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はじめに

これから韓国編をお読みになる方へ

私の人生の中でこれほどショックを受けたことはなかった。
韓国は沖縄に行くよりもずっと近いし、なんとなくお隣の国というだけであまり日本と変わらないという印象が拭えなかった。
確かに人間の容姿や景色などはあまり日本と変わらない。表面的には日本と韓国は同じ要素が多く、普通に韓国旅行に出かけると新鮮な発見もなく終わることもあるのではないだろうか。

近年の韓流ブームや韓国人歌手などの活躍にみる日韓の関係は良好のようにも思えるが、ひとたび領土問題や歴史問題に目を向けると日韓関係はあっという間に築き上げてきたものが脆くも崩壊してしまう。民間の間の日韓関係は良好と言えるかもしれないが日韓両政府の観点で見るとお互いは切っても切れない関係にあるが決して仲良く共に歩むと言う事は望んでいながらも実現することはほぼ不可能に近い事がよくわかる。バラエティー番組を見ていればあまり感じられないがニュースの外交問題等を見ているとそれがよく分かる。

この韓国編を書くにあたって、私はどのような観点から大韓民国と言う国家を描こうか非常に迷っていた。
日本国民として、または両国の立場に立って、もしくは韓国側の視点から見て等、いろいろ模索したが結局行きついた結論は
「私、時宗が自分の目で生で見てきて思った素直な感想」
をモットーとして書くことに決めました。

時には政治的イデオロギーに抵触するような文章や、私の無知故に正しく認識できていない部分も見られるかもしれない。
もしそうだとしても私が思ったことなので決して嘘ではない。
自国と他国、近いようで遠く、関係良好に見えて疎遠。その逆もしかり。

初めての渡韓では気付かなかった日本と韓国の間に存在する大きな溝、そして本当の歴史。
日本人が思っているほど韓国とは仲が良くないという認めたくない現実。
ツアーの旅行では決して感じることのできない現地人の感情を私は韓国各地で感じてきました。

韓国編では観光はもちろん、文化・食事・コミュニケーション・歴史・地域色をメインに紹介していきます。
イメージとしては都道府県別レポートとあまり変わらないかもしれませんが、時折話がかなり脱線すると思われます・・・
それは、日本と違いその写真の場所で感じることや、考えさせられることがあまりにも多いということが理由となる。

それでは究極の非日常世界、大韓民国周遊記をゆっくりとお楽しみください。

時宗孝一

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KOREA REPORT

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