水寺や金閣寺のような知名度はそれほどでもないが、私がおすすめしたい一押し観光スポットのうちの一つである。
なお、時期によってはマイカーの駐車場が少ないので少し離れた場所から歩いてくる必要が出てくる場合もある。少し時間に余裕を持って来るといいかもしれない。
このマップは私が2012年11月に訪れた際の奇跡を記したものであり、緑色の線が行程線となる。赤文字でPと書いてあるところ(清涼寺)に車を停めて時計回りにぐるっと回った感じですが、6キロくらい歩くことになるので2〜3時間は見ておいたほうがいい。
それにしても嵐山と名がつく駅が4つもあるのは驚いた。観光客泣かせのわかりづらさである。
嵐山公園は広大な敷地内の中にある竹林や紅葉を楽しめるスポットであるが、右の写真のようにかなり高低差のある公園なのでお年寄りには不向きかもしれない。
ただ、渡月橋周辺ほど混雑はしていないので紅葉観光目的であれば穴場スポットと言える。
渡月橋より11月に撮影↑ 同じく8月に撮影↓ 山の色が全然違います。そして人の多さも違う。紅葉のシーズンはかなり混雑するので注意です。
右の写真は橋の上から撮影したものだが現橋に沿って橋台が並んでいる。おそらく昔の橋が架かっていた頃の名残りだと思われるが普通の橋台に比べて歪な形をしている。
夏に行った時は項垂れるような暑さのなか猿山に登っていた我々。
嵐山の繁華街に戻った我々は涼を取るためにとある喫茶店に寄った。上の写真はそこで注文した京都らしいデザート。
宇治金時の甘さと抹茶の苦みが大変よく合う。かき氷の氷も普通のかき氷と違いさらさらのパウダースノーようなキメの細かい食感だったのを覚えている。
今まで食べたかき氷の中で一番おいしい。
嵐山にはたくさんの見どころがあります、このような蓮の池もあればトロッコ列車に乗って桂川を楽しむこともできます。京都市の中心から離れた場所にあるのでちょっと静かな雰囲気を味わいたいという方は気に入っていただけると思います。
京都嵯峨野 二尊院
よくテレビに出てるお寺で有名なので知っている人も多いかもしれない。小倉百人一首で名高い小倉山の東麓にあって本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っているため二尊院と言う。正式名称は「小倉山二尊教院華台寺」という。
ここも人口密度は高く、入場料を払うための行列が出来ていた。境内に入るための行列というのは初めての体験かもしれない。
しかし見事な紅葉である。ほかの場所と比べて鮮やかさが違うような気がするが錯覚だろうか?
帰りには抹茶を飲んで帰りましたが、静かな雰囲気でのんびりする場所ではありません。これが平日だったらだいぶ違うのかもしれませんが・・・
春は萌木を楽しみ、夏は苔の緑道を、秋は紅葉を嗜み、冬は見事な雪化粧の参道に息をのむ。
一年を通して人気の二尊院です。嵐山とのセットで観光できるので便利な位置にあるのでオススメです。
清水寺
京都観光において1.2を争う人気を誇る清水寺(キヨミズデラ)。紅葉の時期だからか、すさまじい人口密度だった。
京都に癒しを求めて訪れる人は連休は避けたほうがいいかもしれない。
清水寺の周囲の樹木は楓や銀杏・椛などの色鮮やかなものが多いので紅葉スポットとしても是非オススメしたい。
ただ、一般者向けの駐車場が少なく、連休は近くのコインパーキングに停めるしかないかもしれない。
非常に高額な駐車料金なのであまりおすすめはしませんが・・
東映太秦映画村
ここも有名観光スポットのひとつで、修学旅行生なども多い。
映画撮影ロケ地としても有名で、水戸黄門などの著名な時代劇もここで撮影が行われている。
入口付近は明治時代を意識した作りになっており、懐かしさを感じるエリアとなっている。その時代を生きていたわけではないがなんだか安心する光景だった。
もちろん江戸の町並みも完全に再現されている。周囲に高いビルがないのでこの素晴らしい景観が維持できている。
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また、意外なことに建物の中には自由に入ることができ撮影も自由。
民家や商人の家、銭湯や呉服屋などバラエティーに富んでおり、私も遠慮なく撮影させていただいた。
左の画像にマウスカーソルを乗せると画像が変化します。 |
この映画村で人気のスポットがこれ。扮装写真館といい、5分くらいで簡単に着替えられて写真を撮ってもらえる。かなり値段が高い気がするが、すぐに終わるのと20種類以上もの扮装パターンがあって選ぶのもまた楽しい。せっかく来たので私も「股旅姿」になって写真を撮ってもらいました。
火消し衆の「め組」や、歌舞伎座などもあり当時の文化を学ぶことができます。歌舞伎座では本当に演舞も行われており定期的に公演している。
忍者屋敷やからくり屋敷なんかもあり、有料でしたがこれはこれで新鮮で面白い。
特に錯覚を利用したアトラクションは平衡感覚が失われ、少し気持ち悪くなるほどでした。
これは当時の先頭のようです。本当に建物の中まで細かく造られており、小物なんかも本当にリアル。ちゃんと番台に座ることもできました(笑)
お次はちょっと誤解しないでいただきたい写真を公開する
焼き肉小倉優子です。最近神奈川県にも進出しました、相模原の駅の近くに去年オープンしました。
店内は完全に小倉ゆうこりんワールドとなっており、店員の喋り方も語尾に「〜りんこ」をつけるなど徹底した教育が施されているのが見て取れる。写真のようにコーラ一つを取って見ても容器にもこだわりが感じられる。
店内にいる間終始照れくさかったのは言うまでもない。
ここからは京都市内の観光に移る。
修学旅行等で来たことがある方も多いだろうが、世界遺産も含まれるのであえてここも紹介しておきたいと思う。
京都市内のとあるホテルにて
ホテルのからの眺め。近代的なビルと昔ながらの住宅や寺の見事な融合。
歴史ある町ではこのようなアンバランスな光景が特徴である。
JR東海の謳い文句であるこの標語。京都は鉄道を使って行く場合どこからでもアクセスしやすい。
北陸からも関東からも西日本からもどこからでも京都にはつながっている。新幹線も止まります。
二条城(世界遺産)
世界遺産二条城。この重厚な門構えと見事な日本庭園、重要文化財に指定されている展示品の数々。
外人さんがやたらと多いのも世界遺産たる光景です。
これだけの広い庭園を維持するのはどれだけの労力が必要なんだろうか。
こうゆう観光地に入場料がかかるのも納得です。
ただ、こうゆう場所は同じような光景で次第に飽きてくるという方も多いと思う。
そうゆう場合はここが昔どのような場所だったのかを事前に調べて理解しておくとより深い感動を得ることができ時代考察を巡らせるのも面白いかもしれない。二条城の歴史についてはあえて触れないことにする。
嵐山モンキーパーク
嵐山にあるサル山に登ってみました。と言っても標高は150メートルくらいしかありません。
中央の写真には猿に囲まれている私が写っていると思うが、この山には多くの猿が放し飼いにされており少々の危険は覚悟しなければならない。
決して食べ物を手に持ったまま登山してはいけない。
あいにくの曇り空
猿山の頂上から見下ろす京都市内。
京都はとても1日では回りきれませんが、それぞれの見所同士はそんなに遠くないので何かのついでに数箇所だけ寄ることも十分可能です。
子供の猿もたくさんいるので可愛いのがお好きなら山頂の小屋のさらに奥に行ってみるといいと思う。
多くの人は山頂まで行くとそのまま降りてしまうと思うが、小屋の裏側は結構穴場かもしれない。
ただ、あまり子供の猿に近づきすぎると親猿が襲ってきそうで結構怖い。
←猿って泳げたんですね、初めて知りました。
さて、京都編はここまでとします。金閣寺や清水寺さらにはSL広場など市内も見どころが満載ですが何故か写真が残ってません。そのうちまた行きそうなのでその時に追加・修正等したいと思います。
最後に日本三景で撮影した夕陽でシメます。